釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】温室育ちと野生の違いを思い知る (2024/06/15 鮎友釣り 笹子川・葛野川)

2024-06-28 05:58:00 | 釣り
解禁日から2週間後の鮎釣り釣行。
前回同様にMさんに家まで来ていただいて、愛車レヴォーグで大月の笹子川に向かう。

今回もN会長が先入りしているところに合流する予定。
その前に、我々は大月インターを降りた先のファミマでSさんと待ち合わせをする段取り。

SさんはJOFI神奈川の役員。
鮎チームにも参加していて、明日(6月16日)の道志川の解禁に前日入りしているチームに合流するため午後には道志へ向かうとのこと。
解禁日に賭ける鮎釣り師の情熱は凄いね。

しかし、中央高速を移動中にN会長からベストを忘れて取りに戻ったとのメールが入る。
すると、現着は我々が先行だな。


(誰もおらんぞ。)

大月まで1時間ほどで到着。
Sさんと合流して人数分のオトリ鮎を購入。
忘れずに写真を持って来た自分は年券を買いましたよ。

笹子川へ行ってみると釣り人がいない。
解禁日は入る隙間を探すのが大変だったのにえらい違いだ。

Sさんが電話で現地入りしているチーム仲間に確認すると、笹子川は釣れていないから別の支流に行っているそうだ。

放流で何万匹も入るから釣り尽くされてはいないのだろうけれど、鮎はどこかに散ってしまったのだろうか。


(とりあえず入ってみる。)

N会長も合流して、とりあえず竿を出してみるかと笹子川に入る。

場所は選び放題なので1級ポイントにMさん。
次点の上流に自分、N会長とSさんは更に上流に陣取る。


(独占状態。)

鮎はある程度水温がある方が活性が上がるから、日が昇って暖かくなる頃からが狙い目か。

前回解禁日での修行である程度感覚を掴めたんで、鮎がいそうなポイントにオトリを誘導してみる。

オトリ鮎がそれらしい動きを見せ、来るか、来るかとラインの目印に集中、手感度のアタリも逃さんぞと竿を握りしめる。

でも、音沙汰なし。

あちこちへオトリを泳がせ、いれば来そうなものだけど気配なし。

7:30〜9:00過ぎまでやったもののゼロ。
1級ポイントのMさんは5匹を揚げてトップの釣果。
Sさんもゼロ、N会長でも数匹という状況じゃダメだとなり場所移動を決断。

Sさんの案内で同じ桂川水系の支流である葛野川へ向かう。


(葛野川。)

葛野川は笹子川から車で10分ちょい。
川幅があり、川原に広い駐車スペースがあって鮎釣りの川という雰囲気。

こちらには鮎釣り師がちらほら入っているので笹子川より状況が良さそうだ。

10:00頃に川に入り、集合時間を12:00に決めてそれぞれ分かれて釣り場へ。


(ここには釣り人がいた。)

一人で下流側の釣り場に入って釣りを開始したものの反応がない。

そもそもポイントが良く分からないから、それらしい所にオトリを誘導しても無反応。

川上や川下の釣り師が揚げているのが見えるから鮎はいるのだろう。

N会長が川相が良いと言っていたんで期待するものの、いかんせん技量が足らんか。

12:00までやってゼロ。


(午後の場所。)

昼まででN会長とSさんは15匹ほど釣ったとのこと。
さすがだ。

Mさんも数匹揚げたそうだからゼロは自分だけだ。
マジか。

昼食休憩後に所用のため帰るN会長からオトリ用に野鮎を2匹いただき、午前中にN会長が入っていた場所を引き継いだ。

葛野川で経験があるSさんによると、ここは午後から夕方が良いそうだ。

野鮎をいただいたし、午後から頑張りますよ。


(川下にはMさん。)

試合再開。

追星(エラ横に出る黄色い斑点)がある野鮎をオトリにして川に放つと養殖オトリとは泳ぎが違う。

元気に川下から川上に泳がせると、スッと対岸側の駆け上がりに向かっていく。

手元に振動を感じる活発な反応があったかと思うとビンビン来るアタリに発展。
掛かったよ!

