ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1982年12月18日付 ビルボード 全米 Top40 Joe Jackson - Steppin' Out

2018-12-18 22:11:41 | 1982年ビルボードTop40
1982年12月18日付ビルボード All American Top40、3位から上がっての1位は、Hall & Oatesの"Maneater"。Hall & Oates、1976年の初めてのヒット曲"Sara Smile"からたくさんのヒット曲を持っていますが、1981年のNo.1ヒット"I Can't Go for That"以来なんとこの曲で5曲目のNo.1獲得です。

2位は1週間の1位からダウン、Toni Basilの"Mickey"。Toni Basil、初めてのヒットで唯一のヒット曲がNo.1獲得です。
3位は3週間続けた2位からダウン、Laura Braniganの"Gloria"。ローラ・ブラニガン、この曲が初めての大ヒットで2位獲得ですが、残念ながら1位はなりませんでした。
4位は5位からアップ、Michael Jackson and Paul McCartneyの"The Girl Is Mine"。Paul McCartney、Stevie Wonderとのスーパースターデュエット"Ebony and Ivory"に続くスーパースターとのコラボでの大ヒット、Michael Jacksonとしては1979年の3週間のNo.1ヒット"Rock With You"以来のヒットです。
5位は4位からダウン、2週間の1位を獲得した大ヒット、Lionel Richieの"Truly"。Lionel Richieですが、The Commodoresでは数々の大ヒットを持っています。そしてDiana Rossとのデュエットソング"Endless Love"はご存知9週間の1位の特大のヒットでした。ソロでは初めてのヒットでもちろん初めてのNo.1です。

この週6位はJoe Jacksonの"Steppin' Out"。
最高位は12月11日から1月1日まで4週間続けた第6位。年間チャートは1983年の82位。ちょうど年度の途中にかかってしまい80位台でしたが、Hot100には最終的に27週間チャートインするロングセラーの大ヒットでした。

Joe Jacksonですが、イギリス出身のシンガーソングライター。
デビューは70年代後半で、初めてのヒットはデビューアルバム『Look Sharp!』収録の"Is She Really Going Out with Him?"。
この曲は1979年に最高位21位を記録するヒットになりました。この曲Top40に8週間ランクするヒットでしたが結構地味で、あんまり記憶にありませんが、スティーブ・ミラーに似ていたという記憶だけはありました。

そしてこの曲"Steppin' Out"が6位を記録する大ヒットになりました。
彼の5枚目のスタジオアルバム『Night and Day』収録曲。ファーストヒットの"Is She Really Going Out with Him?"と比較すると、なんと洗練されたおしゃれな曲になったのでしょう。驚くほど都会的な曲で、ホント良い曲でした。大ヒットも当然といったところです。
曲は彼自身によるもの、その後2曲のTop40ヒットを持っています。


こちらが彼の初めてのヒット曲"Is She Really Going Out with Him?"、1979年に最高位21位を記録しました。やっぱりどことなくスティーブ・ミラーっぽい?


今週 先週 song / artist
1 3 MANEATER / DARYL HALL & JOHN OATES
2 1 MICKEY / TONI BASIL
3 2 GLORIA / LAURA BRANIGAN
4 5 THE GIRL IS MINE / MICHAEL JACKSON & PAUL MCCARTNEY
5 4 TRULY / LIONEL RICHIE
6 6 STEPPIN' OUT / JOE JACKSON
7 7 DIRTY LAUNDRY / DON HENLEY
8 8 SEXUAL HEALING / MARVIN GAYE
9 9 ROCK THIS TOWN / STRAY CATS
10 10 MUSCLES / DIANA ROSS
11 11 IT'S RAINING AGAIN / SUPERTRAMP
12 14 DOWN UNDER / MEN AT WORK
13 13 SHADOWS OF THE NIGHT / PAT BENATAR
14 15 HEARTBREAKER / DIONNE WARWICK
15 12 UP WHERE WE BELONG / JOE COCKER & JENNIFER WARNES
16 18 AFRICA / TOTO
17 19 ROCK THE CASBAH / CLASH
18 21 YOU AND I / EDDIE RABBITT
19 20 THE LOOK OF LOVE / ABC
20 25 BABY COME TO ME / PATTI AUSTIN & JAMES INGRAM
21 27 THE OTHER GUY / LITTLE RIVER BAND
22 24 YOU CAN'T HURRY LOVE / PHIL COLLINS
23 23 MISSING YOU / DAN FOGELBERG
24 16 HEART ATTACK / OLIVIA NEWTON-JOHN
25 29 HAND TO HOLD ON TO / JOHN COUGAR
26 31 HEART TO HEART / KENNY LOGGINS
27 35 GOODY TWO SHOES / ADAM ANT
28 28 BE MY LADY / JEFFERSON STARSHIP
29 30 ON THE WINGS OF LOVE / JEFFREY OSBORNE
30 32 YOU GOT LUCKY / TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
31 37 I DO / J. GEILS BAND
32 33 EVERYBODY WANTS YOU / BILLY SQUIER
33 40 LOVE IN STORE / FLEETWOOD MAC
34 34 A PENNY FOR YOUR THOUGHTS / TAVARES
35 36 WHAT ABOUT ME / MOVING PICTURES
36 38 LET'S GO DANCIN / KOOL & THE GANG
37 39 SHOCK THE MONKEY / PETER GABRIEL
38 50 HEART OF THE NIGHT / JUICE NEWTON
39 51 ALLENTOWN / BILLY JOEL
40 - SHAME ON THE MOON / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND

