森のテラス・番人日記

オープンガーデン

八朔ゴムはん

2008年01月29日 23時58分30秒 | 森のテラス/東京
ただいま、
「あきた森のテラス」のパンフレット用の、原画を作成中。

「八朔(はっさく)ゴムはん」さんの消しゴムはんこで、
作っています。
はんことスタンプ一式をお借りして、
好き勝手にやらさせて頂いています。

「はっさく」さんの彫ったゴムはんは、
東京の森のテラスでも、前からお世話になっています。
ホームページの名前のところ、あれとかもそうです。

手作りのゴムはんのやさしい味わい、、、はんこにポンポンとインクを叩いたり、
静かにぎゅー・・・とはんこを押してる時の気持ち、、それとか、
数秒後の「おそるおそるはんこ持ち上げ」=「出来上がり」を待つときの気持ち
っていうのは、
なんともいえない、、、、強いて言えば、
「とても素敵」
なのです。

というか、

すごく楽しい・・・!

ホームページ→ http://8-hassak.com/

ちなみに「八朔」というのは、あの柑橘系果物の「ハッサク」なんですって。
こんな漢字なんですね。想像つかなかった。

****

ところで、
森のテラスのホームページも更新されました。
長らくじれったくじらして参りました、「2月ワークショップ」の詳細、
やっと見られます。
ふるってご覧下さい。

おかげさまでこのチラシ、にわかに好評でございます。かたじけないでございます。
(このチラシは東京森のテラスでも配布中です。)

ワークショップ参加者、まだまだ絶賛大募集中です。
お問い合せも、遠慮なくどうぞ~*



たゆたうつぶ

2008年01月28日 17時25分08秒 | 森のテラス/東京
日曜日。
この冬になってからは、ついぞやっていなかった、
外まで開け放してのライブ。

お客さんが寒くないかと心配でしたが、
幸い、よく晴れて。いつもよりはずいぶん温かくなりました。

春の熱すら感じられる、金の陽の光。
でもひざかけやブランケットは欠かせない。


テラスの炉では、パチパチとはじけるオレンジの焚き火の音と、
崩れながらこすれ合う薪の音。

黒ずむ炭のにおい。
もうもうと立つ、まっ白い煙のにおい。
時折 白い灰の粉をひらひら舞わす、冷たい風のにおい。

その向こうの、ゆるいオレンジ色に照らされた室内からは、
流れるような ピアノの音色。
ちいさな粒子がキラキラと、玉になってつらなりつづける、
湧き水のような
音のひとつぶ・ひとつぶ。

ざわざわ揺れる 森の下には、静かな人の呼吸。
枯れ果てた色の 森の上では、鳥たちの笑う声。


日曜日の空気は
たゆたう 目に見えない色んな粒子で あふれていました。



色々な茶色

2008年01月27日 00時38分59秒 | 森のテラス/東京
午前のお客様には、
「クロモジ」という木の、茎茶をお出ししました。

秋田の山にも生えています。鮮やかな碧色の茎に、黒いまだら模様がある木で、
切り口からは独特の甘くてさわやかな芳香が溢れ出す、
お気に入りの木です。

茎茶は、干した茎で茶褐色なのですが、
煮出すと、
オレンジのようなピンク色が出るのです。これは全く想像の範囲外の色。
しかも、とっても鮮やかな。

夏、摘み立ての新緑の葉っぱとか茎でフレッシュハーブティーにしてみたんですが、
そのときのは、青みがかった みどり色でした。

鼻に来るのは あの切り口の 爽やかに突き抜ける青い香り
喉に通るのは ふくらんだ花のつぼみのような 甘い香り

一本の木のからだの中に、どれだけの数の色彩が眠っているのか。
不思議でなりません。



**


午後のお客様には、ありものの茶葉でオリジナルブレンドをしてつくった、
オリジナルティーをお出ししました。
ジャスミン茶ベースで、アールグレイと、レモングラスをブレンドしたんですが。
ちょっと濃すぎて強すぎたので、何度か薄めたりもして。

手前味噌というか勝手気ままに作ったのですが、
親切なお客様に「おいしいですよ」なんて言っていただきました。

最近よくいらしてくれる、やわらかいピアノを弾かれるお客様で、
私はその音色がとても気に入っています。

キッチンでピアノに耳を傾けながら
ふと外を見たら、
梢に、シジュウカラが3羽、ヒヨドリが2羽、じっと とまっていました。

しばらく見てたら、
きみどり色のメジロも来ました。






獅子柚子と猫

2008年01月26日 01時44分58秒 | 森のテラス/東京
そして、
ちょっと前のブログ(12月後半あたり)でも出て参りました、
シシユズ。
まだしぶとく置いてあるんです、テラスに。
これとクロを対比させたら、どうかしらん と思って、
そばに置いてみました。


特に興味を示す事も無く
スルーされた。


だいたい猫とは そういうものです。


****


ところで、

「山田茂雄造園事務所」のホームページの方も、ついに更新されました!満を持して。
「GARDEN」のところです。
これまでの作品が、写真付きで見られます。なかなかのボリュームです。
よろしかったらどうぞ、ちらり。

http://www.yamada-shigeo-landscaping-design-office.com/





猫撫で声

2008年01月26日 01時33分16秒 | 森のテラス/東京
はるか 富士山の、すぐ左側をかすめて、
落ちてゆく、烈しい夕陽。

を、しんみりと望もうとしたら、

クロが来てました。

この森テラに、おそらく一番足しげく通って下さっているお客様です。

おそるべき人なつっこさで、初めてのお客さんにも にゃあ~ にゃあ~って、
猫なで声ですりよってきて、ぐるぐるじゃれて来ます。

今日も、こっちが気づいたと見るや、
にゃー にゃー って。

かわいいやつです。


荒風

2008年01月24日 23時56分25秒 | 森のテラス/東京
今日は
風が、もんのすんごく吹き荒れてて、
もんのすんごく、寒かったですね。
雪降ってるより、むしろもっと、もんのんすんごく、寒かったです。

外に干していた洗濯物が飛んでいきました。
オーナーの靴下たちです。

それ以外には、特に事件は起きませんでした。


ちなみに自分は中に干してたので大丈夫でした。


都濡らし

2008年01月23日 17時40分57秒 | 森のテラス/東京
秋田を離れる時に
「やーこれでしばらく雪ともおさらばかー」
なんて

思いきや。

降ってしまいましたね。東京にも、雪が。
けっこう本気で降っているので、びっくりしました。

「濡れ雪」だから、傘ささなきゃいけないのがめんどくさいな~
と思いつつ
秋田の雪が「乾き雪」である ということが、
よりくっきり、理解出来ました。
降ったそばからびちゃびちゃしてるこっち(東京)の雪と違って、
秋田のは、パサパサしてて、
ハラハラと、舞うんですよ、つまりは。

****

夜になって、
もう融けて、びちゃびちゃになってしまいましたね。

***

ところで このブログ

ここのとこずーーーーっと、見事に雪ばっかりですね。
すみません。と言えば良いのか、仕方ない。と言うべきか。


DIM

2008年01月23日 01時23分42秒 | 森のテラス/東京
今日の森テラは、
開かずの物置をギャラリー化するための、ド派手な大工事をしてました。
大量の眠れるモノたちがどっかんどっかんテラスに引っ張り出され、
がんがん燃やされておりました。
床も引っぺがしたりぶっ壊されたりしてた。
大工事です。DIM=ドゥー・イット・マイセルフです。

自分はというと。
秋田森のテラスで今度催される
「2月:真冬のワークショップ」のフライヤーを(今頃やっと)作っておりまして、
さきほどやっと、作り上げたとこです。手づくり感にじみ出てます。

なかなか詳細を発表せずまま ヤキモキさせておりまして、
申し訳ありませんでした。

チラシは印刷して(DIM)、明日から東京の森テラにも置きます。どうぞお手に取ってご覧下さい。

あと、前回のワークショップ(昨年9,10月の花植えワークショップ)でお世話になった方々にも順次発送いたします。少々お待ち下さい!

