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【感】アカメフグのカットウ釣りを考える

2015-11-02 22:25:00 | 釣り
10/31の野毛屋さんでのアカメフグ釣行ではかろうじて本命を1匹、29cmのそこそこの型をあげることができた。
(それがこいつ。貴重なアーちゃんです。)

前日に予習した「釣りビジョン」でのアカメフグの釣り方は、

(1)カットウが着底したら竿先を目線の高さに調整する。

(2)竿先を50cmくらい誘い上げる。強く鋭くはダメ。

(3)誘い上げたトップ位置でしっかり静止させる。

(3)そこから蟻が歩くくらいのスピードでゆっくりゆっく~り誘い下げる。
※ここでアタリがあってもアワセない。(アワセてもカットウの針先が下を向いているから掛からない。)

(4)着底したらゼロテンションで2~3秒待ってから再度誘いの動作へ。
※宙でアタリがあったらテンションを抜いてから次の誘いの動作で掛ける。掛けようとアワセてはダメ。

のとおりだった。

健船長は、釣り方はショウサイと同じとアナウンスしてたけど、個人的には誘い下げのスピードが違うのでは、と考えていた。

アカメはショウサイより型が良くなるし、スタイルもでっぷりしてるから、遊泳力が劣るはず。
水中映像で見るショウサイって思ったより泳ぎが早いんだよね。

だから、誘い下げのスピードが早くて誘い上げまでのピッチが短いと、良型のアカメはエサの動きに着いてこれないのではないかと思う。

去年初めてショウサイフグ釣りをした時には、先のアカメの釣り方を実践した。
船中でアカメは何匹かあがってたけど皆20cmクラス。30~40cmクラスを3匹揃えたのは自分だけだった。良型アカメと手が合ってたんだと思う。

人と何が違っていたかと言うと、明らかに誘い下げのスピード。蟻が歩く、を意識してゆっく~りしてたからね。
(その時のアーちゃん達。この写真を使うの3度目かな。)

今回の釣行では、自分の誘い1回に対して左隣の方の誘いは2回のピッチで倍の早さだった。
その方は早々にアカメをあげたけど20cmクラスで、他にショウサイとサバフグも釣っていたので、数では上をいかれたけど型では優ることができた。
船中でキロクラスをあげた方の誘い下げは皆ゆっくりだった気がする。

誘い下げのスピードを遅くすればするほど大型を狙え、逆に、誘いの回数が多いほどアピールになり掛けるチャンスも増えるから小型の数が出る。
誘い下げのスピード次第で、型か、数か、が変わるのではなかろうか。

実践での検証が足りてないから仮説の域だけど、そんな気がしてるんだよね。


前に色んな集器がフグに効くかを試そうと考えてたけど、今回、さすがにアカメで試す勇気はなかったな。
また今度、数匹確保して安心できたらチャレンジしてみよう。


【後記】

この件の検証結果はこちらに。

「アカメフグのカットウ釣りを確信する」



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