The Byrds, Chimes of Freedom
今回は、久々に音楽評論記事です。紹介するのは、Chimes of Freedom という曲。直訳すると、「自由の鐘」……オリジナルはボブ・ディランですが、何人かのアーテ......
過去記事です。
バーズの Chimes of Freedom について書いています。
例によって、YouTube の公式チャンネルから動画を。
動画といっても、アルバムジャケットの静止画に曲がついてるだけですが……
The Byrds - Chimes Of Freedom (Audio)
せっかくなので、ほかにもバーズの曲をいくつか。
サイケデリック的な方向性を打ち出した「霧の五次元」(Eight Miles High)です。
The Byrds - Eight Miles High (Audio)
このバンドは、なんといっても12弦ギターのきらきらした音が特徴なので、結局なにをやってもバーズになるんですが……
「また会いましょう」(We'll Meet Again)
The Byrds - We'll Meet Again (Audio)
キューブリック監督の映画『博士の異常な愛情』(Dr. Strangelove)でも使われたあの歌のカバーです。
この歌を聴くと私はあの映画のほうをどうしても思い出してしまうんですが……本来は、恋人と離れて戦場に向かう兵士の心情を歌った歌だそうです。
そして、バーズといえば代表曲はこれ。
ピート・シーガーの作った曲です。
The Byrds - Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is A Season) (Audio)
この曲の動画が、ブルース・スプリングスティーンのチャンネルにもありました。
バーズのロジャー・マッギンも共演しています。
Bruce Springsteen & The E Street Band - Turn! Turn! Turn!
歌詞は、旧約聖書の「伝道の書」第三章をもとにしています。
というよりも、ほとんどそのまま。
天の下のすべてのことには、ときがある。
生まれるとき、死ぬとき、植えるとき、植えたものを抜くとき……
……愛するとき、憎むとき、
戦争のとき、平和のとき
最後の「平和のとき」のあとに、「遅すぎるということは決してない」という一節をピート・シーガーは付け足しました。
この曲は大ヒットとなり、バーズの音楽はブルース・スプリングスティーンにも大きな影響を与えることになるのです。