京都と大阪は隣どおしなので近いのですが、
最近あまり立ち寄るチャンスが無かったのですが、
今日来てビックリ。
大阪駅の上のデパートといい、かなり変わりました。
不景気だからこそ変えなければならないのでしょうか?
でも、少し無理している様にも感じました。
京都と大阪は隣どおしなので近いのですが、
最近あまり立ち寄るチャンスが無かったのですが、
今日来てビックリ。
大阪駅の上のデパートといい、かなり変わりました。
不景気だからこそ変えなければならないのでしょうか?
でも、少し無理している様にも感じました。
Histric Ringsの中でも異様な雰囲気を感じた
どくろのリングです。
ドクロを指に着けるという感覚は日本人には
あまりないのですが、ヨーロッパでは、
いつかは我が身…限りある命だと思え、と
いう考え方がありました。
これは伝染病などで昨日元気だった人が、
今日は居ない…という時代背景が関係して
います。
欧州の死生観を表わす
「メメモントモリ=死を忘れるな」
といわれるものです。
限りあるから今を大切に…というと、仏教の
色即是空に通じるものがあります。
私には表し方こそ違っても根源は同じだと
感じられた、思い出のリングです。
おとなしくて力持ちな象さんはミャンマー、
タイランド、インドなどで崇高な動物として
大切にされています…が、
モリス鉱山で頑張るイエッチョーさんから
こんな写真が届きました。
「ゾウさんの魂が入った木を発見しました」
見てみると本当に優しそうなゾウさんです。
仕事の話ばかりではなく、こういうレポートが
届くと嬉しくなります。
ジュエラーという仕事を日本語に直訳すると宝石商ですが、
実は、深い仕事です。
宝石の概念は、美しく、希少で、経年変化の無いモノです。
しかし、パッと見ただけではどれに価値があるのか、
分かりにくいモノです。
絶対的価値といわれる宝石は、分かりにくいだけに
価値の高くないモノも高いモノと同じように流通する
ことがあるのが問題ですが、それでも信頼度の高い
ジュエラーは、次世代でも変わらぬ価値を持つ宝石
をお届けする仕事なのです。
人類史上最も古い職業の一つであるジュエラーは、
これからも時代を超えて続いていく仕事、
皆さん、興味を持って見ていて下さい。
写真は、北京でも紹介したJBS宝石品質判定のルビーの
クオリティースケールです。
元々、日本の宝石商老舗の諏訪貿易の諏訪会長が
世界各国で使われているシステムをまとめて
つくられたものでとても便利です。
ミャンマーでも、上海でも、北京でも皆さんが自然に
使って頂けるのもうなずけます。
S、Aの5、6の枠をジェムクオリティーといいます。
無処理で美しいルビーのこの枠に入るモノは、
宝石の中の宝石…とても希少性が高く、価値の高い
ものです。
ジュエリー言語学(桃沢敏幸氏著)に興味深い
記述を見つけました。
宮沢賢治が、宝石に詳しく、作品の中でビルマ産
のルビーの産地の話まで出て来ると聞き及んだ
事がありますが、ジュエリー言語学で宮沢賢治を
引くと…出てきました。
(引用ここから)
みやざわけんじ 宮沢賢治
「雨ニモマケズ」の宮沢賢治は、ジェモロジスト
(宝石学者)、ラピダリー(研磨技術者)、ジュエラー
(宝石業者)、コレクター(収集家)のさきがけだった
事はあまり知られていない。地元では、「石ッコ賢さん」
と呼ばれており、彼の作品の随所に宝石について
触れられている。例えば、「十力の金剛石」に次の
ような一説がある;
その宝石の雨は、草に落ちてカチンカチンとなりました。
それは鳴るはずだったんです。りんだうの花は刻まれ
た天河石(アマゾンストン)、打ち劈かれた天河石で
組み上がり、その葉はなめらかな硅孔雀意思(クリソコラ)
で出来てゐました。黄色な草穂は輝く猫晴石(キャッツアイ)
いちめんのうめばちそうの花びらはかすかな虹を含む
乳色の蛋白石、たうやくの葉は、碧玉、そのつぼみは
柴水晶(アメシスト)の美しいさきを持っていました。
そしてそれらの中で一番立派なのは小さな硅野ばらの
木でした。野ばらの枝は茶色の琥珀や紫がかった
霰石(アラゴナイト)で磨き上げられ、その実は
まっかなルビーでした。(ルビーは原作のまま)
(引用ここまで)
ということで、宮沢賢治の作品の中で、一番立派な宝石
としてルビーが紹介されています。
目立たないのですが、最高の宝石として認識されて
きた宝の石「ルビー」。
出会うと嬉しく…記録しておくのです。
宝石の雑誌として中国で一番格が高いといわれる
「中国寶石」にモリスルビーが紹介されました。
そして、モリスのルビーはどのようにルビーの価値を
見分けているのか?という話題については、
「JBSの宝石品質判定」を紹介しながら説明されて
います。
なぜ、ミャンマー産の無処理で美しいルビーが
ダイヤモンド以上に高額なのか?
