深海ロボット(ROV)には照明、テレビカメラ、スチールカメラ、マニピュレーター、スラスターなどが付いているので深海を動きながら観察できるのだ。 最近のカメラにはハイビジョンカメラなどになっているので解像度も高い。
飽和潜水のダイバーを想像していただくにはこのイラストで如何でしょうか? 海面の作業船から降ろされたSDCからダイバーがロックアウトして海底で作業を進めている。その様子を深海ロボットが監視している様子だ。
飽和潜水は水深100mを超える深度で行われ、オイルフィールドではダイバーの稼ぎがよく、若者たちがコマーシャルダイバーに憧れている。この写真はSDCからダイバーがロックアウトする様子だ。 昨年はアジア海洋でも180mの飽和潜水がフィリピン沖で行った。
幾つもの絵が残っているアレキサンダー大王の潜水は多くの人々に海中への好奇心を駆り立てたようだ。 この樽で潜るというアイデアは当時は樽が身近な圧力容器だと思われていた証である。 しかし実際は上下の蓋が圧力に弱く外圧がかかると簡単に内側に押されて壊れてしまう。せいぜい数メートルが限度であろう。 また、かなりの重りを用意しないと潜らない。
潜水の始まりと云われて有名なのが紀元前330年のアレキサンダー大王による潜水ベルでの潜航である。 残されている絵を見ていただきたい釣鐘のような中に人が入っていて海面に多くの船と人が見ている様子である。 諸説の中にはレバノンで包囲されて逃げ場所として海中を選んだとも記されている。