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森のテラス・番人日記

オープンガーデン

絵の途中

2008年02月01日 01時33分39秒 | 森のテラス/東京
「あきた森のテラス」のパンフレットは、
『オープンガーデン』に ちなんで、、、というわけではなかったんですが、
どんどん「ひらいていく」つくりになっています。

なっています、というか、
そういうふうになるように、目下、鋭意作成中です。

アクセスマップや内観マップは、東京森テラの地図でもおなじみの
森番イラストレーターさんが担当してくれまして、
着々と上げて下さいました。さすがプロです。

自分の担当してる絵の方は、、もうちょっと、、
コンセプトの文章とかもまた考えたりして、もんもんとしつつ、
のそのそと、進んでいます。

写真は、そのごく一部です。


5月のオープン祭のときに、みなさまにお配りされ、、るはずです。
あと一息!




2月になってしまいましたね。
森のテラスにある梅のつぼみも、じわじわふくらんでまいりました!

いよいよ、春が...!



八朔ゴムはん

2008年01月29日 23時58分30秒 | 森のテラス/東京
ただいま、
「あきた森のテラス」のパンフレット用の、原画を作成中。

「八朔(はっさく)ゴムはん」さんの消しゴムはんこで、
作っています。
はんことスタンプ一式をお借りして、
好き勝手にやらさせて頂いています。

「はっさく」さんの彫ったゴムはんは、
東京の森のテラスでも、前からお世話になっています。
ホームページの名前のところ、あれとかもそうです。

手作りのゴムはんのやさしい味わい、、、はんこにポンポンとインクを叩いたり、
静かにぎゅー・・・とはんこを押してる時の気持ち、、それとか、
数秒後の「おそるおそるはんこ持ち上げ」=「出来上がり」を待つときの気持ち
っていうのは、
なんともいえない、、、、強いて言えば、
「とても素敵」
なのです。

というか、

すごく楽しい・・・!

ホームページ→ http://8-hassak.com/

ちなみに「八朔」というのは、あの柑橘系果物の「ハッサク」なんですって。
こんな漢字なんですね。想像つかなかった。

****

ところで、
森のテラスのホームページも更新されました。
長らくじれったくじらして参りました、「2月ワークショップ」の詳細、
やっと見られます。
ふるってご覧下さい。

おかげさまでこのチラシ、にわかに好評でございます。かたじけないでございます。
(このチラシは東京森のテラスでも配布中です。)

ワークショップ参加者、まだまだ絶賛大募集中です。
お問い合せも、遠慮なくどうぞ~*



たゆたうつぶ

2008年01月28日 17時25分08秒 | 森のテラス/東京
日曜日。
この冬になってからは、ついぞやっていなかった、
外まで開け放してのライブ。

お客さんが寒くないかと心配でしたが、
幸い、よく晴れて。いつもよりはずいぶん温かくなりました。

春の熱すら感じられる、金の陽の光。
でもひざかけやブランケットは欠かせない。


テラスの炉では、パチパチとはじけるオレンジの焚き火の音と、
崩れながらこすれ合う薪の音。

黒ずむ炭のにおい。
もうもうと立つ、まっ白い煙のにおい。
時折 白い灰の粉をひらひら舞わす、冷たい風のにおい。

その向こうの、ゆるいオレンジ色に照らされた室内からは、
流れるような ピアノの音色。
ちいさな粒子がキラキラと、玉になってつらなりつづける、
湧き水のような
音のひとつぶ・ひとつぶ。

