goo blog サービス終了のお知らせ 

世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

わたしが

2008-03-06 09:16:19 | 有為のしらべ

この冬は、編み物ばかりしていました。子供のものを入れて、セーターが四着、ベストが一着、マフラーが五本、手袋が五足、帽子が四つ、ストールが一本、ショールが一枚、ケープが一着、あと、リストウォーマーだのネックウォーマーだのが、たくさん。コサージュも編みました。今度の子供の卒園式につけていこうと思います。

今は、あまってしまった毛糸で、ルームシューズを編んでいます。それが終わったら、今年の編み物は終わり。そろそろ、絵を描こうと思っています。

心身の不調を耐えるべく、夢中でやってたら、いやもう、こんなに編んでたのか、というくらい、編み物でいっぱいになりました。これだけで終わらせるのはもったいないので、また来年の冬も、何か編んでみたいと思います。

アラン模様が好きなので、もっぱらそればかり編んでますが、模様にそれぞれ名前や意味があるのは、初めて知りました。たとえば、交差編みを交互にやってつくる、蜂の巣のような模様編みは、ハニコムといって、ミツバチのようにいっぱい働いて、お金持ちになれる、という意味があるそうです。ほんとうにそうだといいですね。ちなみにわたしの一番好きな模様は、ツリー・オブ・ライフ(生命の木)という模様で、長寿と子孫繁栄を意味するそうです。お気に入りのショールとセーターに、いっぱい使ってみました。

ほんとうのことをいうと、この冬は、嵐のように辛かった。心の中を、狂うほどの嵐が、常に吹いていました。それを鎮めるために、編み物は本当に役に立ったのです。何も考えずに、棒針を動かして、一目一目編んでゆく。交差編みやねじり目のところで、指先の力加減や動かし方を微妙に変える、それで見事にきれいな模様ができてくる。それが楽しい。

来年の冬は、きっとこの嵐も、静まっているでしょう。そしてこの編み物の山を見ながら、この冬の嵐のことを思い出すに違いない。

試練はまだありますが、とにかく、前にすすみます。自分に使えるカードを繰りつつ、やれることをやっていく。物事は、その繰り返しの中で、新しくなってゆく。

画像の、ヒメツルソバの花も、以前写した写真とは、微妙に違うでしょう。冬のさなかに撮ったヒメツルソバは、氷のようにこわばっていた。そのときのわたしが耐えていた試練が、苦しすぎたからです。でもこのヒメツルソバは、どこかほっと安心している。

もうすぐだ。やりぬける。最後まで、わたしはやる。楽しいですよ。馬鹿みたいに、やれるということが。何もかも、わたしが、やっているということが。

人のやってることを、あほだばかだといってばかりで、なんにもしないひとは、ばかですよ。ほかになんにもできないってことなんですもの。なんで、ばかをやめて、ほんとの自分をやらないの? やらないと、なんにもないのよ?

にんげんはみんな、馬鹿ばっかりだっていって、自分が馬鹿になるのよ。

ばかは、やめようね。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする