モリスは、私たちが 「お宝」と
感じたミャンマー産の無処理で
美しいルビーを専門にしています。
天然無処理のモノが「宝石」として
当たり前だとモリスは考えています。
一般的に販売されている
ダイヤモンドは、ほぼ100%が、
天然無処理のものですが、
一般的に販売されているルビーの
ほとんど100%が処理をされて
美しさを改良したものです。
500年前には、ルビーは
ダイヤモンドの10倍近くの値段で
売られていた「お宝」の代表選手でした。
それが、1823年に人工合成ルビーが
発明、1908年に「フランスのルビー」と
して全世界に広まりました。
まだ、人工合成石としての認識が無かった
時代です。
さらに…
40年前に加熱処理をして美しさを
改良したものが市場に供給されるように
なると、更に価値が分かりにくくなり、
結果として、宝石の王としての立場を
失って行きました。
今でも、エリザベス女王が冠を
お召しになる時に右手につける宝石も、
雅子さまが美智子さまより
受け継いだ宝石もルビーです。
一般的な宝石になるには、
数が少なすぎた為に、
人為的な合成や処理の技術を発達させる
ことで、その旺盛な需要に応えて
来たのですが、結局、数が増えすぎ、
結果として希少性を低下させたのは皮肉な話です。
ただ、忘れてはいけないのが、処理の有無は、
後から見分けられるのですが、買うときに
売る人が正直に言わないとわからないまま…
後で事情があって手放すときに分かるのです。
値段は、宝石らしい値段はつかないはずです。
かつて宝石として取り扱われた
人工合成ルビーが、宝石でなくなったように、
処理されたルビーも
価値が低下すると思います
それでは、これからどうなるのか?
私は、宝石に資産性を求める場合と、
アクセサリーとして使い捨てる場合と、
別れて行くと思います。
お買い頂く前に、どちらのルビーなのか?
キチンと確かめられるところで
手に入れられることが大切です。
見た目の美しさだけであれば、
人工合成ルビーで十分なのですから…。
写真は、モリスが自社で採掘したルビーの
原石をクオリティーごとにスケール上に
並べたモノですが、最高品質の原石
(赤い枠の部分)が如何に希少性が高いか
よくご覧頂けると思います。
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