ざわざわ揺れる 森の下には、静かな人の呼吸。
枯れ果てた色の 森の上では、鳥たちの笑う声。


日曜日の空気は
たゆたう 目に見えない色んな粒子で あふれていました。



色々な茶色

2008年01月27日 00時38分59秒 | 森のテラス/東京
午前のお客様には、
「クロモジ」という木の、茎茶をお出ししました。

秋田の山にも生えています。鮮やかな碧色の茎に、黒いまだら模様がある木で、
切り口からは独特の甘くてさわやかな芳香が溢れ出す、
お気に入りの木です。

茎茶は、干した茎で茶褐色なのですが、
煮出すと、
オレンジのようなピンク色が出るのです。これは全く想像の範囲外の色。
しかも、とっても鮮やかな。

夏、摘み立ての新緑の葉っぱとか茎でフレッシュハーブティーにしてみたんですが、
そのときのは、青みがかった みどり色でした。

鼻に来るのは あの切り口の 爽やかに突き抜ける青い香り
喉に通るのは ふくらんだ花のつぼみのような 甘い香り

一本の木のからだの中に、どれだけの数の色彩が眠っているのか。
不思議でなりません。



**


午後のお客様には、ありものの茶葉でオリジナルブレンドをしてつくった、
オリジナルティーをお出ししました。
ジャスミン茶ベースで、アールグレイと、レモングラスをブレンドしたんですが。
ちょっと濃すぎて強すぎたので、何度か薄めたりもして。

手前味噌というか勝手気ままに作ったのですが、
親切なお客様に「おいしいですよ」なんて言っていただきました。

最近よくいらしてくれる、やわらかいピアノを弾かれるお客様で、
私はその音色がとても気に入っています。

キッチンでピアノに耳を傾けながら
ふと外を見たら、
梢に、シジュウカラが3羽、ヒヨドリが2羽、じっと とまっていました。

しばらく見てたら、
きみどり色のメジロも来ました。






獅子柚子と猫

2008年01月26日 01時44分58秒 | 森のテラス/東京
そして、
ちょっと前のブログ(12月後半あたり)でも出て参りました、
シシユズ。
まだしぶとく置いてあるんです、テラスに。
これとクロを対比させたら、どうかしらん と思って、
そばに置いてみました。


特に興味を示す事も無く
スルーされた。


だいたい猫とは そういうものです。


****


ところで、

「山田茂雄造園事務所」のホームページの方も、ついに更新されました!満を持して。
「GARDEN」のところです。
これまでの作品が、写真付きで見られます。なかなかのボリュームです。
よろしかったらどうぞ、ちらり。

http://www.yamada-shigeo-landscaping-design-office.com/





猫撫で声

2008年01月26日 01時33分16秒 | 森のテラス/東京
はるか 富士山の、すぐ左側をかすめて、
落ちてゆく、烈しい夕陽。

を、しんみりと望もうとしたら、

クロが来てました。

この森テラに、おそらく一番足しげく通って下さっているお客様です。

おそるべき人なつっこさで、初めてのお客さんにも にゃあ~ にゃあ~って、
猫なで声ですりよってきて、ぐるぐるじゃれて来ます。

今日も、こっちが気づいたと見るや、
にゃー にゃー って。

かわいいやつです。


荒風

2008年01月24日 23時56分25秒 | 森のテラス/東京
今日は
風が、もんのすんごく吹き荒れてて、
もんのすんごく、寒かったですね。
雪降ってるより、むしろもっと、もんのんすんごく、寒かったです。

外に干していた洗濯物が飛んでいきました。
オーナーの靴下たちです。

それ以外には、特に事件は起きませんでした。


ちなみに自分は中に干してたので大丈夫でした。


都濡らし

2008年01月23日 17時40分57秒 | 森のテラス/東京
秋田を離れる時に
「やーこれでしばらく雪ともおさらばかー」
なんて

思いきや。

降ってしまいましたね。東京にも、雪が。
けっこう本気で降っているので、びっくりしました。

「濡れ雪」だから、傘ささなきゃいけないのがめんどくさいな~
と思いつつ
秋田の雪が「乾き雪」である ということが、
よりくっきり、理解出来ました。
降ったそばからびちゃびちゃしてるこっち(東京)の雪と違って、
秋田のは、パサパサしてて、
ハラハラと、舞うんですよ、つまりは。

****

夜になって、
もう融けて、びちゃびちゃになってしまいましたね。

***

ところで このブログ

ここのとこずーーーーっと、見事に雪ばっかりですね。
すみません。と言えば良いのか、仕方ない。と言うべきか。


DIM

2008年01月23日 01時23分42秒 | 森のテラス/東京
今日の森テラは、
開かずの物置をギャラリー化するための、ド派手な大工事をしてました。
大量の眠れるモノたちがどっかんどっかんテラスに引っ張り出され、
がんがん燃やされておりました。
床も引っぺがしたりぶっ壊されたりしてた。
大工事です。DIM=ドゥー・イット・マイセルフです。