落ち着いて浮かせて十分に引き寄せてから抜き上げ、無事にタモでキャッチした。


(いきなりゲット。)

開始早々に型を見た。

やっぱり野鮎の効果は絶大だ。
仕事してくれるよ。

釣った野鮎をオトリにし、循環のサイクルに乗るとこれまでが嘘のように鮎が掛かる。

友釣りはいかに早く養殖オトリで1匹目を釣るかが勝負なんだな。


(川上へ釣り上がる。)

浅いトロ場は型が小さく、流れがある瀬は型が良い。
当然型が良い方が泳力があるから勝負も早い。

「上飛ばし」と言われる釣り方で鮎を上流側に泳がせつつ自分も着いて行く。
少しずつポイントを変えて釣り上がって順調に掛けていく。

午前のモヤモヤはどこへやら、楽しいぞ。


(型良いぞ。)

野鮎を手にしたことでこうも展開が変わるか。

下流に入るMさんも順調に釣っているようだ。

14:00頃には道志川の解禁に前日入りしているチームに合流するためSさんが先に陸にあがる。


(良い環境です。)

16:00までを目処にMさんと2人で修行を続ける。
釣れる時に釣らないとね。

涼風に吹かれて清流の中に立ち込み、周りからはウグイスなどの鳥の鳴き声が聞こえる。
釣果が揚がっていると伸び伸びとこの環境を楽しめる。

癒やされるね。


(本日の鮎。)

動ける範囲にいる鮎を釣り切ったか反応がなくなったところで16:00、納竿した。

結果は8匹。

最後に竿を上げたら思いがけず10cmくらいの鮎が掛かっていてタモを出す間もなくバラした。
最後の最後が締まらんね。

初心者鮎釣り師として午後の3時間での釣果としては及第点ではないかな。

これも野鮎をいただければこその結果だろう。
N会長に感謝、感謝。

友釣りは最初の1匹が鍵を握ることが身に沁みて分かった。

次は自力で養殖オトリから野鮎を揚げて循環サイクルに乗れるようにしたいな。


・鮎 : 8


🐟

【釣】釣行前記 (2024/06/15 笹子川・葛野川)

2024-06-24 05:43:00 | 釣り
6月9日(日)はJOFI神奈川の年次総会があり、役員以外のメンバーも集まって今年度の運営計画が承認された。

総会の後は懇親会。

総会終了時点から、解禁をご一緒いたN会長とMさん、更に5年前に経験してどっぷり鮎の沼にハマった役員のSさんも加わって友釣りトークに花が咲く。

懇親会でも同じテーブルを囲んで鮎トークが続き、7月に岐阜への合宿、8月に岩手へ遠征と、楽しみな鮎釣行の計画で盛り上がる。

その前に今週末に行くか?
との話になり、解禁日と同じ笹子川へ行くことになった。

前回同様にN会長が先入りしているところに自分とMさんが合流する計画。

今回は日帰り釣行だけど、写真持参で年券を購入しますよ。
通っちゃうつもりですよ。

7月の鮎釣り教室の前に更なるレベルアップを果たしますぜ。


🐟

【食】鮎の唐揚げ

2024-06-21 05:55:00 | 釣魚料理
解禁日の鮎友釣り修行釣行の釣果は11匹。

今年の釣り目標の1つ「鮎を5匹以上釣る」は解禁初日で達成となった。
5匹はちょっと慎重過ぎた目標だったかな。

笹子川の鮎は美味しいと評判らしく、この時期の小振りサイズなら唐揚げか良いと教わった。


(追星が鮮やか。)

下ごしらえは、氷締めした鮎のエラと内臓を取って洗うだけ。
ウロコ取りの必要ないから楽ちんね。

手にした時のヌメリと香りが違う。
鮎はキュウリウオ目だけあって爽やかなキュウリやスイカのような香りがするぞ。

片栗粉を纏わせて2度揚げする。


(カラッと揚がりました。)

