豊泉綾乃(とよいずみ・あやの)さんの絵画は一見抽象的作風に見えます。モチーフは日常の一断面、身体の一部をイメージしたシリーズを展開しています。「日常(白いシャツ)」や「日常)青いスカート」などは、水彩で描かれた豊かな筆触で、われわれが日ごろ目にしている光景の不確かさ、曖昧さの中にイメージの広がりをつくりだしています。
新作ではモノクロのトーンで自家用車内のイメージも。水彩のもつにじみなどもイメージの膨らみに効果的に作用しています。ドイツのリヒターは写真を使って逆にピントがあいまいな絵画をイメージ化しました。今後の展開が楽しみな作家の一人です。
●「新世代への視点」からギャラリーなつかの個展
新作ではモノクロのトーンで自家用車内のイメージも。水彩のもつにじみなどもイメージの膨らみに効果的に作用しています。ドイツのリヒターは写真を使って逆にピントがあいまいな絵画をイメージ化しました。今後の展開が楽しみな作家の一人です。
●「新世代への視点」からギャラリーなつかの個展