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森のテラス・番人日記

オープンガーデン

写真展にてんてこまい

2008年03月12日 18時18分42秒 | 森のテラス/東京
「あきた森のテラス 番人長の写真展」

いよいよ次の日曜(16日)から、一週間の開催。
なので。
今、ひたすら写真をプリントアウトしています。

膨大です。

自力です。

選別作業からずいぶん時間がかかっています。
展示方法もあれやこれや考えたり。

そんなに性能が良いプリンターではないから、
印刷の出来で、ガックリくることもしばしば。

なんとなーくで、
「ニュアンス写真展」だと思って、おおめに見てやって下さい。
薄目あけて見るくらいでも、いいです。
ぜひいらして下さい;;
(詳細は 森のテラスのHP(www.moritera.com)の「イベント情報」からどうぞ:)


***

色々撮ってる中で、やっぱり「お気に入り」っていうのがあります。
なんでそれがお気に入りなのか、というのは、おそらく
“ツボ”とか、趣味とか、
直感的な問題な気がするんですが、

そういう「なんか好きなやつ」っていうのをずらーっと並べて

ぼーーー っと見てみると、

なんだか「傾向と対策」が見えてくるような。

不思議なもので、ビビッと来るのは一瞬でビビッと来るし、来ないのはどんなににらんでも
全然、来ないんですよね。




そんな「なんか好きなやつ」のひとつが、この写真。
6月末、秋田に遊びにきてくれた女の子(当時4さい)の、
帰り際の、後ろ姿。

何を想って 何を見てるんだろう。

背中は 黙って 語っている。なにかを。


・・・と、思いめぐらせてしまうのです。これを見ていると。





そんなわけで今、
パンフレットは(レイアウトデザイナーさんのおかげ様様で!)無事入稿できたものの、
またしても てんてこまいなのです。


浦島太郎的

2008年03月07日 16時33分14秒 | 森のテラス/東京
冷蔵庫の国から
南国へ。
戻って参りました。ついさっきのことです。

駅で半袖の人を見て、ドッキリ。
さすがにでもそれは、例外的な、ちょっと暑がりの人だよなー。周りはまだコート着てるし。

と思ってる矢先に
また別の、半袖の人と遭遇。

ああもうだめだ。もう、全然違うのだ。
雪国仕様の分厚い重ね着の自分のほうが、もはや異端分子なのだ。
と、気づきました。

やっぱりここは、あたたかい国なのです。



森テラの梅も全開。
ミモザも、黄色い点々を空に散らしています。
いよいよ 春到来なんですね。

だがしかし。秋田は今もまだ雪が降っている。



あっち行ったりこっち行ったりしてて、

冬に戻ったり・春が進んでたり。

毎回、浦島太郎のような気分です。

・・と、
例えがなんか ふるーい感じなのも、
浦島太郎的です。


ひなうらら

2008年03月03日 19時59分10秒 | 森のテラス/東京
3月3日。

今日はあたたか でした。

午後、庭のはき掃除をしに出て来たお隣さん。
ふと気づいたら、
ザッ、ザッ、ザッ。たけぼうきの音。

「こんにちはー。」
「こんにちはー。」

「あったかいですねー。」
「ですねー。」


***


それからまた、もう一つのお隣さん。花壇に水まきをしていました。

「こんにちは。」
「こんにちは。」

「あったかいわね!」
「ほんとに!」




今日はほんとに あたたかだったのです。





今から
秋田に行きます。
まだ雪が降っている、秋田に。



しゅうくんとみかん

2008年03月02日 17時41分32秒 | 森のテラス/東京
森番Bさんが、久しぶりに森テラにやって来ました。
かわいい「しゅうくん」といっしょに。

しゅうくんに会うのは、とっても久しぶりです。
慣れない場所、見知らぬ「おじさんたち」に緊張してるのか、
こわばった顔、こわばった身体で、じいっ、とかたくなに立ちつくしてる。それを見て
「ああ、もう立てるのかあ、、」というところに、妙に感じ入ってしまいました。


