今年は日本美術も平安時代から江戸時代と幅広い展覧会が開催されます。4月から「写楽」展(東京国立博物館)では、役者絵で名をはせた写楽作品のほとんどすべての作品が一堂に。3月には「法然 生涯と美術」(京都国立博物館)法然上人八百回忌の特別展覧会ということで法然上人にまつわるゆかりの絵図など貴重な作品を網羅。仏像女子という言葉も生まれるほど若い人も仏像に癒しを求める人が多くなっているようですが、7月から開催の「空海と密教美術」展(東京国立博物館)、「運慶ー中世密教と鎌倉幕府」も仏教美術ファンなら見逃せない内容となっています。
・掲載作品は、尾形光琳 国宝「燕子花図」(かきつばたず)江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
日本絵画史上有数の名品であり、現代でも斬新なデザイン性を感じさせます。この作品は光琳が伊勢物語の「八橋」の場面を題材に、六曲一双の金地の屏風に、群生するカキツバタのみで構成する構図で描きました。その10年後、同じテーマで屏風絵を制作します。それがニューヨーク、メトロポリタン美術館に収蔵されている「八橋図」です。この作品では、八橋をイメージする橋をモチーフとともにカキツバタが描かれています。光琳の画風展開にどのような心情の変化があったのでしょうか。
この両大作が再会する展覧会がこの春、根津美術館で実現します。
◆KORIN展「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」/4月16日~5月15日/根津美術館
・掲載作品は、尾形光琳 国宝「燕子花図」(かきつばたず)江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
日本絵画史上有数の名品であり、現代でも斬新なデザイン性を感じさせます。この作品は光琳が伊勢物語の「八橋」の場面を題材に、六曲一双の金地の屏風に、群生するカキツバタのみで構成する構図で描きました。その10年後、同じテーマで屏風絵を制作します。それがニューヨーク、メトロポリタン美術館に収蔵されている「八橋図」です。この作品では、八橋をイメージする橋をモチーフとともにカキツバタが描かれています。光琳の画風展開にどのような心情の変化があったのでしょうか。
この両大作が再会する展覧会がこの春、根津美術館で実現します。
◆KORIN展「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」/4月16日~5月15日/根津美術館