鮎の唐揚げ。

頭から丸ごと齧り付くと外サク・中フワで爽やかな香りが鼻に抜ける。

去年釣った中津川の鮎とは全然違う。
これは旨い。

普段川魚は食べないけれど、家族の評判良し。
いくらでも食べられちゃうよ。


(アップで。)

鮎は解禁日だからこのサイズでこれから月を追うごとに成長する。
定番の塩焼きにありつけるのは7月以降かな。

笹子川へまた釣りに行かねばなるまい。


🐟

【釣】解禁日に今年の目標を達成する (2024/06/01、02 鮎友釣り 笹子川)

2024-06-17 05:42:00 | 釣り
JOFI神奈川のN会長のお誘いを受け、鮎の解禁日に山梨県大月市の笹子川へ友釣り修行。

共に教わるMさんに自宅まで来て貰い、愛車レヴォーグで大月へ向かう。

自宅から1時間20分ほどで到着。
前回釣り教室があった三崎港へ行くのと所要時間が変わらないじゃないの。

大月インターを降り、オトリ小屋井上さんで遊漁券を購入。
日券は2,500円、年券は10,000円也。


(こちらです。)

2日分だと5,000円だから年間4日以上釣りをするなら年券を購入するのが断然お得。

しかし、写真を忘れちゃったんで日券を買った。
(年券には写真を貼るので証明写真が必要なんです。)


(待ち合わせ場所。)

天気は晴れ。
夏日になるくらいの晴天だ。

現場は昨晩の雨で濁りがあったものの、7時頃には解消したと前日入りしていたN会長からメールが入っている。

待ち合わせ場所でN会長の車を見付けて合流。
車をずらして隙間に駐車させて貰う。

解禁日には前日入りの人達で駐車スペースも釣りスペースも確保されているから、既に好ポイントは埋まっている。

暫し待つと少し上流のポイントが空いたので装備を整え、オトリをいただき、Mさんと川に入る。


(上流にMさん。)

朝に濁りがあったそうだけど今は回復している。
水量は少し多いのかもしれない。

川に立ち込みセッティング開始。

竿はDAIWAのAVANCER早瀬抜8.5m。
この日のために購入しましたよ。


(こちら。ブンブンで50%オフでした。)

川幅が狭いので8.5mでは持て余しちゃうけど仕方がない。
この幅なら7mで良いくらいかな。
持ってないけど。

引き舟からタモへオトリ鮎を出し、優しく目元を隠すように掴んで鼻カンを通す。
逆さバリを尻ビレの根元に打ってオトリを川に放つ。

ここまで淀みない手際。

やるじゃん。


(こちらのポイント。)

オトリはN会長が釣った野鮎だから養殖と違って活きが良い。

川に入れて竿を構えると勝手に良さげなポイントに泳いでくれる。

すると、直ぐさま小さなアタリ。

竿を立てると10cmほどの可愛いおチビ鮎が掛針りに掛かっている。

慌てて引き抜いてタモでキャッチし損ない、後ろに逸らしたのが戻って来たところを収める。

ダメじゃん。

あまりに小さいんで記念すべき1匹目だけどリリース。
オトリには続投して貰う。

川に立ち込んだまま長竿を担ぎ、前に回したタモの中でオトリ替えやハリ交換の作業をする。
スマフォを防水ビニール袋に入れてベストの内ポケットに入れているものの、取り出して撮影する余裕がない。

つまり、釣果の写真は撮れない。
落ち着いた時に撮る風景写真のみになっちゃう。
上達すれば撮影する余裕が持てるかな。


(風景写真。)