HP上では、、近日中にアップ予定です。
写真、、ちっちゃいけど、こんな感じの、です。DIM。


すでに募集中です!フライング大歓迎。どしどしお問い合わせ下さい。

景色の雪

2008年01月21日 18時36分10秒 | 森のテラス/秋田
昨日の続きですが、、

車窓から見える風景がみるみる明るくなっていく
ってのは、
嬉しいもんですね。

でも
あの厳しい寒さを忘れた頃になると
「雪の景色も良かったな」
なんて
感慨深く思ったりも、するんですよね。ケロッと。

あの寒さのつらささえなければ、
ひたすらキレイだから。

でも
あの「張りつめた厳しさ」あっての、キレイさ、なのである。
とも、言えるんでしょうけども。



大雪原とは

2008年01月20日 23時42分51秒 | 森のテラス/秋田
要するに こんな感じです。


今日も早朝から雪がわんさか降る中、
新幹線に乗って帰京しました。


南へ下るごとに みるみる移り変わる 風景、、

見える「色」がまず違う。白じゃなくなる。
茶色が見える。
季節を逆回ししている感じ。帰京のたびに毎度思うのですが。

そして、

陽射しが見える。白いベール越しじゃなく。しかも強くて、熱い。
陽射しって、
すごくまぶしい。

そのことにびっくりしている自分に、びっくりしました。
だって、久しぶりに浴びた気がしたんです、こんな熱さ。


そして、
やっぱり 思いました。

「東京は、あったかいな。」
と。

空気がゆるくて 道行く人の顔もの~んびりして見えます。厳寒の雪国とあえて比べて見れば、ですが。


雪 ときどき 雪

2008年01月18日 02時21分25秒 | 森のテラス/秋田
雪が降っているとき、
音は止みます。


外が はたと 静まりかえった時
ついうっかり雨降りの感覚で
あれ 止んだのかな
と思って窓を開けると

むしろものすごく降ってたりします。

逆に、
外がなんだか騒がしいな と思ったら

白い雲のベールを透かした白い光が射していて
青空も灰色の切れ間に少し見えていて

さっきまで押し黙っていた 一面真っ白な世界の中
なにやら あちこちが
おもむろに騒がしく うごめき出すのです。

元々ひとつの真っ白い固いかたまりだったように積もった雪の
どこかが 急に融け出して
じわじわ崩れ出します。

ぴちゃぴちゃ 水のはじく音がします。

ミシミシ うずいたり
ドザザ!と 突然屋根から落ちたり
パラ、パラ、と 樹からこぼれたり
スサーーー、、、 と 風に舞ったり

あちこちで 小さな音が溢れます。


と思ったら
また雪が降り出せば

世界は黙り込む。

その繰り返し

延々と
その繰り返しです。


あ 雪が止んだ
晴れるのかな?

と思ったら
たちまち ざんざん降り。 というか しんしん降り

と思いきや
急に雲がちぎれて

青空が見えた!やった!晴れるのかな?

という期待も
数秒もしたら打ち砕かれて

音の無い嵐のような 粉雪まみれ

また 世界を真っ白の固まりに塗り込めて

じっと 黙り込む。



ひたすら 繰り返し

その繰り返し


tu la la

2008年01月16日 18時16分08秒 | 森のテラス/秋田
雪に埋もれた町に降り立ち

駅から番人小屋へ歩く 30分の 道すがら

一面の雪世界に さすがに目も 気分も慣れてきたところで

つららを見つけて

あーつららー!

と盛り上がって

写真をパシャンパシャン撮っていて


現地の方にとっちゃ

こんなもの なーんにも珍しくないもの なのだから

ちょっと変な人 か あからさまによそ者 に見えるのかな

と 少し

考えて


素知らぬ顔を装って また歩き出しました


でも 内心は 「おのぼりさん」の浮かれ気分を引きずって

 トゥ ララ ~♪


でも こんな気分は

足を踏み入れた初日だけの 特別期間限定な ナマもの

明日にはきっともう慣れてしまって サラッと忘れてしまう感覚だから

せっかくだし

満喫しないと



思いつつ。


             番人n(南国生まれ)



かんじきデビュー

2008年01月15日 01時09分49秒 | 森のテラス/秋田
これが かんじき です。

これを履けば、雪に沈まないで歩ける ということです。

てっきり 雪の上にふんわり乗ってる くらいのイメージだったんですが

案外 ずぼずぼー、 って 沈んでいたんですけども。

なんか間違えてたんでしょかね。付け方とか。ふつうならどんなもんなんでしょうか。

なにぶん、今日が人生初「かんじき」でしたので、どんなもんがふつうなのかもちょっと、わからないですけど。



うずもれてます

2008年01月15日 01時00分43秒 | 森のテラス/秋田
あきた森のテラスは

雪でうずもれ中です。

真っ白にうずもれちゃってて、写真じゃ、なにがなにやら。



毎日雪が降ってます。

青空が見えてても、はらはらと降ってます。車庫の前とか、扉の前とか、その都度雪かきしなきゃ
閉じ込められてしまいます。命がけ。



人生で初めて「かんじき」を履いて、わっせわっせと歩いてみました。

だいたい40センチ。膝くらいまである つもりっぷりです。

慣れてないからか、雪の重みでか、

途中何度か足がもつれて バッサーって 前のめりで こけました。

そのたび右手に握っていたケータイ(=デジカメ)が丸ごと 雪びたしになり

そのたび「ぎゃーー死んじゃう!」と大慌てでぬぐったり振ったり。

いや

大変ですね。

雪国って。



プロの味

2008年01月14日 10時28分27秒 | 森のテラス/秋田
おばあちゃんのお漬け物です。畑でとれた大根。
長年の経験とテクで、ちゃちゃっとお酢を入れたりして、巧みな味付けに。

2週間ほど漬けます。


冷えていて、
ほんのり甘くて、
ふんぞり返るほどうまい。

お漬け物は、雪国の食文化の筆頭です。食卓には欠かせません。スーパーにもずらりと並んでいます。


おばあちゃんは漬け物のプロです。

おそらく、
お隣さんも、
そのまたお隣も、また隣も、、というか、
村じゅうのおばあちゃん・おじいちゃんが
その道のプロ だと思われます。