2さいと数ヶ月ですって。


頂き物の、美味しいみかんをあげました。吸い込むように食べてました。

そのときの、
もぐもぐ・もぐもぐ 食べてるときの「無心の顔」なんて、
おそろしく可愛いのです。とくにほっぺたなんて。


それから、

不意に とてもまずそうな顔をした とおもったら
皮をぶええ~~っと吐き出していました。

口の中でうまいこと、うす皮の中身のやわらかい果汁のとこだけ搾り取って
食べてたんですね。
皮だけ はぎ取って、残して。

無心の顔で。



たくみすぎます。



じんちょうげ

2008年03月02日 13時01分54秒 | 森のテラス/東京
お手入れに入ったご近所のお庭に、

沈丁花が
ふっと
香っていました。

桃色と白色の組み合わせといい
香りの甘さといい
輪郭のやわらかさといい
あの

ほんわか ただよう感じ。





とても春っぽくて、
胸が
むずむずしました。


とりあえず

顔面から突っ込んで、むさぼり嗅いでみた。


。。。


。あまい。

閏二月晦日

2008年02月29日 23時59分04秒 | 森のテラス/東京
やうやう あたたかくなってまいりました。

夜はまだまだ寒いですけれども。



黄昏に射す光りの色も変わってきました。

まぶしすぎるのに心もとない 冷たい白から、

体温のやわらかさを遠くに感じる なまあたたかいピンク色へ。


梅はまだかと じれていたけれど

いつの間にか 満開近く。


ミモザも黄色を帯びていました。

花のあふれる季節が 近づきつつあります。



気づけば 今日は、二月も閏の晦日だったのですね。

あっというまに。


嵐のあとの樹

2008年02月28日 17時08分14秒 | 森のテラス/東京
森のテラスのオーナーの本業は、造園です。
番人nも造園事務所の社員なので、ついていきます。


那須のチーズガーデンという現場で、
先の週末の強風で、木が数本倒れてしまった!とのことで、
早速飛んでいきました。


見れば、
よりにもよって巨大なものたちが3本も、
根っこからすっぽり抜けて、
ひっくり返っていました。

枝先には、どこかから飛んで来たティッシュなんかがひっかかって、
未だ吹く冷風に、バタバタ煽られています。


那須にあるチーズガーデンの庭は、
去年の夏に作ったばかり。植えたばかりの樹は、まだ根づきが完全ではありません。
それにしても、
あの嵐のような強風。

ここ那須高原では、この春先、
あのような強風に見舞われるのは、普通にあることなのだそうです。
だから、樹が揺れすぎないように、ロープをひっかけて抑える処置も、当たり前にやるものなのだそうで。


馴染みではない土地のこと。地元の造園屋さんに聞いて、そして
現状を目の当たりにして、初めて わかったこと。


クレーンで引っ張り上げて、掘り直した穴に再び納めていく作業。


ひっくり返ったモミジの大木、その根回りを見たら、
霜が張っていました。根っこの先に。
掘る土も、凍ってて硬い。


那須高原に吹き下ろす山からの風。まだ冬のように寒かった。
だけど、

マンサクの花は もう、咲いていました。


那須も 早春の候。

嵐は 春の前触れです。


花壇を積む

2008年02月28日 16時48分25秒 | 森のテラス/東京
森のテラスのオーナーの本業は、造園です。
番人nも造園事務所の社員なので、ついていきます。


現在、都内某所にて、花壇を作っています。


埼玉で採れる平たい青石を、
パズルのように敷き合わせ、積み上げていきます。

ちなみにこの石、東京森のテラスの庭に敷き詰められている石と、同じもの。
いまはもう採られていないそうです。


マンションのふもとの、パティオ(中庭)的な吹き抜け空間の、
そんなに明るくない場所、

2m×4mくらいの、ぐにゃっと曲がってる小さな花壇ですが、
数日かけて、せっせと積み、
せっせとモルタルをこね、
せっせと塗り込め、
せっせと洗い、


やっと 積み終わりました。


あとは土を入れて、
木を植えます。






おいしいごはん

2008年02月27日 17時44分45秒 | 森のテラス/東京
日曜の送別会の時に作ったのは、
「梅じゃこひじきごはん」。

作った本人的には、薄味がなんか気になるなー、、と 不安だったのですが、

「おいしいよ」とみんなに召し上がっていただけて、

あー良かった良かった。

いやうれしいうれしい。


手料理を「美味しい」と言って食べてもらえる時って、
幸せに満ちあふれる瞬間ですよね。
食べる方も、供する方も。

ちなみに作り方は、
じゃことひじきと梅干し数個を適当におかまに入れて、出し汁で炊くだけです。
劇的に簡単なのに、劇的に美味しいのです。
ぜひお試しあれ。玄米でもいいですよね。

あと、ひじきとか梅干し(シソ漬けなら、付いてるシソとかも一緒に)とかを、
思い切って多めに入れるのがいいのかも、と 思いました。



旅立つひとたちへ

2008年02月26日 01時58分52秒 | 森のテラス/東京
日曜日。風の強すぎる日。

お昼:重松壮一郎さんのライブがありました。
(ホームページ→ http://www.livingthings.org/)