先日の北京のフェアーでは多くの方々に聞かれました。
雑誌の取材時にも感じたのですが、ルビーといっても
それが、どの様なルビーなのか?とても細かく聞いて
頂けますし、納得するまで何時間でも説明を聞いて
頂けます。
今回の記事もそれが反映されているようです。
ルビーのインクルージョンには、(特にモゴック鉱山産)
蜂蜜と水をかき混ぜたような模様、通称「糖蜜状組織」
が良く見られますが、ブルーサファイアでは珍しい風景
ですので、今日はブルーサファイアの内包物です。
海の中にもぐっている様な感じでしょうか…
顕微鏡でルビーや宝石を覗いた時に見える景色
を見ていると、なぜこの様になっているのか?
「理解しようと考える自分」 vs 「思考停止してただ眺める自分」
に気づきます。
理解しようとすればするほど、どれだけ頑張っても宝石は
人間の理性の枠で認識するものではないと感じるのです。
ここにある景色には、人の意思がほとんど関係していないし…
結局、最後は、思考停止状態で楽しむことになり…
そして、顕微鏡から眼をはなすと「何か得をしたような、
イイ気分」になります。
「宝石ルビーの中の景色を眺めること」は、人を癒す効果が
あるのでは、と思うこともあります。
是非一度、試してみて下さい。
ルビー、中国でも、赤い宝、紅寶(ホンパオ)
「赤い宝」と書きます。
とてもいい呼ばれ方をします。
日本なら紅玉(紅玉=こうぎょく)ですが、
玉は、日本では昔から一番大切な宝物とされて
来たものです。
例えば、家の中にあるおたからを「宝」と書きますし、
玉を囲んだモノが「国」ですので、日本のお宝は
「玉」です。
赤い色をしたお宝の事を紅玉というので、日本でも、
やはりルビーは、最高の名前がついていることに
なります。
そもそも、ルビーの語源が、ルビウスまたはルバー
=赤ですから、名前の付け方は同じです。
しかし、昔から、ルビーを産出してこなかった
ヨーロッパでは、ルビーのほかにスピネル、
カーネリアン、ガーネットなどの赤い石もルビーと
して扱われた形跡があります。
しかし、アジアでは2000年前からルビーとスピネル
ガーネットなどを分けていましたし、お釈迦様の
頭で輝くのもルビーです。
そして、原産地もアジア…
ルビー先進国なのがアジア…
アジア発、世界に通用する宝石がルビーなのです。
今日は、中国上海でルビーのセミナーをして
いましたが、最後の質疑応答で、
「ルビーのインクルージョンとは何ですか?」
と質問を頂いて
「しまった!」と思いました。
セミナーの中では、
「このインクルージョンは…」
「インクルージョンはナチュラルの…」
とインクルージョンという単語が、
セミナーの重要なメッセージを伝えるキーワード
「唯一無二の個性」を説明する言葉でした。
そのことばの意味が分からないとセミナーの
殆んどがよく分からなかったと思います。
インクルージョンとは、ルビーの中に内包される
その他の結晶や、物質、または、スペースなど
で、その結晶が育った環境などをうかがい知る
手がかりでとても大切なものです。
私自身が初めてインクルージョンという言葉を
聞いて、良く理解できなかったことを思い出しました。
いつも、お聞き頂ける方の気持ちで話さないと…
と思いました。
ピンクサファイアとルビーは、同じ鉱物で
赤色をルビーと呼び、文字通りピンク色
のモノをピンクサファイアと呼びます。
これは、その原石で、ミャンマーの
ナヤン鉱山、ワブー鉱区から産出され
ました。
カットも研磨もしなくてもそのまま美しい
結晶です。
そとから見ても、「アパタイト」と思われる
結晶がはっきりと見えます。
このアパタイトは、このピンクサファイアが
育った母岩が結晶化したものです。
カットするのがもったいないので、
もう1年ぐらい原石のまま、ずっと持っている
のです。
私たちモリスはジュエラーです。
ジュエラーとは、聞き慣れない職業名ですが、
ヨーロッパでは、日本では、ワインのソムリエの
ような(欧米諸国ではかなり格の高い職種です)
存在です。
とても希少性の高い「宝の石」です。
ミャンマー産の無処理で美しいルビーは、
ウィンドーショッピングで見つける?
普通のお店でオーダーする?
どちらも見つからないと思います。
そのくらい珍しいモノです。
というわけで、明日は上海でルビーをご覧に
なりたい方がいらっしゃるということですので、
行って参ります。
中国の雑誌にモリスルビーを特集して頂きました。
無処理で美しいルビーであることの価値を上手く
表現して貰えました。
3ctのモリスルビーが富裕層向けの雑誌で堂々と
雑誌の目次部分と特集ページに登場していました。
ありがたいことです。
少し誇らしく、鉱区で頑張る皆が報われたような
感じがしました。
蓮の花は御釈迦様ととても関わりの深い花です。
如来さんが上に座っていたり、菩薩さんが蓮の花
の上に立っている姿を良く見ます。
蓮の花は、泥の中からあの美しい花を咲かせる
ことから、仏教では大切にされています。
このリングのモデルになったのは蓮の花で、
今から7年前につくったリングです。