ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

豚のお世話

2010-01-29 | 豚あれこれ
我が家には常時親豚が50頭弱と、種豚2頭くらいがいて、一年中豚の繁殖をしています。

冬場は畑の仕事が一切ないので、日々の仕事と言えば豚のお世話ぐらいです。

ミセスファーマーはこの豚の仕事に関しては、今までは夕方の餌やりとか、ちょっとした掃除

くらいしか手伝ったことがなかったのですが、最近は朝のお世話をさせてもらってます。

と言っても、ホントに見習い状態ですけどね・・・

朝はまず、腹ペコの豚さんたちに餌をやることから始まります





シャッターを開けて豚舎入ると、皆一斉に餌場に寄って来て怪獣みたいな声で騒ぎ始めます。

ブヒーッツ!ガオガオー!!キィーっ!!!(訳:腹へった~!早く餌くれー!)

手早くさっと餌を入れてやらないと、押し合いへし合いの、餌争奪バトルになります



一通り均等に餌が行き渡ると、先ほどまでの喧騒が嘘のように静かになり、整然と並んで

餌を食べ始めます。それでも時には隣りの豚と喧嘩したり、後ろから割り込んで来ようとする

仲間を入れさせないようにしているイジワル豚もいて、豚社会も厳しい競争社会です。



豚たちが餌に夢中になっている間に、寝床や周辺の掃除を始めます。スコップやフォークなどの

道具を使い、糞や汚れた敷き藁を片付けていきます。



豚は好奇心旺盛で、結構イタズラ好きが多いのです。こちらが掃除をしていると、餌を食べ終わった

子が掃除の邪魔をしに来たり、立てかけてあるスコップを倒してみたり、私の足をつついてみたりして、

「新人」のミセスファーマーはおちょくられているみたいです。




あれ!?どこかで見た牛柄の後ろ姿・・・何食わぬ顔をして、太郎が豚の餌を横取りしに来ています



隣りの豚に気づかれて怒られるの図

 

床の掃除が終わったら、屋根裏に置いてある藁をそれぞれの部屋に落としてやります。

春と秋に刈り取った牧草を束ねて乾燥しておいた物を、豚の寝藁として使います。



藁が落ちてくると豚たちは一斉にその藁に集まってきて、引っ張ったり振り回したりして遊び始めます。

そうこうしているうちに藁がほぐれ、ちょうどいいあんばいに寝床ができあがるのです。



お腹がいっぱいになって、ご機嫌になりました。

あとは夕方の餌の時間まで、みんな仲良く気ままにお昼寝で~す

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