その後、
引き続き森テラにて、ひとつの私的な宴が催されました。

重松さんのドリンク担当でもある森番:アヤコンタ、
そして、山田茂雄造園事務所の元社員:クルスさんの、
送別会。

二人ともこの春、森のテラスを離れ、
それぞれの道へ旅立つのです。


この日、重松さんたちはもちろん、
日替わり制のためにふだんは一同に会す事がなかった森番たちや、
森のテラスの関係者たちが、奇跡的に集いました。


仙川の素敵な居酒屋menehuneさんの超絶ケータリング(すごい美味しい)と、
不肖:私番人nの手料理、などなどを囲みつつ。


二人が離れてしまうのは、
はっきり言って、とても痛手です。
二人とも、そんじょそこらに居ない、超優秀な人なのです。残念でなりません。
それに、とても寂しいです。

でも、

きっとまた戻ってきて、なんらかの形で「森のテラス」に入って来てくれることを、
切に願って。

縁が切れるわけじゃないから。

盛大に はなむけを。


今までありがとう。
これからもよろしく。


いってらっしゃい。



春荒らし

2008年02月25日 00時48分23秒 | 森のテラス/東京
土曜日。空が灰黄色になりました。

すごい嵐です。

テラスには 枯れ枝も みかんも落っこちて。

昨日までの暖かさは吹き飛んで、
忘れたかったあの冬の寒さが、またしても!


でも 部屋の中は
一転

ストーブでは火が燃え、人の体温が寄り集まって、

温かなパーティーが催されておりました。



舞踊とピアノの初顔合せ

2008年02月23日 16時06分24秒 | 森のテラス/東京
今年5月:
「あきた森のテラス」オープン祭=《森開き》。

5/3~5/11の9日間開催されます。
じわじわ準備中です。



5/4(二日目)は、
ピアニスト重松壮一郎さんプロデュース「ピアノの日」。

昨年秋の「あきた森のライブ」に引き続き、
重松さんがピアノソロライブを敢行してくれます。

 *重松さんのHP→ http://www.livingthings.org/



5/5(三日目)は、
重松さんと舞踊家:野口祥子さんによる、
コラボレーション・パフォーマンス。

夕暮れ時から宵にかけて、

森に吹く春風の あいま。
流れる水のようなピアノの音色と 不思議な緊張感にゆれる幻想的な舞踊が
どういうふうに絡み合うのでしょうか。




春を始めたばかりの
金曜日の午後。

外のほうが 淡く あたたかい一日。


お二方の顔合わせが、ここ:東京の森のテラスで行われました。
今日ここが、初対面です。


「合わせてみましょうか」
そう言って
おもむろにはじまった、即興「合わせ」。


音と空気と
      肉体と神経と

緊張と 奔放と
  問いかけと 応えと

 かけあいがあり

 響きあって
  響かせあって


  一つになる。


お互いの、「目に見えないゆらぎ」を 蜜に意識しあって、
だからこそ生まれる 目に見えない“何か”。




金曜日の午後

淡く あたたかい一日。黄昏を前に。


梅の息

2008年02月19日 16時59分14秒 | 森のテラス/東京
いよいよ樹氷...というところでしたが、

番人n、東京の森テラに戻って参って、しまいました。なので、
ちょっとここで、閑話。




東京は、梅が咲き出しましたね。とうとう春の訪れ。待ち望んだ春の訪れ。

朝の空気も、ずいぶんやわらかくなりました。

すーーーーー っと 鼻から大きく息を吸い込んでも、

鼻が痛くない。。。

それどころか、

甘い匂いもまぎれ込んで。



春ですね。



秋田の春は、まだまだです。

でも、今日の気温を調べたら、、ついに

「最高気温:1℃」
らしいのです。ついにプラスに転じた模様です。


節分仕様

2008年02月04日 22時59分06秒 | 森のテラス/東京
東京も、一日じゅう大雪でしたね。
節分の日。

東京って、こんなに雪が降るもんだったっけ。



森テラでは、そんな大雪の中、シンガーソングライターさんのライブが。
よくライブで使って下さっていて、準備も細かくセルフプロデュースで、
もうかなり、手慣れていらっしゃいます。

節分ということで、節分セットもご持参。
本物の昆布と、本物の梅と、そして節分の豆を浮かべて、
「大福茶」というものを作っていらっしゃいました。

ちょっと頂かせてもらったのですが、
豆の香ばしいにおいが、印象に強かったです。

風流ですね、、。

森テラのイベントは、基本的に ご利用下さる方のセルフプロデュース(なかば放任)なので、
自分たちが全然知らなかったようなもてなし方とかを かいま見させて頂いたりして、
いろいろ勉強になっております。




雪なのにいらしてくれる温かいお客さんも、ご苦労様でした。

薪ストーブの焚かれる部屋に入るなり「あったかーーい!」という、それこそあったかいお声を、
次々に上げていらっしゃって。
そのたびに
「ああ よかった。」と、微笑ましく、嬉しい気分になりました。
薪ストーブって、ほんとにあたたかいんです。


ちなみに 火を起こしたのは、自分じゃない森番の方でしたけども。


その日 自分は、気づいたら、
大して なんにも していなかったのでした。
強いて言えば、他の仕事をやってました!

(森番n)