2月24日フロリダオーランドのシーワールドでシャチのショーを行っていたところ、この写真のシャチのオス「ティルクム」(体長6.7m 体重5.5トン)が女性調教師のドーン・ブランショーさんを襲い、死亡させました。日ごろ一緒にシャチのショーを行ってきたシャチと女性調教師でしたが非常に残念な事故となってしまいました。
米海軍は長年にわたってイルカなどを飼育してきた。多額の経費を使って構築してきたイルカなどの飼育技術だ。 世界最先端の飼育技術で体調を壊した水族館のイルカも治している。 学生のインターンも受け入れていて海軍にしてはオープンである。
テストミサイルを撃って海底に落ちたものを回収するのは大変な作業だった。しかし、海棲哺乳動物の能力を利用すると早く、安く、確実に回収できることが分かった。歯クジラのエコーロケーションでミサイルを見つけて、簡単に回収してしまうのだ。
台湾で最大級のマッコウクジラ(17m、60トン)が漂着した。 標本にしようと3台のクレーンと50人の人手で13時間かけてトレーラに載せて移動を開始した。ところが台南の街中で突然クジラの腹部が膨張して破裂し、内蔵物などをまき散らしたのだ。その臭いに町民は大迷惑となった。2004年1月のことである。以降クジラ類の陸送は世界的に禁止された。
日本の海女は冷たい水温でも男性以上に長く海水に浸かっていられる。男性より皮下脂肪が厚いからだ。 それだけではない息こらえも長く、女性の方が海中作業に適していたと云われている。 海女は日本、韓国、南米の最南端のインディアンもいた。
韓国済州島の海女を調べたホン先生によると冷たい水温に適応できる身体になっているという。昔昭和40年頃までは日本も韓国もウエットスーツは無かったので肌着で潜っていたのだ。 こうして制限時間ができると乱獲には至らず資源保護の観点からも都合がいいのでこうしていたようだ。
女性が海に潜ってアワビなどを採る姿は日本の海女として浮世絵にもなっている。 どうも海でご主人を亡くした奥さんへの生活権を確保するための配慮に思える。 奥さんへ現金収入の機会と子供の教育経費をしっかり確保するためではないだろうか?
海洋研究開発機構では30年以上前から日清食品のカップラーメン容器を記念品で作っていた。水圧で小さくなったものを見学記念で差し上げていた。 また、潜水調査船の外部に付けて潜航記念にもしていた。 この写真はロシアのミール潜水調査船がタイタニックへ潜航した際の記念品である。 ロシアのミールでも同じ事をしていたのには驚いた。
科学潜水ではこれまで得られた観察データからさらに確かなデータを得ようと様々なチャレンジが行われる。 どのような装置を作ればより正確なデータが得られるのか? 科学者はダイバーでもあり、技術者でもあるのだ。