K's Note

不定期blog

地域に根差す

2009-09-19 | 若者支援
「NPOは地域に根差さなければならない」

これはサステナビリティーを確保するためにも
とても大切な要素だと思う。

が、”地域に根差す”ことをどう定量化して
推し量るのか、を考えてみると非常に難しい。

地域に根差す取り組みをするのは簡単だが、
その取り組みの結果を、どのような指標で
判断すればよいのか。

担当する職員だって、自分がやっていることの
価値が「見える化」できないと不安になることも
あるだろうし、よりよくしていくための判断材料
すらなければ、動きようがなくなってしまう。

ここ数カ月の難題でもある。

ただ、すべてを定量化することができないのが
地域化でもあったりするのではないかと思う。

今日、職員と数名のジョブトレ生(支援を受けている若者)
が、近くのスーパーに買い物に出かけたそうな。

本日はイベントの日で、買い出しが必要だったので。
そこで、スーパーで買い物をされている地域のひとに
声をかけられる。

「あんたら、育て上げネットのひとたち?この前の
 NHKの放送を見たよ。もう”寄付スーツ”が集まっている
 のは知っているけど、また必要になったら声をかけてね」

加えて、

「よいことをして頑張っているね。応援しているよ」

これは素敵なエピソードだなぁとジョブトレ生から聞いて
思った。

個人的には、活動が社会的か、自分たちは努力できているか、
頑張っているのか、は自分で判断するものではないと考えて
いる。

やはり、社会、職場の人間、周囲のひとたち、身近なひとが
判断をしてくれて、初めて活動や行動に価値が見出せると。

今回の、誰か存じ上げないけれども、地元のスーパーで
声をかけてくださった方は、少なくとも僕らの活動に対して
応援をしてくれた。

地域に根差す指標の数値化は片側で模索していかなければ
ならないが、もう片側は今回のようなことがたくさん
起こることなのかなと。

最新の画像もっと見る