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こんにちは!沖縄の梅雨はいったいどこへ行ってしまったのだろう???
梅雨入りしたと発表があってから、今年は梅雨入りが早いな・・・と思っていたら
雨は3~4日降った後には、ずっと晴天続きなのです。
梅雨前線は九州、西日本へ行ってしまったようです。
新しいへナ畑は苗を植えたばかりなので2日に一度の水やりが欠かせません。
雨降れ~雨降れ~♫
5月18日午後撮影のうるま市宮城島、桃原千本ヘナ畑です。
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【 保存版「ヘナWigチャートの作り方」 】
今回は白髪率60%ウイッグをヘナとインディゴで染め、お客様のカウンセリング
&インフォームドコンセントに役立つヘナWigチャートの作成をレクチャーしたいと思います。

白髪率60%ウイッグです。海外産で輸入の際に塩酸処理を施してありますので
毛髪の表面、キューティクルが剥離しています。
人毛100%と表示されていますが真偽の程は分かりません。
①日本人女性の平均的な毛髪(白髪)と比較した場合、染まりは二分の一以下
端的に表現すると「極端に染まり難い」ということ
故に実際にお客様へ「ヘナとインディゴ」を伝えるツールにするためには
人毛への施術と同じでは全体的に染まりが薄く、不満足な結果となります。
②ウイッグに個体差がありますので、その都度、ドライして、染まり具合を確認しながら
回数を重ねる必要がある。
③乱暴なコームスルーは抜け毛を増やしてしまうので要注意
④ヘナの1~2回目はギシギシになるため、コンディショナーを使用する。
⑤一旦、頭皮についてしまうとリムーバーでも落とすことは不可能
(生え際の養生は完璧に行う)
⑥最後には、シャンプーを行い、コンディショナー仕上げを行う。

今回、作成するwigチャートは、①左サイド:HQヘナ×1回 ②左バックサイド:HQヘナ×3回
③右バックサイド:HQヘナ×5回 ④右サイド:HQヘナ後、紫紺(ハーブカラー二度染め)です。
それぞれの回数を重ねた場合の色の変化をお客様に伝えるためのWigチャートですので
①はHQ×1回(ヘナ24時間放置)②はHQヘナ×3回(ヘナ24時間放置4回)
③HQヘナ×10回(それぞれ24時間放置)④HQヘナ24時間放置2回→紫紺3時間自然放置
を行っています。繰り返しますが、日本人女性の平均的な毛髪にヘナを行った場合の
色の変化を熟知していないとこのヘナWigチャートの作成はできません。
Wigの個体差があるため、その都度、染まりの状態(色、色の濃さ、ツヤ)を確認して
次のステップへ進める必要があります。

HQヘナ500g+ココナッツオイル50g+温湯1,250g
全量で1800gで10回のヘナを行います。
毎回、余ったヘナはラップで空気を遮断し、冷蔵庫で保管して下さい。
(今回はウイッグへの施術のため熟成していません。)

全体に塗布する場合は、このように逆さにして放置します。
長時間放置は必ずローソニアアルバを多量に含んだ成分が
下方へ流れてきます。
ウイッグの場合は塗布後、乾燥しないように注意し、24時間自然放置します。

③右バックサイドの5回目終了・・・まだまだ、不十分です。


HQヘナ7回目です。細かくブロッキングを行い、下段の裏面へヘナを塗布し


そこへラップを貼り付けます。ラップの長さは毛髪の長さの2倍以上
(この場合は60cm程度)


ラップの上からヘナを塗り重ねていきます。


この時に根元にべったり塗布しないように数mm空けて塗布します。


予めスライス幅薄めでブロッキングを行うことで、塗布がスムーズに行えます。


長めに用意したラップで折り返し、全体を包み込みます。
毛先に部分にはローソニア・アルバを沢山含んだ水分が溜まりますので
下に流れないようにラップで上手く包み込みます。
この場合、毛先のみが極端に濃く染まることになりますので
10回中、毛先の染まり具合をよく観察し、ラップで包み込まずに
下に受け皿を用意してローソンが毛先に溜まらないようにして下さい。


HQヘナ×10回目終了です。このウイッグとしては及第ですが、
色、ツヤ、感触はどれをとっても日本人女性には叶いません。
施術する側にとってもヘナの成熟度は大きな差がありますが
長年ヘナに携わっていますと
これだけ行っても所詮、ウィッグはウイッグでしかないのです。
しかし、色の変化、ツヤ、感触の変化はお客様にとって、大きな説得力になることは
間違いないでしょう。

ハーブカラー二度染めのベースHQヘナ×2(24h放置)です。

2ndには紫紺(HQヘナ1:4インディゴ)を塗布して、そのまま3時間放置
しました。途中乾燥しないように水分補給する必要があります。

3時間後の状態です。二度染めの色の濃さを決めるのは
ベースのヘナの濃さです。ヘナをしっかり染めることが濃く染めることに繋がります。


Before After①~②


After②~③ After③~④
最短でも11日間は必要です。毎回、丁寧な施術が求められます。
どうぞ参考になさって下さい。
なお、今回の養生に使ったテープは強力な粘着テープで
施術後にテープの粘着が残ってしまいベタベタになってしまいましたので
その後、ベタベタを取り除くために消毒用のアルコールで拭き取りました。
スプレータイプのテープ剥がし剤でも有効です。
今日も最後までご覧頂きましてありがとうございます。