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14 コメント

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最高の両A面シングル! (ms-database)
2018-12-18 22:40:24
Joe Jackson!
J.JacksonのCDは19枚持っていますが、うち5枚がこの"Night And Day"(1984年US盤(CD-4906)、1986年日本盤(D32Y3033)、1993年日本盤(POCM-1872)、2003年US盤(B0000701-02)、2011年日本盤(UICY-25015))なんです。
この33年間で最もCDプレーヤーに乗ったタイトルかもしれません。
ちなみに"Steppin' Out"の日本盤シングルのB面は18位まで上がった" Breaking Us In Two"。
数ある日本独自の両Aシングルの中で最高のカップリングと信じて疑わない一枚です!
https://uploader.xzy.pw/upload/20181218223823_40852c37_505551454e.jpg
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夜の街へ? (音時)
2018-12-19 07:06:04
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/14605075.html
チャートに登場していた頃、日本のアルバムでの邦題は「夜の街へ」だったと記憶しています。日本でのカップリング、確かに豪華でしたね。ジョー・ジャクソンのライブには行ったことがないのですが、最近では"Steppin'Out"はスロー・バージョンでの演奏になっているようで、夜に飛び出す躍動感がなくて残念です(-_-;)。そういえば、日本では米米CLUBさんの大ヒットのあの曲が"Steppin'Out"のアレンジをパクったと話題にもなりました…!
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パクリと言えば (omnibusfan)
2018-12-19 07:33:17
星船さま おはようございます。
名曲ぞろいの1982年、12月になってもいい曲揃っていますね。(笑)
先週末から今週にかけてのAT40 80sが、ちょうどこの週のチャートでした。
この曲は、当時よく聴きました。PVも記憶にあります。今でも口ずさめます。
ところで、次のシングルとなった、Breaking Us In Twoが、Day After Dayと似ていると当時話題となったような?
どっちも好きですけれどね。
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洗練された曲 (hannah)
2018-12-19 22:47:16
星船さん、こんばんわ。
彼の初のTop40ヒットは1979年でニューウェイブ系アーティストとして扱われていたので、そのつもりで聴いていいましたが、この曲はクールで洗練されたいい曲でした。
1984年のタイトルはちょっと忘れましたが、♪~~~Get On To♪?もソウルフルな曲で、この曲に劣らずいい曲でした。Top20入りはしたと思います。
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トニー・オーランドとドーン (ノッチmrng)
2018-12-20 04:33:05
のステッピン・アウトは最高位7位でしたね→
1974 "Steppin' Out (I'm Gonna Boogie Tonight)" No. 7 US;
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たぶんこの曲 (ちょるる)
2018-12-20 09:05:44
hannahさんの名前忘れた曲は
You can't get what you want(till you know what you want)ですかね?
私もこの歌大好きでした。
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日本のお得な (星船)
2018-12-20 20:29:01
ms-databaseさんこんばんは。
そうだったんですか、まさしく両A面でしたのですね。" Breaking Us In Two"はアメリカでは次のヒットシングルでしたので、また私のブログでも時が来たら紹介したいと思います。
アメリカでのB面は同じアルバムの"Chinatown"だったようです。日本の方がずっとお得でしたね。
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違う曲? (星船)
2018-12-20 20:38:51
音時さんこんばんは。
きがつきませんでしたが、米米CLUBの「浪漫飛行」の特にイントロは似てますね。「浪漫飛行」はこの曲のヒットから5年くらい後、"Steppin'Out"は良い曲でしたので、印象に残っていて似ちゃったのでしょうか。
スローの"Steppin'Out"聞いてみましたが、全く違う曲のようでした^^;
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口ずさむには (星船)
2018-12-20 20:46:18
omnibusfanさんこんばんは。
や、や、や!あのBadfinger の"Day After Day"ですね。改めて聞いてみましたが、似てました!。1972年に最高位4位まで上がったヒット曲でした。印象が違うので気が付きませんでしたが、そう思って聴くとそっくりでした。
メロディがとっても良くって、口ずさむには最高の曲です。
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ニューウエイブ系の方々とは違う (星船)
2018-12-20 20:51:32
hannahさんこんばんは。
Joe Jacksonですが、送信した、当時ブリティッシュニューウエイブ系のアーチストとして売り出していましたが、ほかのニューウエイブ系の方々とは全然違うメロディアスで洗練された曲でした。良い曲でしたよね。
あとでちょるるさんからもコメントいただきましたが、最高位15位の"You Can't Get What You Want"ですね。
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