森のテラス・番人日記

オープンガーデン

カブトムシの交尾

2012年07月31日 12時29分45秒 | 森のテラス/東京

七月も今日でおわり。森のテラスではセミが鳴きいよいよ夏本番...という感じになってきました。
近頃は夏休みに入った子どもたちが毎日のようにやってきては新たなカブトムシを発見したり
森のテラスのまわりで遊んで行きます。

子どもたちに見てもらおうと、森のテラスで捕まえたカブトムシたちを少しだけ虫かごに入れて飼育しています。
...そして先日、夕方頃カブトムシが交尾している場面に遭遇しました!
最初に発見した時にはオスがメスの上に乗っかり、ブリキのおもちゃのようにブルブルしていました。
そのまま観察を続けているとオスはお尻を動かしてメスのお尻に生殖器をのばしているようでした。




メスは餌に顔をくっつけたまま...
鳴き声なのかお尻のこすれる音なのかキュッキュッキュッと音がしました。


交尾が成功すればメスは土の中にもぐりこみ一週間の間産卵に入るそうです。
でも今現在、メスはまだ土の上にいるので成功しなかったのかな?
しばらく観察を続けてみようと思います。


ちなみに今日もとても暑い!ですが、
先程裏デッキの水皿で鳥が水浴びにしているのを発見。
オーナーいわく渡り鳥か何かのようですが、気持ちいいくらいに全身ぼちゃん!と
水に入っていて思わずうらやましくなりました。


秋田より 続・田植え

2012年07月29日 10時14分51秒 | 森のテラス/秋田

秋田 森のテラスで6月2日に田植えワークショップを行いましたが、お客さまと田植えをした田んぼとは別に田んぼを増やしました!
秋田 森のテラスの前を流れる阿仁川を渡るとその田んぼはあります。

5月28日


周りの田んぼはもう水を張り終わっていますが、うちの田んぼはこれから肥料をまきです。
枚数は3枚なのですが、大きさは毎年作っている田んぼの7倍です。作業員さん総動員で作業します。
畦にはわすれな草が咲いています。

毎年作っている田んぼと同じく化学肥料は使わず、農薬も使わないで作ります。
鶏糞となたね油かすをまきます。けれど、今回はこれよりも優秀なものをまきました!

オーナーの実家では広いお庭からでた落ち葉や家庭で出た生ゴミを貯めています。家の敷地内にある畑で使う分の他はそのまま貯まって行きます。今回それをいただいて田んぼの土づくりに使わせていただきました!どんなものよりこれが一番!とのこと。買わなくても家庭で作れるなんて素敵ですね。
これを運んだオーナーの息子さんと作業員さんは大変でしたが。。。

5月29日

さて、まいただけでは土は良くならないのでつぎは土を耕します。
私もトラクターに乗って耕してみました!

初トラクターでしたが、操作は簡単で余裕の笑みです。

余裕はずでしたが、端を耕すのは難しい!畦を少しばかし削ってしまいました~

 

6月4日

さて、水も張れたので田んぼを平にならします。

この日は気持ちよく晴天になりました!


改めてみてみても、広いですね。。
タオルはちまきで汗を受けながらきちんと平になっているか確認しながら丁寧にならしていきます。

6月6日
ようやく田植えを始めます!

手植えで植えて行くのには広すぎるので、機械を使います。
機械といっても、乗用の田植機より前の手押しの田植機です。
の方が貸してくれました。相当昔のものらしく今はもう使っていないとの事。
けれどこれで十分です!

慣れない機械に手こずり、最初にやった田んぼはきちんと植えれてない部分が。。

森のテラスのお母さんたちが手植えで奇麗に植えて行きます。
やっぱり丁寧に植えて行くのが一番奇麗ですね。


わすれな草に囲まれながら稲も順番待ちです。


だしもきれいに洗います。お花に囲まれて作業するのは気持ちよいものです。


端っこを植えるのはやっぱり難しいもの。バックするのも手で押して、二人掛かりでえんやこら。


この田んぼは内陸線から良く見えます。桂瀬駅と阿仁前田駅の間で桂瀬駅の近くです。
電車が通るとついつい手を振ってしまいます。。

 

