フランスのクストーは多くの若者に海のロマンを伝えた。カリプソ号の活躍やプレコンチナン海底居住実験、そして潜水船「ダイビングソーサー」からの深海映像には私たちを虜にさせる何かがあった。 そして海の研究者を目指した若者も多い。
ロシアの科学アカデミー所属の潜水調査船「ミール」は「ミールⅠ」と「ミールⅡ」の双子の潜水調査船で、一隻の支援母船から2隻の深海潜水調査船を同時に潜航させることができる。 これまでのハリウッド映画では一隻にカメラを乗せて、一隻は照明係と役割分担して素晴らしい映像を撮影している。
IFREMER海洋研究所の深海ロボットは水深6000mまで潜航できるので、あらかじめ有人潜水調査船のノチールが潜航して良い成果を上げるような海域を調査している。事前に無人探査機が調査して絞り込んだ調査地点を運航費用の高い潜水調査船が潜航するのが通常のオペレーションだ。