森のテラス・番人日記

オープンガーデン

藍の種を蒔きました

2011年05月27日 14時29分33秒 | 森のテラス/東京

知り合いの型染作家さんに藍の種を頂いて、蒔いてみました。
本来であれば4月末頃が蒔き時なので、少し遅くなってしまいましたが
5月13日に蒔きました。


ごまつぶほどの小さな藍の種
こちらは昨年咲いた藍の花からとれた種です。
乾燥した葉っぱの青が、藍色をしています。


茶色い籾を指先でこすり合わせてとると、黒い種が出てきます。


こんな感じで筋蒔きしました。
2週間くらいで発芽すると聞いていたので、芽が出るまで辛抱強く待つつもりでいたのですが
少し間隔を開けてラップするといいとアドバイスをもらい、ラップをしてみると!
なんと次の日にひょっこりとかわいらしい芽が出ました。

ラップをしないで日光に当てているとすぐに土が乾いて
せっかく蒔いた種がまた乾燥した状態に戻ってしまうそうです。
ラップをすることによって蒸発した水分をとどめ、乾燥を防ぎます。


今はかいわれのような感じで双葉の藍ベビーが並んでいます。
込み合って生えているのでもう少し大きくなったら間引くことになりそうです。

うまく育てば7~9月に茂った葉を刈り取って生葉染めをすることができます。
夏にしかできない生葉染めでは、よく見かける藍色とは異なるきれいな空色に染まります。
初めてなので、うまくいくか不安ですが成長がたのしみです!

太陽に向かって一生懸命伸びている葉っぱが本当にかわいくて毎日眺めてしまいます。

大きくなりますように!


はるばる春の会 2日目 ~秋田 森のテラス~

2011年05月14日 13時07分29秒 | 森のテラス/秋田

二日目は、山菜採りです。

もちろん採った山菜はみんなのお昼ごはんになる予定。はりきってスタートです。

作業員さん達を筆頭に、森のテラスから線路沿いまでみんなで歩きながら 山菜を採ります。

沢山あった!こごみ。癖がなく、天ぷらにしたら絶品です。

こちらは山わさび。葉っぱ部分を刻んでお蕎麦と食べるととても美味しいのです。お客様にも人気でした。

 

山菜スポットだった線路沿いで夢中になっていると、一時間に一本もない内陸線が来ました!

みんなよけてー、と、なんだか楽しい一両の電車。

 

 

森のテラスに戻る途中、みんなで滝へ。

水の落ちる壮大な音が、

大勢で来ているのにも関わらず、此処には自分しかいないような錯覚になってしまいます。

 

 

滝もさながら、それを含めた全体の雰囲気が趣があって神秘的で時を感じる空気感。この滝には何度も来ているのに、清んだ空気によって新鮮な気持ちに。

ひとしきり思い思いの時間を過ごし、

気付いたらお腹がペコペコで

丸く並んだ岩が、たこ焼きに見えてしまいました…

 

 

さて森のテラスに帰ってきてからは、早速お昼ごはんの準備です。

お米を突いてコロコロ作る だまっこは、きりたんぽの「焼かなくてまんまる版」です。鶏出汁の鍋に入れます。

たまに鶏ガラを味見してみたり、採った山菜を種類ごと分けてみたり

みなさん手分けして働いたおかげで

豪華なお昼ご飯が完成しました!!

山菜の天ぷら、お酒が進みそうです。

そして、こちらは作業員さんが事前に作って下さったお料理。

少し見えにくいですが、

写真1枚目のお皿に乗っているのは「サラダゼリー」(と命名してしまいました)。また、右のカップに入ったものは米粉を使った「デザートサラダ」(と、またまた命名してしまいました)。

2枚目は断面が可愛い模様になっているのり巻です!すごくかわいい!

 

 

豪華なお昼ご飯をアレンジしたら、また豪華な夕飯が出来上がり、一日かけて山菜を満喫しました。

採った種類はザッと

いたどり(総称:つのべとも言う)、あさつき(見かけは九条ネギみたい)、よもぎ、ばっけの茎(ふきのとうのこと)、ぜんまい、あいっこ(数本しか見つけられませんでしたが、出汁にもなる程、味のある山菜)、こごみ、山わさび、せり…

こんなもんでしょうか。

似てる植物があったり、見つけてもどう採れば良いかわからなかったり、その度に手とり足とり教えて貰ってしまいました。この土地で過ごしてきた方々はさすがだなぁ、との眼差しを向けつつ、楽しく勉強をさせていただきました。

 

 


はるばる春の会 ~秋田 森のテラス~

2011年05月12日 11時38分52秒 | 森のテラス/秋田

はるばる春の会

東京でも秋田でも、本当にいつもお世話になっている重松壮一郎さんのピアノライブが秋田 森のテラスにて開催されました。  

 

今回、次の日に山菜採りのイベントも予定しており、秋田の作業員さんと会って打ち合わせをしたくても秋田へ行く術がなくなかなか内容を詰めることができずに歯がゆい思いをしたりと、

本当に、地震を境に一つ一つの物事の対応の難しさや重大さを実感いたしました。

至らない点が沢山あり、イベントを決行したらしたで思う事は一杯ありますが、

 

それでもこうやってイベントを開催できたこと

なによりも皆様に支えてもらっての会であったこと

それを実感して「またこれを活かして次へ繋げよう」と思えたことは、本当に意味のあった会でした。

 

秋田市内から駆けつけてカフェを開いて下さったフリオカフェさん。

美味しいご飯とホッとする飲み物と、また、来てもらえるだけでその場がパッと明るくなるフリオさん達3名。

単純に、駆けつけて来てくれたことへの嬉しさで、心もお腹いっぱいでした。

 

 

どんな状況でも、一音一音を大切に紡ぐ重松さん。

そして、新幹線が再開して4日後の秋田での開催だったため、事前にチケットを取っておくこともできず、

ようやく取れたチケットで夜に秋田に到着されたご家族もいらっしゃいました。

「夜に到着するチケットしか取れなかったけど行きます」と言って下さった心意気に、本当に感謝です。

みなさま、ありがとうございました!


チューリップの断裁式

2011年05月01日 13時06分05秒 | 森のテラス/東京

今年も見事に咲いてくれたチューリップたちも
だんだんと散ってきたので、先日断裁しました
なかなか大量、バケツがこんなにいっぱいです



きれいな花をありがとう、ということでしばらくは花瓶に挿してたのしみました
門のところにはまだ少し残っています
だいぶあたたかくなって、テラスでも過ごしやすい日々がつづいています
チューリップもいよいよ見おさめ、夏ももうすぐです
最後のチューリップをたのしみに、ぜひお散歩にいらして下さいね