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ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1982年2月6日付 ビルボード 全米 Top40 Stevie Nicks with Don Henley - Leather and Lace

2018-02-09 22:52:15 | 1982年ビルボードTop40
1982年2月6日付ビルボード All American Top40、3位から上がっての1位はJ. Geils Bandの"Centerfold"、J. Geils Band、1974年に12位を記録した"Must of Got Lost"がこれまでの最高順位、その後良い曲を出していたのですがいずれも30位台止まり、この曲で初めての大ヒットでもちろん初めてのNo.1獲得です。

2位は1週のみの1位からダウン、Daryl Hall & John Oatesの"I Can't Go for That"。5週間続けた4位から突然上がって1位を獲得しましたが、1週のみでダウンです。数々の大ヒットを持っている大人気デュオHall & Oates、1981年に2週間の1位を記録した"Private Eyes"に続くなんと彼ら4曲目のNo.1ヒットです。
3位は2位からダウン、1位に君臨していた"Physical"を抜くことができませんでしたが10週間の記録的な連続2位の大ヒット、Foreignerの"Waiting For A Girl Like You"。大人気ロックグループForeigner、2位を記録した"Double Vision"に続く通算3曲目のTop3ヒットです。
4位は5位からアップ、、Quarterflashの"Harden My Heart"。Quarterflash、デビューシングルのこの曲でいきなりのTop5ヒットとなりました。
5位は7位からアップ、George Bensonの"Turn Your Love Around"。George Benson、1980年に最高4位を記録した"Gimme the night"以来2曲目のTop5ヒットです。

この週6位はStevie Nicks with Don Henleyの"Leather and Lace"。最高位は1月23日から3週続けた6位。年間チャートは36位の大ヒットとなりました。

Stevie Nicks、もちろんフリートウッド・マックの歌姫。
初めてのソロアルバム「Bella Donna」から最高位3位を記録したTom Petty & The Heartbreakersとの共演曲"Stop Draggin' My Heart Around"に続くシングルカット。
"Stop Draggin' My Heart Around"はロック系のかっこいい曲でしたが、Don Henleyと共演したこの曲"Leather and Lace"は一転してカントリータッチのロックバラード。この曲も名曲です。Don Henleyとのデュエットで彼女の心地よいボーカルが楽しめます。
アルバム「Bella Donna」はこの2曲のほかにもロックやバラード曲など彼女の幅広いボーカルが詰まった名盤で、1週だけでしたがNo.1を記録しました。


今週 先週 song / artist
1 3 CENTERFOLD / J. GEILS BAND
2 1 I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) / DARYL HALL & JOHN OATES
3 2 WAITING FOR A GIRL LIKE YOU / FOREIGNER
4 5 HARDEN MY HEART / QUARTERFLASH
5 7 TURN YOUR LOVE AROUND / GEORGE BENSON
6 6 LEATHER AND LACE / STEVIE NICKS
7 4 PHYSICAL / OLIVIA NEWTON-JOHN
8 9 THE SWEETEST THING / JUICE NEWTON
9 13 SHAKE IT UP / CARS
10 10 HOOKED ON CLASSICS / ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
11 12 COOL NIGHT / PAUL DAVIS
12 19 SWEET DREAMS / AIR SUPPLY
13 14 WAITING ON A FRIEND / ROLLING STONES
14 16 LEADER OF THE BAND / DAN FOGELBERG
15 21 OPEN ARMS / JOURNEY
16 17 TAKE IT EASY ON ME / LITTLE RIVER BAND
17 8 LET'S GROOVE / EARTH WIND & FIRE
18 18 COME GO WITH ME / BEACH BOYS
19 20 YOU COULD HAVE BEEN WITH ME / SHEENA EASTON
20 11 COMIN' IN AND OUT OF YOUR LIFE / BARBRA STREISAND
21 25 THROUGH THE YEARS / KENNY ROGERS
22 24 LOVE IS ALRIGHT TONIGHT / RICK SPRINGFIELD
23 29 MIRROR, MIRROR / DIANA ROSS
24 22 TROUBLE / LINDSEY BUCKINGHAM
25 30 LOVE IN THE FIRST DEGREE / ALABAMA
26 37 THAT GIRL / STEVIE WONDER
27 32 SOMEWHERE DOWN THE ROAD / BARRY MANILOW
28 31 KEY LARGO / BERTIE HIGGINS
29 39 SPIRITS IN THE MATERIAL WORLD / POLICE
30 36 ABACAB / GENESIS
31 33 WORKING FOR THE WEEKEND / LOVERBOY
32 34 ALL OUR TOMORROWS / EDDIE SCHWARTZ
33 35 SEA OF LOVE / DEL SHANNON
34 15 SOMEONE COULD LOSE A HEART TONIGHT / EDDIE RABBITT
35 38 PAC-MAN FEVER / BUCKNER & GARCIA
36 53 DADDY'S HOME / CLIFF RICHARD
37 26 YOUNG TURKS / ROD STEWART
38 23 SHE'S GOT A WAY / BILLY JOEL
39 49 WHEN ALL IS SAID AND DONE / ABBA
40 27 I WOULDN'T HAVE MISSED IT FOR THE WORLD / RONNIE MILSAP