7月9日
田植えから約1ヶ月。稲はすくすく育っていました。

カエルくんが泥だらけになりながら田んぼの番をしてくれていました。

おいしいお米がみなさんの元に届くように丁寧に育てています!みなさん楽しみにお待ち下さい~
9月には稲刈りなので、みなさん是非参加してくださいね~


ダリア植え 秋田 森のテラス

2012年07月21日 15時11分03秒 | 森のテラス/秋田

今年もダリアの球根を植えました!
秋田では遅めの6月頃に植えると奇麗に咲くと聞いたので、例年GW明けすぐに植えていたのを5月末から植えることにしました。

5月24日に秋田に着くと、働き者の作業員さんはもう植える準備をしてくれていました。
幅広のうねに支柱となる「ぼっこ」を立てて行きます。
(なんにでも「こ」をつけるのが秋田弁です。棒+こ=ぼっこ)
ダリアは1メートル以上になるので、テラスのお母さんたちにはちょっと高い。ビールのラッグに乗って1本ずつトントントンと打ち込んで行きます。


ぼっこは毎年同じ棒を使います。プラスチックではなく木の棒なので、どうしても腐って折れてしまう物も。。鉛筆を削るようにナタで削ります。


作業の合間にふと顔をあげて目線を移すと、色々な草花に囲まれている事に気づきます。


ダリアの球根は「おいも」のようです。品種ごとに形が違って、細長いいもや丸っこいいもなど様々です。
毎年、球根の保存を試行錯誤していますがなかなかうまく保存できず、球根を注文しました!
ダリアの球根はとても高価。。来年こそは成功するように勉強です。
ダリアには品種ごとに名前を書きます。保存するために冬前に掘り上げたときに区別するのに役に立つのです。
今年は注文先のダリア園の方が親切にも名前を書いてくれました。ありがとうございます!!


5月29日
去年田植えに来てくださった方がたまたま遊びに来てくれました!
予定がないとのことで、ダリア植えに参加することに!雨がぱらつくのでレインコートを着て作業開始です。


これはいわゆる図面です。茶色の部分がデッキを表していて、それぞれの畑にダリアの高さ・色・花の大きさを考慮してどう植えていくかを考えました。


図面の通りにネームプレートを置く人。ネームプレートをぼっこにビニタイで結びつける人。ネームプレート通りに球根を置く人。球根を植える人。
役割分担して植えて行きます。途中、球根が足りない!とか棒の数が多い少ない!ということもありましたが、去年よりスムーズに作業が進みました。何事も前準備が大切ですね。
なんといっても去年は全体数もわからずその場でどこに何を植えるか決めたので、とにかく大変でした。。


森のテラスは作業するにも広いので、時々こんな移動方法も。。。


森のテラスの畑は元は田んぼでした。田んぼの泥は水はけが良くないので土が良くなるように色々と工夫をしています。良い土があるとそれを掘って畑に持って行く事もあります。
この日も土を掘っていたら、たくさんのカブトムシの幼虫たちが!なんといっても大きい!

土の外へ出すと。。。

モゾモゾ。。。

モゾモゾ。。と土の中へもぐって行きます。

まだ眠い~と言っているようです。まだゆっくり寝ていてもらいましょう。元のお家へお帰りなさい。

保存がうまくいかなかった去年の球根から芽が出てきました!
お世話になっているダリア園の園長さんからアドバイスを頂いて様子を見ていたところ、芽が伸びてきました。なんと言われようと必ず芽が出るはずと信じていた甲斐がありました!気持ちが伝わったようです。植物の力ってすばらしいですね。


6月5日
球根が乾かないように寒冷紗をタープの様にして、球根の仕分け作業をします。

この日は天気が良すぎました。球根の上に新聞紙をかけてじょうろをで水をかけます。気がつくとすぐに乾いているので、頻繁に水をかけてあげます。新聞紙もぼろぼろになってしまうので取り替えたりと地味に大変な作業です。

作業員さんからたくさん頂いた「だし(苗が入っているラッグ)」に品種ごとにいれて畑まで持って行きます。

仕分け作業の間に同時進行で急遽去年の球根用の畑作りです。トラクター・人力と総動員です。

ぼっこも足りなくなったので、あっちからこっちへ運びます。結構な重さなはずですが、この笑顔!

後ろ姿も可愛かったのでパチリ。

これも1本1本削ります。


嬉しい事にが、予想に反して芽が出てきた球根の数が多かったので畑を増やす事にしました。

蔵の下にある菜の花が咲いている畑は、森のテラスで一番水はけが悪いところです。
コンクリートのようにカチカチの土の畑をダリア畑にします!

まずはトラクターで耕します。晴れの日が続いたおかげで、土が軽くなって耕しやすくなっていました。

鶏糞と有機たい肥を土に加えます。良い土になりますように。。。何を植えるにもまずは土作りが一番大切なのです。

みんなで力を合わせて、わすれな草に囲まれた素敵な畑ができました。


ほたるのゆうべのイベントの時には大きい物で40~50センチくらいに成長していました。8月くらいから咲き始めるはずです。
去年とは違った品種も加えて、それぞれの畑に特徴があるように植え方を考えてみました。今年はどんな風景になるか楽しみです!

