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世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

放蕩息子

2013-12-15 05:55:22 | 虹のコレクション・本館
No,35
ヒエロニムス・ボス、「放蕩息子」、16世紀ネーデルランド、初期ネーデルランド絵画。

これも個性が際立った画家である。取り上げざるを得ないね。見たら忘れられない絵だ。

放蕩息子をテーマにした絵は結構あるが、これ以上パンチ力のある絵はほかにない。

このファンタジーは、男の馬鹿さ加減を、これでもかと見せつける。

実際、男の人生と言うものは、ファンタジーのようなものだ。大きな夢を見て、でかいことをしようと、馬鹿をやるが、一時的な勢いでかなりなことにはなるものの、すぐにしぼんで、何もかもなくなる。

そういう人生を送る男は多い。

結局は、田舎で真面目に働いている、家族の元へ、恥を忍んで帰ってゆく。

まあ、ゆっくりと味わいたまえ。



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