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18 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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強い愛と繊細な愛 (めった)
2018-02-10 00:08:01
この曲はスティーヴィーの書いた曲のなかでも最高傑作だと思います。
男性(あなた)の愛を「革(レザー)」
女性(私)の愛を「レース」と例えています。
"革のような強い愛"と"レースのように繊細な愛"の対比がみごと。

歌の最初の歌詞で"fragile"(壊れそうな、繊細な)という言葉が出てきます。
"愛って壊れやすいの?"
"私って壊れやすいのよ"…
このフリがあってこその"レザー・アンド・レース"なんだなあと思いました。

スティーヴィーとドンのデモ音源がありました。
https://www.youtube.com/watchtime_continue=113&v=B38CFRsOL_0
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Unknown (RW)
2018-02-10 19:30:34
小生がフリートウッドマックの音楽を初めて耳にしたのは、大学1年生(1976)の下宿でFENラジオから流れて来た「リアノン」を聴いた時でした。ウエールズ神話に出てくる女神が名付けられた曲の序盤はステーヴィー・ニックスの気だるそうな声で不思議な雰囲気が淡々と醸し出され小柄な彼女から激しくパワフルなダミ声が響き渡る展開に「何と素晴しい曲だ~!」と彼女の魅力に一挙取り憑かれてしまいました。スティービーニックス(妖精のような可愛らしさと小悪魔的容姿と独特のダミ声に特徴)の存在が注目を浴びて際立っていましたね。ドンヘンリーとも色々あったんだろうな~。下種の勘繰り・中年エロオヤジの妄想・・。(笑)
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スティービーニックス (MKK)
2018-02-10 20:37:52
星船さんこんばんは。
Eaglesと Fleetwood Macを代表する2人のデュエットに当時はワクワクしました。Stevie Nicksは誰とデュエットしても勝る個性は凄いと思います。カントリータッチの"After the Glitter Fades"もイイですね。Stevie Nicksとのデュエットで、Walter Eganの"Magnet and Steel"も歌詞が気になりました。
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Eagles最後の (hannah)
2018-02-10 21:42:16
星船さん、こんばんは。
Tom Pettyに続いて、Don Henleyとのデュエット。そそしてこの曲も大ヒットになりました。
Physicalが徐々にランクダウンしてチャートも動き出しました。
シングルカットされた2曲に加えて♪Balla Donna♪も好きな曲でした。
それにしても、5月にEaglesが解散するので、この曲がDon HenleyのEagles時代最後のヒットになりました。
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星船さんへ (ミュウ)
2018-02-11 06:44:04
ルーモア(噂)でブレイクした後のフリートウッドマックは飛ぶ鳥を落とす勢いでしたね。当然、歌姫の彼女の人気もすごかったと記憶しています。ドン・ヘンリーとのデュエットは豪華だなあ。
いかにもアメリカらしい、気持ちのいい曲で、
そよ風が吹いているような錯覚に襲われます。
素晴らしいですね。
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ラブラブ時代 (星船)
2018-02-11 09:01:55
めったさんおはようございます。
その時の二人の関係がよくわかる面映ゆくなるような歌詞ですね。
この二人のデュエットが実現したって「すごいなぁ!」、と思っていましたが、付き合っていたとは、私もあとで知って驚きでした。
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魔性の女性 (星船)
2018-02-11 09:07:58
ローリングウエストさんおはようございます。
「リアノン」はフリートウッド・マックの世紀の名アルバム「ファンタスティック・マック」からの2曲目のシングルでしたが、実質的には初めての大ヒットでした。私もマックを知ったのはこの曲からで、「気だるいカッコよさ!」の不思議な魅力あふれる曲でした。ステージでは舞うように歌う、小悪魔?というか妖精?というか、今でいうと魔性の女性かもしれません。
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カントリーも (星船)
2018-02-11 09:12:58
MKKさんおはようございます。
この曲も思い出深い曲ですよね。
まさかあのドン・ヘンリーとスティービー・ニックスの共演が実現するとは、信じられない思いでこの曲を聴いた覚えがあります。
「ベラ・ドンナ」は、ロックからカントリーまで幅広い彼女の歌が聞ける名盤でした。ロック系の"Edge Of Seventeen"も素晴らしい曲でした。
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ソロ活動もまた魅力的 (星船)
2018-02-11 09:19:28
hannahさんおはようございます。
アルバム「ベラ・ドンナ」、名盤でした。タイトル曲"Balla Donna"はアルバムの中でも最もフリートウッド・マックでの曲に近いこれも素晴らしい曲でした。
Eaglesは「Hotel California」が凄すぎてグループを続けるのは難しかったのでしょうね、ソロで伸び伸び活躍しているドン・ヘンリーもまた魅力的です。
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アメリカ的な曲 (星船)
2018-02-11 09:23:48
ミュウさんおはようございます。
トム・ペティとのデュエットは、気だるいロックで二人の相性ぴったりだなあ!と思ったものでしたが、ドン・ヘンリーとのデュエットではカントリーバラードでこれまたピッタリ、どんな相手でも不思議な彼女の雰囲気に巻き込んでしまう、やっぱり「魔性の歌姫」が彼女の本当の姿なのでしょうか。
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