ロック探偵のMY GENERATION

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ロシア、さらに泥沼へ……

2022-09-24 21:24:49 | 時事


ロシアによるウクライナ侵攻開始から今日で七か月が経ちました。

この戦争では最近ちょっと動きがあり、ロシア側はとうとう「部分的動員令」に踏み切りました。
総動員とはいかないまでも、予備役をおよそ30万人召集して戦力の増強をはかるということです。

かつての大日本帝国をなぞるような振る舞いをみせてきたロシアですが……旧日本軍の失敗としばしば指摘される“戦力の逐次投入”ということも再現し始めたようです。
現在のロシアの姿をみていて、あれは「一気に増派すると意思決定者の判断の間違いを認めることになるから」という理由もあったんだなあとわかる……ますますロシアが生ける反面教師のようになってきています。

もちろんウクライナの反転攻勢がかなり顕著になってきているということが背景にあるわけですが……しかし、多少の戦力増強では、そううまくいくとも思えません。
この点はやはり、旧日本軍の失敗が教訓となるでしょう。
前に書きましたが、敵の領土に攻め込んでいって、その相手が国外から支援を受けている場合、侵攻する側にとっては際限のない消耗戦となってしまいます。これはまさに、かつての大日本帝国が大陸で犯した過ちです。叩いても叩いても敵の力はいっこうに弱まらず、こちらの投入した軍事資源が無為に損耗していくばかり……そうして、進むも地獄、退くも地獄という状況に陥ってしまいます。
今回の動員で、ロシア国内では反戦運動が再燃しているといいます。
また、ロシアから国外に脱出する人も増えているとか……それらの動機は自分が死にたくないからということかもしれませんが、それで大いに結構です。寺山修司の言葉でいえば「身捨つるほどの祖国はありや」と問われる状況で……いまのロシアだったら、答えはあきらかにノーでしょう。いかれた独裁者の支配する国家のために命を捨てるなどというのはまったくばかげたことです。国外脱出するなり、腕を折るなりして、どんどん召集を逃れてほしいと思います。




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