沖縄や伊豆など日本でも多くのダイバーが潜水を楽しめるようになったのはフランスのクストーとデューマ、タイエの3人が考案したスクーバ潜水器が始まりである。 日本でも同様なデマンド式潜水呼吸器をそれ以前に開発した人もいる。 しかし、世界へ広めたのはジャクイブ・クストーの業績が大きい。
生きた化石とよばれるシーラカンスは南アフリカの近くとインドネシアで生き残っていた。現在も南アフリカ付近の生息数は数百匹と言われている。生息範囲もそれぞれの個体群は比較的狭い海域と言われている。 シーラカンスが生き残れたのは水温の温かい熱水噴出孔の存在とかかわりがあるのではとも言われている。
1997年に南アフリカから遠く離れたインドネシアのマナドでもシーラカンスが発見された。 アメリカ人の海洋生物学者が新婚旅行で発見したものだ。最初に市場で見つけたのは若奥さんだった。青いヒレをもつ大きな姿の魚に驚いて夫に伝えたのだ。
生きた化石と呼ばれるシーラカンスは特別な生きものだ。 1938年に南アフリカで発見され、二匹目が発見されたのは14年後であった。 こうしてシーラカンスの発見は二十世紀海洋生物の二大発見の一つとされている。 もう一つの発見は熱水噴出孔生物の発見である。
捕食者から逃れるために酸素の薄い層に生息するコウモリダコ、それでも捕食者が近づくとクルーと身体をひっくり返してパイナップルのような姿勢をとります。黒く身体を覆うとコウモリダコが見つけられなくなって逃げられるのです。