
予定がない天気の良い日曜日。

(骨董市をやっていた。)

(これです。)

(カッコいい。)
車の横に白洲次郎の写真入りタペストリーが掛かっている。

(母屋全景。)

(奥に見えるのがレストラン。)
散歩にでも行こうかとかみさんと話し、折角なら目的を持って歩こうとなった。
で、候補に挙がった行き先が武相荘。
武相荘とは、戦後に吉田茂の側近として活躍した白洲次郎と奥さんの正子が住んでいた旧邸宅で、現在は資料館として一般開放されている。
小田急線鶴川駅から徒歩20分の高台にあり、武蔵と相模の境にある立地から「無愛想」と掛けて白洲自身が武相荘と命名したそうだ。
かみさんは邸内のレストランに来たことがあるそうだけど、自分は初。

(骨董市をやっていた。)
散歩がてら武相荘に到着。
入場料は1,500円のところ、この日は骨董市が開催されていたので1,000円に割り引かれていた。
ラッキー。
骨董品を眺めつつ一際目立つクラシックカーに目が留まる。

(これです。)
白洲次郎は車好きだったそうで、当時ランドローバーやポルシェ911を乗り回していたそうだ。

(カッコいい。)
車の横に白洲次郎の写真入りタペストリーが掛かっている。
白Tにジーンス(リーバイスかな)のラフな姿がカッコいい。
スーツ姿の写真を見てもダンディだ。

(母屋全景。)
手前の離れがレストランになっていて待ちが出ている。
お茶でもするかと思っていたのを見送り、資料館になっている母屋に向う。

(横から見た母屋。)

(横から見た母屋。)
緑に囲まれた茅葺き屋根が良い。
中に入ると土間が床張りに改装されて革張りのソファーが置かれたリビングになっている。
置かれている調度品もセンスの良さを感じるな。

(奥に見えるのがレストラン。)
写真や手紙などが展示されていてゆっくり眺めつつ部屋を周る。
和室から囲炉裏がある元々の居間を通り、最奥の間には正子が着ていたイヴ・サンローランのスーツが飾られていた。
ピンストライプが入ったグレーのスーツは全く古さを感じない。
今でも着れそうだ。
夫婦揃ってお洒落だったのだな。

(茅葺き屋根です。)
母屋内や展示されている調度品を観ると、和洋が良い塩梅に折衷していて、綺羅びやかではないけれど、とても豊かな暮らしだったように思える。

(茅葺き屋根です。)
母屋内や展示されている調度品を観ると、和洋が良い塩梅に折衷していて、綺羅びやかではないけれど、とても豊かな暮らしだったように思える。
西洋文化に阿るのではなく、自分のものとして暮らしに取り込んでいたのだろうと想像できる。
写真で洋服の着こなしを見ただけでもそれが分かる。
こんなイケオジになりたいもんだ。

(正面には竹林。)

(正面には竹林。)
母屋の縁側の正面には竹林がある。
周りを木々に囲まれた高台で旧家を当時の様式でモダナイズした風情ある暮らしは、現代人からしても羨ましくある。
松山城下町の観光でも感じたけれど、和の文化って良いな。
日本に生まれて良かったと最近しみじみと思うのよ。
帰りに鶴川駅前のスタバでお茶して帰りました。
🌲
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