このいかつい顔はホウライエソの顔だ。 顔の中でも大きな口には鋭い牙が並んでいる。 また、口もかなり出っ張る構造になっている。 目も大きい。 この顔をみていると深海の厳しい環境、弱肉強食、喰うか食われるかの深海が見えてくる。 一度噛みついたら離さないシブトイ性格も表れている。
なが~いヒレが伸びたチョウチンアンコウの仲間だ。 彼らは発光器官を持たずに長いヒレが鋭い感覚器官になっているので、獲物が泳ぐ振動を捕えて捕獲するのだ。
まっ暗闇を生きるセンサーのような感覚器官が彼らの特徴になっている。
まっ暗闇を生きるセンサーのような感覚器官が彼らの特徴になっている。
今年も残り少なくなったが、 今年を振り返ると4月21日にメキシコ湾ルイジアナ沖の油流出事故だ。 Deepwater Horizon oilrig は36時間も燃え続け11名が亡くなった。 この油流出事故は歴史上最大の事故となった。
ダイビング観光の業界が選んだ世界トップ10( 10 of the World's Most Wonderful Diving Sites)に選ばれたのはグレートバリヤーリーフ、レッドシー(エジプト)カイルア・コナ(ハワイ)、モルジブ、ビキニ環礁(マーシャル諸島)、Barracuda Point Sipadan Island, Little Cayman West Indies,Rocktail Bay South Africa(写真)Rangiroa Polynesia,The Blue Hole Belize,の10ヶ所だ。沖縄が選ばれていないのは残念だ。
アジアやオーストラリア海域には毒を持った海洋生物が多い。 なかでもBox Jellyfishはなんとも恐ろしい海洋生物だ。 1954年以降5,567人がBox Jellyfishの毒によって亡くなっている。 泳いでいる時に心臓マヒが起きたり、神経のマヒで溺れたり、浜辺での応急処置前に亡くなった方も多い。
日本の海で怖がられている生き物にクラゲがある。 電気クラゲと呼ばれるカツオノエボシやハブクラゲである。 いずれも刺胞に刺されると肌はケロイド状のやけどを起こし、跡が残ってしまう。 インド洋などで最も恐れられているのがシーワスプと呼ばれるクラゲだ。 何とこの一匹で60人もの大人を殺す毒を持っている。 泳いでいて刺されると浜へ戻る前に心臓マヒや意識不明で亡くなってしまう。 恐ろしい毒クラゲだ。
海底にはいろいろな人工物が落ちている。 なかでも危険なのが放置された漁具だ、 数十年生きると言われているウミガメも捨てられた魚網にかかって命を危うくしている。 運よくダイバーが見つけて撮影後に魚網を切って水面の空気を吸うことができた。 海中に捨てられた魚網は人知れず多くの生き物の命を奪っている。
無脊椎動物の中で最大になると言われているのがダイオウホウズキイカ(コロっサルスキッド)だ。ダイオウイカより大きく体長20mを越えることが分かって世界最大のイカとなった。
南極の氷の下に生息しこれまであまり捕獲されていなかった。 この写真のはこれまで発見されたダイオウホウズキイカの中では最小のサイズである。 それでもこんなに大きいのだ。
南極の氷の下に生息しこれまであまり捕獲されていなかった。 この写真のはこれまで発見されたダイオウホウズキイカの中では最小のサイズである。 それでもこんなに大きいのだ。
イルカが手にしているのはビニール袋だ。 今や世界の海に人の使ったプラスチックやビニールのゴミが漂っている。 これらは分解しない、腐らないのでいつまでも海の生き物たちを痛めつけている。 クラゲと間違えて食べてしまい胃袋で溜まってしまったり、身体に絡んで泳げずに死んでしまったり、その被害は計り知れない。
イルカは人に警告を発している。 海ゴミをなんとかして!!
イルカは人に警告を発している。 海ゴミをなんとかして!!
人喰いザメと呼ばれ、これまで最も多くの被害を与えたサメがこのGreat white sharkだ。 1580年から2008年の間のサメ被害を詳しく調査した結果、Great white sharkによって244件のサメ被害があり、その中で65人が死亡している。 他の人喰いザメの3倍の被害をGreat white sharkが与えていたのだ。