自分はというと。
秋田森のテラスで今度催される
「2月:真冬のワークショップ」のフライヤーを(今頃やっと)作っておりまして、
さきほどやっと、作り上げたとこです。手づくり感にじみ出てます。

なかなか詳細を発表せずまま ヤキモキさせておりまして、
申し訳ありませんでした。

チラシは印刷して(DIM)、明日から東京の森テラにも置きます。どうぞお手に取ってご覧下さい。

あと、前回のワークショップ(昨年9,10月の花植えワークショップ)でお世話になった方々にも順次発送いたします。少々お待ち下さい!

HP上では、、近日中にアップ予定です。
写真、、ちっちゃいけど、こんな感じの、です。DIM。


すでに募集中です!フライング大歓迎。どしどしお問い合わせ下さい。

骨と水色

2008年01月12日 10時50分14秒 | 森のテラス/東京
落ちるべき葉は みんな 落ち切ってしまったようです。

すっかり痩せ細った枯れ枝には、赤いイイギリの実が目立ちます。
その実を、手のひらよりずっと大きそうなヒヨドリたちが ついばみに来ているのが、
よくよく見えます。


葉が落ち切って

樹の“骨”が あらわになりました。 

無数に乱れのびる枝の網を 透かして

空の水色が 見えます。


森では、こんな空、
じつは 今しか見られません。
冬の、今だけしか。
他の季節には、葉が空をうめつくしているから。


影絵のような樹の“骨”越しに ぼーっと その水色を
見上げていると


近いように 見え

遠いようにも 見えます。




放たれている

2008年01月12日 00時23分29秒 | 森のテラス/東京
前のブログで載せた大輪の花は、八千代椿という名前でした。

花びらは いよいよ、めくれ上がるほどに開き切って、

芳香も

体内に持てる全ての力を
惜しみなく
最期のひと息まで
絞り出させるかのように、
放たれています。

部屋いっぱいに。
ぶおぉ、と充満して、もう、

扉の外の廊下にまで、
にじみ出ています。

薄いピンク色の
ふくよかな大輪の、
なんだか、
贅沢な気持ちになる芳香です。



080108

2008年01月08日 18時08分20秒 | 森のテラス/東京
今日から東京森のテラスはオープン再開でした。
オープン日和でしたね。とてもあたたかかった。

早速ご予約のお客様が、2組もいらっしゃいました。
よくいらっしゃるなじみのお客さんも、いつものようにふらっ、と、訪れて下さいました。

なじみの方と、そして、また新しい、いろんな方が来てくれるようになってきて、
なんだか楽しいです。




  080108


これは今日の日付。
一瞬「お!シンメトリーか!」と、
シンメトリー(左右対称)好きの私は、勝手に・にわかに、盛り上がりました。
、、けど、
よく見たら違った。惜しかった。

今日が1月80日だったら、見事シンメトリーだったんですが。





夕暮れ。

窓は額縁になり
森は影絵になります。


          (森番n)


明けまして

2008年01月06日 23時11分32秒 | 森のテラス/東京
おめでとうございます。
ふつつかブログですが、本年もどうぞ宜敷くお願い致します。

**

お里から帰って来てみたら、
12月31日付でまだつぼみだった この花が
見事に誇らしく咲き誇っており
麗しいかほりを立ち放っておりました。

これは日陰なんかに置いといちゃあもったいないと、オーナーは、
かの花鉢を 2階の賓客室に上げまして、

ぽかぽかの明るい陽気に当てつつ

また自分たちもぽかぽかと暖められつつ

火鉢に炭を焼(く)べつつ

あたたかいお茶とお菓子を頂きつつ

年賀状を一枚一枚 めくりつつ


正月休み最後の ひとときを
存分に ゆるりと 過ごしておりました。

**

とはいえ
そんな ゆるりな黄昏時も あっというまにお仕舞いでした。
ゆるいお休みはお仕舞いです。
明日から仕切り直して、頑張りましょう。

**

とはいえ
東京「森のテラス」は、8日(火)よりオープンです。月曜定休なので。
ですので、明日はまだ、ある意味正月休みの延長です。すみませんけど。

ちなみに
外のテラスは、もともといつでもオープンです。

どうぞふらりと、お越し下さいませ。

                   (番人n)


