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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

5月というのに3日続けて34度の長野市。なのに陣場平の日陰は26度。縮緬山椒の初物。カッコウの初鳴き(妻女山里山通信)

2019-05-28 | アウトドア・ネイチャーフォト
 北海道で39.5度の報道。そこまでではないとはいえ34度はきつくて体がついていきません。
 今夏はエルニーニョ発生で世界的に高温:世界気象機関(WMO)の予報。 ただ気象庁の長期予報は、7,8月はむしろぐずついて冷夏の予報。世界的には高温傾向だが日本は冷夏? さてどちらが当たるでしょう。

 陣場平への小道。ログハウスを借りて昼を食べたのですが、照り返しがひどく温度計は31度。ところが、陣場平の日陰はなんと26度です。樹木のおかげです。有害帰化植物のヒメジョオンを抜きました。作業に疲れると、右に見える落葉松の丸太のベンチに腰掛けて休憩します。

 振り返って林道の方を見たところ。林道を左へ登ると、約一時間で天城山(てしろやま)を経て鞍骨山(鞍骨城跡)へ。正面を向こう側へ300m下ると堂平大塚古墳があります。厄介なオオブタクサを抜き取ります。ハルゼミとエゾハルゼミの鳴き声が今日は一段と大きく響きます。

 ウスバシロチョウがたくさん舞っている陣場平。日陰は湿度も低くすごしやすいのですが、日向は灼熱の暑さ。10分以上の作業は無理です。近くからカッコウの初鳴きが聞こえました。右はクマノミズキ。左にはヤマクワやシナノガキ(マメガキ)が。

(左)山椒の若葉はまだ出続けています。山椒味噌に。(右)山椒の実。まだ3ミリもなくこれからですが、少し摘みました。

(左)今回作った縮緬山椒です。実が小さいので、茹でこぼしはせずに、コウナゴと共に出汁醤油で薄味で煮ました。(右)これは2016年に大きくなった実で作ったもの。これは一回茹でこぼしています。食欲が落ちる梅雨時に、これをご飯にのせて食べると最高です。

縮緬山椒 :私のオリジナルレシピです。これは上の写真と違い。佃煮風です。現在は、薄味の煮物にすることがほとんどです。
MORI MORI RECIPE :信州の新郷土料理に、世界の郷土料理やアウトドア料理を、時に大胆に時に繊細に「男の料理」にアレンジ。

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