植え終わった畑の側でけしの花が咲いていました。


藍のワークショップ 試作してみました

2012年07月20日 14時50分53秒 | 森のテラス/東京

来月8/25(土)に森のテラスでは昨年に引き続き藍のワークショップを開きます。
今年も秋田、東京の両方に藍の種をまいて、東京の藍はすっかり大きく成長しました。
今年の藍はどんな色に染まるかな?
ということでワークショップの前に少しだけ染めてみました。

刈ったばかりのみずみずしい藍の葉っぱ。
4月の下旬頃種をまき、7月になるとだいたい染められるくらい大きくなります。
藍は夏の間はすくすく育つので、7月に一度刈って8月にもう一度刈って、というふうに 二度くらい刈ってもまた葉っぱがのびてきます。
(一番刈り、二番刈り、と呼ぶそうです)
乾燥させて使う藍でも、この藍の刈り取り時期によってだいぶ色に変化があるようです。

さて、ちぎった葉っぱをミキサーにかけ染液をつくります。
さっそく絹を染めてみました。
(ワークショップがまだなので、写真は少しだけにしておきます!)

染液につけているときは緑ですが、空中に上げて酸化させることで青っぽく変化していきます。
少しづつ色が変わって行く様子がおもしろい...。
この作業を何度か繰りかえし、色を染め重ねていきます。


お次はたたき染め。
ちぎった葉っぱを布にのせて金づちでたたいて色素を出していく、とても原始的な方法です。
これがきれいにやろうと思うとけっこう時間がかかるのです...。
すぐにはがしたくなるけど、我慢してきっちり全体をたたいてからはがすのがコツ。

どちらの染め方も葉っぱが茂る夏の間しかできない季節の染めです。
ご興味ある方はぜひワークショップにご参加下さいね!

http://blog.goo.ne.jp/moritera-t/e/548250348d110d57e36d6a19cb2c1ce4

 

全然関係ないけど、今日は裏デッキの木の根元にカブトムシくんがいました。
なんだか木をギュッとしてコアラみたい。
森のテラスは緑がたくさん茂ってすっかり夏です。
ボタンクサギも咲いていますのでぜひお散歩にお立ち寄りくださいね。

 


秋田より ほたるのゆうべ

2012年07月12日 10時51分11秒 | 森のテラス/秋田

週末は秋田にて恒例のホタルの会が行われました。
昨年はライブも交えてにぎやかな演出の会となりましたが、
今年は純粋にゆったりとホタルを見てもらおうというコンセプトでした。
昨年の来場人数を大きく上回り、お陰様で100名以上の方にお越しいただきました。

ご家族とお友達と、デッキに腰を落ち着けておしゃべりに花を咲かせたり
お酒を飲み交わしたり、ホタルを捕まえてみたり、
みなさん夏の涼しい夜のひと時を思い思いに過ごされていたようで
とても良い会になりました。




こちらはウエルカムドリンクを配るテント。
受付をしてからわざとデッキをつたってホタルの出るスポットを歩いてもらえるよう設置しました。
ピンクのシャツを着たスタッフ...となりのカカシにそっくりです。


蔵のほうでは着々と料理とドリンクの準備が進んでいます。



こちらははるばる神奈川から来て頂いた栗林さんの作。
シソ、みょうが、甘酢漬け新ショウガの入った夏のおいなりさんとタンドリーチキンの焼き鳥。
森のテラスの青大豆を使ったサラダ、切干大根のクリームチーズサラダ、ヘルシー・チャプチェ
の三種のサラダ盛り。
色んなものがのって500円の大満足プレートです!
30食分のプレートが並んでいる様子は圧巻!いっしょに冷たいトマトのスープ、ガスパチョも用意しました。



プレートの方は30食限定のため、あっという間に売り切れ。
そんなこともあろうかと、森テラ隊は前日からおでんを仕込みました。
大根、イカ、タコ、こんにゃく、厚揚げ、玉子、一日煮込んだおでんを用意しました。
ドリンクは缶ビール、サングリア、フルーツポンチ、升酒を用意。
フルーツポンチには前日つくっておいたグレープフルーツのゼリーと杏仁豆腐も入れました!