大団円

2007年12月30日 13時12分29秒 | 森のテラス/東京
今日は風が強いですね。


今年も「森のテラス」を、沢山ご愛顧頂き、ありがとうございました。
「秋田森のテラス」のプレオープン・ボランティア・ワークショップともども、
ことあるごとにたくさんのお力と優しさを分けて頂き、まったく、感謝しきりです。

いろいろなお客様が訪れ、
いろいろなイベントが催され、
いろいろな音が響き、
そのたびに、楽しい気持ちを分けて頂きました。
美味しいものもいろいろ頂いたり。有り難き幸せです。

いろいろな花が咲いて、
たくさんの緑が溢れ、
たくさんの葉が落ちて、

今日、

森は 静かです。


たまに 小鳥がピーピー鳴いて
遠くでカラスもクァクァ鳴いて
荒々しい冬風に樹々が戦(そよ)いで、そのざうあ、ざうあ、といううねりばかりが
森を揺さぶっています。


さっきまで まっすぐな光が シクラメンの花びらを透かしていたのに
いつのまにやら ぶ厚い灰色曇が、空の上のほうをすっぽり覆って

まだ昼間だと油断していたピアノの部屋を 暗めて、
寒々しくしてしまいました。


さっき撮ったシクラメンの写真、うまくないなあ、撮り直そうかな
と思っていた矢先に、この
空。

撮り直しはもう、どうやら手遅れ。真昼の光が溢れていた瞬間、それを撮るチャンスは
どうやらあの時だけだったのでした。





明日は大晦日。2007年、大団円。
すかっと晴れるといいですね。欲を言えば、ちょっとあたたかめだと、もっと良いですね。


今年も本当に、お世話になりました。まことに有り難う御座居ます。

来年も、もし宜しかったら、またどうぞ。楽しみに、お待ちしております。

よろしくお願い致します。



どうぞ よいお年を。


                       (番人n )








また 光が射して来ました

しかも 雨と一緒に




石を植える

2007年12月29日 01時21分25秒 | 森のテラス/東京
今回も番外編です。

26日。森テラオーナー(造園家)が、今夏に作った、那須某所の庭へ。
追加工事です。
<石組み>をしました。

それぞれに表情の異なる石を、全体で見てバランスを考え、
並びをイメージし、
その場でいろいろ微調整しながら、据えて行く。
迷いはほとんどありません。絶妙な組み合わせ方のポイントが、オーナーには見えているようです。
素人の自分から見たら、神業です。

石は、
人間と一緒で、
その場/その時に出会う、それぞれ/全てが 別物。なので、
「この石のとなりには これがこの角度で来て、、退いて全体を見たら こういう流れが見えて、、、」
というのを踏まえて、ほとんど
“一瞬で”
決断しなければなりません。

どでかくて重い石は、どでかいクレーンで吊るしています。その石を、数人掛かりで、人力で、微調整して据えて行く。
力仕事です。しかも、ちょっとまちがえば簡単に骨を折れます。
一人じゃ出来ない、大掛かりで危険な仕事。なので、「ああ間違えちゃった、やり直し」というのは、おそらく、ほとんどタブー。迷惑千万。

なるべく、一発で決める。
据え置くその瞬間に、全てを見極めて、即、決断する。


難しそうです。。

とにかく
経験を積まねば、これはどうしようもないのでしょうね。

それにしても、面白いなと思うのは、
石をポイントに据え置く事を
「植える」
と言う、ということ。

ほかにも、
「あごが見えてる」「口が開いてる」、、などなど。

職人さんたちの会話に耳を澄ませると、擬人的・擬生物的な言葉に満ちています。これらは全部、庭作りの世界で伝統的に受け継がれて来たことばたち。建築・大工さんの世界にも、そういう専門用語が満ちあふれていますよね。
木が確かにそうであるように、石も「生き物」と考えられて来たのです。


石は 木と同じく 「植える」もの。

それを踏まえて 石を見つめ直してみると

ちょっと ちがって見える、、気がしませんか?