その後、型は小さいものの鮎を掛け、オトリを循環するサイクルに乗る。

今年の釣り目標は「鮎を5匹釣る」だったけれど、ものの2時間で達成。

さすがは解禁初日。
初心者でも釣れますよ。

ここからは課題を持って修行。
オトリ鮎を思い通りに誘導するために試行錯誤を繰り返す。

基本的に鮎はライン操作と逆の動きをするそうだ。
鮎を底に潜らせたければラインを立てて、川上に進めたければ「オバセ」と言うラインに弛みを持たせて水の抵抗を増やすと川下に引かれるから鮎は逆らって川上に泳ぐ。
竿の角度、ラインの張り具合いによっても鮎の動きが変わる。

直接仕掛けを操作してポイントに入れるのと違って鮎を挟むからままならないけれど、だからこその奥深さと楽しさがあるのだろう。


(景色も良いな。)

14:00まで4時間立ち込み8匹を揚げる。
取り込みでバラしが3匹。
どうしても掛かると慌てちゃうな。

お昼を取ってから再開。

今度はN会長が直ぐ近くに入ってお手本を見せてくれながらアドバイスをくれる。
疑問点にその場で答えが貰えるから勉強になりますよ。

16:00にあがったところで11匹。

N会長の鮎釣りチームのSさんも合流して4人で温泉に行って、スーパーで酒と食材を購入して酒盛り。

鮎釣り談義はそこそこにオヤジトークで盛り上がる。
プチキャンプのようで久し振りにアウトドアでの飲食は旨いね。


(酒盛り中。)

雨がポツポツ降って来て、夜中にはザアザア降りになった。
車中泊では屋根を叩く雨音がうるさくて良く寝れなかった。

翌朝、雨は止んだものの、川を見ると濁りと増水で釣りどころじゃない。


(カフェオレのような色だ。)

10時まで待ってやっと水量が減り、水が笹濁り程度になったところで川に入る。

それでも流れが急でトロ場しか釣りにならない。

1時間やって1匹掛けたものの取り込みでバラす体たらく。
最後が締まらんね。

予定どおり高速が渋滞する前の13:00に引きあげた。


(降られなくて良かったけど。)

2日間の鮎釣行は大人の遠足と言う感じで船釣りとは違う楽しさだ。

数を釣ったことで頭で理解していた友釣りの基本を体得出来た気がする。
誘っていただいたN会長に感謝だ。

それでも技量的にはまだヨチヨチ。
また修行に来よう。


・鮎   : 11
・ヤマメ : 1(リリース)
・ウグイ : 1(リリース)

🐟

【釣】釣行前記 (2024/06/01 笹子川)

2024-06-14 05:54:00 | 釣り
昨年、JOFI神奈川の鮎釣り部会の要員不足から、友釣りを教わってにわか鮎釣り師として友釣り体験教室を支援した。

自分で2匹を釣ったものの友釣りはまだまだ分からないことだらけだ。

長竿の扱いに戸惑い、オトリの交換に時間が掛かり、ポイントも良く分からない、オトリ鮎を思うように誘導できない。
要は圧倒的に経験値が足らんのですよ。

JOFI神奈川のトップで鮎部会の会長でもあるNさんは、トーナメンターであり鮎釣りチームを主催しているその道60年の大ベテラン。

「釣れる時に釣れるところで数を釣らないと上達しないよ」

と、その御大が解禁日の6月1日(土)に山梨の笹子川に行くから一緒に行こうと誘ってくださった。

一も二もなくその話に乗り、一緒に海釣り部会から駆り出されているMさんと共に解禁日に同行することにした。

予定ではN会長がチームのお仲間と前日入りして場所を確保、解禁日早朝から鮎を釣る。
1日(土)に我々が後から合流して、N会長が釣った鮎をオトリとして貰い実地指導もいただく。

夕方にあがり、温泉に行ってから河原で夕飯と酒盛りして車中泊。
翌日も朝から竿を出して中央道が渋滞する前の昼頃には引き揚げる。

海釣りと異なる釣りだけではない釣行計画にウキウキするな。

気になるのは台風1号がどの程度影響するかだけど、予報では降っても夜にパラパラ程度なんで釣りはできるでしょう。

友釣り修行の鮎釣行に行ってきます。


🐟