料理をつまみながら夏の夕方に一杯... 外の空気を感じながら、みなさんくつろぎのひと時です。



18時からは外のデッキにてオーナー山田から森のテラスの環境とホタルについての話がありました。
呼びかけに応じてたくさんの方が集まってくれました。

まずは、ホタルのエサとなるカワニナをお見せします、とひょいとカワニナを捕まえてみなさんにお見せしてました。
貝の中を見るとしっかりと身が詰まっていますが、幼虫期を川の中で過ごすホタルは肉食でこのカワニナに食らいつきます。

オーナーの話はすべてをつくり変えてしまう庭づくりではなく、その場所の景観や本来の良さを活かした庭づくりを目指している、という自身の造園の考え方からホタルの話へ。
みなさん真剣に聞き入っていてなんだか自然学校のようでした。

 

 

八時前にはホタルが舞いはじめ、暗くなってからもたくさんの方にお越しいただきました。
ホタルそのものだけでなく、ホタルに触れたりたわむれたりじっくり見つめたり...たくさんの人と自然がいっしょになって、森のテラスならではの『ほたるのゆうべ』の景色になりました。
今回はシンプルな内容のイベントになりましたが、地元の方にも森のテラスについて知って頂ける良い機会になったと思います。

片づけ後には、スタッフと残っていたお客さまでお花見ならぬ、ホタル見をしました。
満天の星空からこぼれおちた星のようにホタルが暗い茂みの中を舞っていました。
なんだか夜空とホタルの舞う森、どっちがどっちか分らなくなってしまうような美しい光景でした。

ホタルの写真はまた届き次第アップしたいと思います!
お越しいただいたみなさまありがとうございました。


秋田より ほたるのゆうべ ~準備~

2012年07月12日 10時45分47秒 | 森のテラス/秋田

先日行われた「ほたるのゆうべ」。たくさんの方にいらしていただきました!
天気が心配される中、東京・宮城・もちろん県内からも参加していただきありがとうございました。

ほたるの会は田植え前から準備をしてきました。
これは5月24日の様子。
森のテラス内にあるはいくつか沼がありますが、この一番下にある沼に多くほたるが舞います。
水が流れる「とよ」覗いてみてみてみると、います!たくさんのカワニナ!
ほたるの幼虫の餌となるのがこのカワニナです。こんなにたくさんいれば安心と思いきや。。

沼をみると水がない!ひび割れが入っています!
森のテラス内を流れる水は山からの水です。その水の量や流れは作業員さんが仕切や土嚢で調節しています。
田植え前で流れを変えているのかなと思いましたが、とよにはたくさんの水が流れていたのを今みてきたばかりです。
とよをたどってみてると、とよが曲がって水が沼へ流れ込んでいません。きっと雪の重みで曲がってしまったのでしょう。。

さっそく作業員さんにとよを直してもらいました。


沼の側には藤の花がたくさん咲いて、ほのかに香りが流れてきます。
藤の香りにひたっているとがさがさっと後ろから音が。
もしかして熊!?びっくりして振り向くと熊は熊でも可愛いアナグマ。
急いで撮ったのでわかりにくいですが、真ん中にちいさく写っているのがアナグマです。
デッキの下に隠れながら、時々ひょこっと顔を出します。春ですね。みんな元気に動き出しています。

6月1日の沼の様子です。雨が少なく、田んぼに水を入れながらなのでやっと溜まってきました。一安心ですね。

6月7日。ちょうど、ほたるのゆうべまであと1ヶ月です。
今年の豪雪の影響は、とよだけではありません。デッキもずいぶんと重みで下がってガタガタになってしまいました。
山から切ってきた丸太を一輪車に載せて運びます。デッキが下がっている箇所へ丸太を持って行きます。

ジャッキアップでデッキを上げます。

チェーンソーで丸太をカット。

トントントントン。。。

トントントン。。隙間に丸太をはめていきます。

ジャッキを外して。

完成です!

数日がかりでデッキ全てを確認して奇麗に直してもらいました。うねっていたデッキはぴしっと奇麗な直線に。みなさんを迎える準備が整いました。

7月8日
作業員さんたちが奇麗に雑草を刈ってくれました。全て手作業でこの広い森のテラスの雑草を取っています。
自然のままのように見えますが、丁寧な作業が奇麗な景色を生んでいるんですね。

さて、この沼で今年はどんなほたるの舞がみれるでしょうか。


ボタンクサギ、あともう少しで咲きます

2012年07月05日 13時41分27秒 | 森のテラス/東京
近頃お問い合わせの多いボタンクサギですが、葉っぱが突き出しだいぶ大きくなってきました。
心なしか昨年より増えたような?

あじさいと似たような葉っぱですがクサギの仲間で、七月ごろ花を咲かせます。
見てるぶんには問題ないですがクサギの仲間なので葉っぱをもむと臭いようです...。






つぼみも随分ふくらんであともう少しで咲きそうです。
つぼみには小さな蟻がたくさんたかっています...

つぼみは紅色、花は桃色。
牡丹のように丸くなって花が咲くことからボタンクサギの名がついたそうです。
また咲いてきたらアップしたいと思います!