海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー

地球上の7割を占める海。海の大半は深海。深海生物、潜水調査船など素晴らしい深海の秘蔵画像を紹介。奇抜・奇妙な姿に驚愕!!

インドネシアのシーラカンス

2010年02月07日 | 日記
1997年に南アフリカから遠く離れたインドネシアのマナドでもシーラカンスが発見された。 アメリカ人の海洋生物学者が新婚旅行で発見したものだ。最初に市場で見つけたのは若奥さんだった。青いヒレをもつ大きな姿の魚に驚いて夫に伝えたのだ。

シーラカンス

2010年02月07日 | 日記
生きた化石と呼ばれるシーラカンスは特別な生きものだ。 1938年に南アフリカで発見され、二匹目が発見されたのは14年後であった。 こうしてシーラカンスの発見は二十世紀海洋生物の二大発見の一つとされている。 もう一つの発見は熱水噴出孔生物の発見である。

コウモリダコの守りの姿勢

2010年02月07日 | 日記
捕食者から逃れるために酸素の薄い層に生息するコウモリダコ、それでも捕食者が近づくとクルーと身体をひっくり返してパイナップルのような姿勢をとります。黒く身体を覆うとコウモリダコが見つけられなくなって逃げられるのです。

ロシアの「ミール」は双子の潜水船

2010年02月06日 | 日記
ロシアの科学アカデミー所属の潜水調査船「ミール」は「ミールⅠ」と「ミールⅡ」の双子の潜水調査船で、一隻の支援母船から2隻の深海潜水調査船を同時に潜航させることができる。 これまでのハリウッド映画では一隻にカメラを乗せて、一隻は照明係と役割分担して素晴らしい映像を撮影している。

VICTOR6000深海ロボット

2010年02月06日 | 日記
IFREMER海洋研究所の深海ロボットは水深6000mまで潜航できるので、あらかじめ有人潜水調査船のノチールが潜航して良い成果を上げるような海域を調査している。事前に無人探査機が調査して絞り込んだ調査地点を運航費用の高い潜水調査船が潜航するのが通常のオペレーションだ。

IFREMERの深海ロボット

2010年02月06日 | 日記
フランスのIFREMER海洋研究所には無人探査機のVICTORがある。水深6000mまで潜航できるので有人潜水調査船のNAUTILEに万一トラブルがあればレスキューに行くことも可能だ。

フランスが誇る潜水船ノチール

2010年02月05日 | 日記
フランスは海洋開発の先進国、IFREMER海洋研究所が誇る潜水調査船「ノチール」は1984年に完成、水深6000mまで潜航できる。これまで1500回の潜航を行っている。3人乗りで耐圧殻は内径2.1mチタン製である。

世界初の潜水船は日本製

2010年02月05日 | 日記
1929年に開発された西村式豆潜水艇は、西村一松さんが開発した世界初の潜水調査船です。漁業資源やサンゴの採取をと建造され、バッテリーで水深200mまで潜航できるものであった。 日本が誇れる深海技術の一つです。

中国の深海潜水船

2010年02月05日 | 日記
お隣の中国は最近調査に力を入れている。エネルギー資源の開発や地震などの科学研究のためである。さらに中国らしいのは漢方薬の開発に深海生物や熱水噴出孔生物などを研究するという点だ。 目玉としては水深7000mという世界一深く潜れる潜水調査船だ。すでにパイロットなど人員養成もすんで今年2010年には本格的な運航が開始される。

熱水噴出孔の温度

2010年02月03日 | 日記
1977年に発見された熱水噴出孔、この30年で約100個所もの熱水噴出孔が見つかった。これまで見つかった最高温度は大西洋中央海嶺での407℃だ。 これまで最も深い場所は水深3600mである。 今後水深6000mで見つかれば480℃もの熱水噴出孔の可能性もある。

ADSでの潜水作業

2010年02月03日 | 日記
ダイバー作業は細かい作業でも確実に行える。しかしダイバーを加圧するのに時間がかかる。 簡単な作業なら大気圧潜水服システム(ADS)での作業が選ばれる。 ROVより確実に作業ができるからだ。