海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー

地球上の7割を占める海。海の大半は深海。深海生物、潜水調査船など素晴らしい深海の秘蔵画像を紹介。奇抜・奇妙な姿に驚愕!!

古式泳法からみた潜水技術

2016年04月23日 | 日記
横須賀には江戸時代に活躍した向井流古式泳法に関わる遺跡が多い。今に伝わる古式泳法として向井流水法が存在しているが日本水泳連盟が認定しっているのは13流派がある。 神統流、小堀流踏水術、山内流、神伝流、水任流、岩倉流、能島流、小池流、観海流、水府流水術、向井流水法、水府流太田派、主馬神伝流である。
 これらは泳ぎの種類には足撃(そくげき)、手繰遊(たぐりおよぎ)、早抜遊(はやぬきおよぎ)、立遊(たちおよぎ)、御前遊(ごぜんおよぎ)、浮遊(うきおよぎ)、抜手遊(ぬきておよぎ)、浮身(うきみ)、伏身(ふしみ)、などが残っている。こうして陸上でできることは水中でもできるように訓練していた。
 しかし、実際にはこうして鍛えた泳法によって、いち早く水面を泳ぐ、音をたてずに水面を泳ぐ、水面に出ずに水中を泳ぐ、水底を歩くように移動する、
空気を携行して水中を泳ぐ、空気を携行して水底を歩く、空気を携行して水中の留まるなどの方法が工夫されていた。
 また、裸眼ではぼやける水中をはっきり見る工夫、水を捉える水かきのような手袋、水中を泳ぐ足具、浮力を得る浮力材、冷たい水中の保温材料などいろいろ使われていたようだ。




海辺で環境教育

2016年04月03日 | 日記
1. 太陽からの熱、光
さぁー海辺に出かけてみよう!海辺は太陽からの光をさえぎるものはなく、明るく輝いています。 太陽の光は地球に棲む生き物の全ての源となっています。地球から一億五千万キロ離れた太陽は、光とともに熱を与えてくれます。
2. 月の力
海辺を訪れたら、潮の満ち引きが体験できます。
では、なぜ潮の満ち引きが起きているのでしょうか? それは地球から38万キロも遠く離れた月の力によるものです。 月の引力は地球を引っ張り、あるいは振り回す遠芯力から海面が上がったり、下がったりしているのです。地球は自転しているので1日に2回づつ海面が上がったり、下がったりしているのです。

3.海との触れ合い
  海辺へ来たら、海つまり水に触れてみましょう。汲んできたこの水は海水
です。今日はきれいだったので指に付けて舐めてみましょう。どんな味がし
ましたか? 塩辛いですね。これが海水です。地球の水の97%が海の水で、
残り3%が淡水なんですがまた、その70%は北極や南極の氷や氷河で、川
や湖、地下水の水など私たちの生活に使えるのはわずか0.8%しかないんで
す。
私たちが恵みの雨と呼んでいる雨はどこから来るのでしょうか? 温か
い海水が蒸発して雲になり、その雲が雨を降らせています。日本は植物が
成長する春から初夏にかけて梅雨と呼ばれる雨の多いシーズンがあります。
 この梅雨が日本の緑を育てているのです。また、日本の豊かな緑は、哺乳
動物、鳥、爬虫類、両生類、昆虫をはじめ多くの生き物を育んでいるのです。

4. 大気との触れ合い
  海辺に来たら、大きく息を吸って下さい。海風が新鮮な空気を運んできます。大気は海面と触れることで二酸化炭素を海が吸収し、新鮮な空気となります。海には風によって波立っていますが、そこでは大気と海とが大きく触れ合っています。海は大気の60倍も二酸化炭素を吸収できるので、大気から二酸化炭素が海へ吸収されているのです。他にも大気の熱の多くが海へ吸収されています。

5. 黒潮の恵み
  日本列島を沖縄から関東まで沿うように流れている黒潮は、南から膨大
な熱を運んでいます。このために同じ緯度にある国と比較しても穏やかな
気候を保っているのは温かい黒潮のおかげなのです。 地球の赤道域は太
陽からの熱を受けて熱帯の環境ですが、こうして黒潮が赤道域の熱を北の
方へ大量の熱を運んでいて、海流が地球環境のバランスをとる役割をして
いるのです。
              山田 海人