モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

ザックは前4人の配置を変えるべき!?(アジア杯日本代表)

2011-01-15 | サッカー
 チームやリーグでは抜群の活躍をするのに代表に入ると輝けない選手がいつの年代にも必ずいます。だからといって、能力が低いというわけではないわけで、むしろ非常に高い能力を持っているのですが・・。現代表では前田がそうでしょう。本人が気づいているかどうかは分かりませんが、ポイントへの入り方や抜け出してもらうタイミングが、チームのときよりも百分の数秒遅いと思います。代表は寄せ集めなので、チーム内でもアピールしないといいボールは来ないわけで。前田の場合はチームメイトがそれを分かっていてボールを出すのに肝心の本人の動き出しや質が伴っていないのだから、これは能力というより代表への適正の問題かと思う訳です。ちょっと内気すぎるのでしょうか。まあ、年齢と本来ザックは森本をワントップに考えていただろうことを考えると、前田のワントップは今回のアジア杯限定のものかもしれませんが。

 本田の調子が上がって来た一方で香川の調子がもうひとつ。やはり左サイドはやりにくそう。なんだかバルサでは輝いていたメッシが、アルゼンチン代表ではずっと輝けなかった状況に似ていると思うのは私だけでしょうか。あのメッシでさえ使い方を誤れば輝けないのですから。シリア戦、本田が松井とポジションチェンジして右を突破、松井が真ん中に飛び出すシーンが度々見られましたが、あそこで真ん中に香川が入ってきたら、もっと楽に勝てたのではないかと私は思います。ゴールへの意識やスピード、実績は、松井より香川の方が上です。松井はチームでもそうであったように左で使うべきでは。キープ力もあり、中に切れ込んでのシュートも決めています。

 香川とバリオス抜きのドルトムントも、18歳のドイツ代表ゲッツェの活躍などでバラックの戻って来たレバークゼンに3-1と快勝。一見香川不要かに見えますが、さにあらず。やはり常に相手DFの裏を狙う香川の脅威にはまだ及ばないと見ます。その香川の脅威をザックは日本代表では活かせていません。むしろ重圧のかかる10番を本田にして真ん中を香川にしたほうがよかったかもしれません。でもそれがザックの期待でもあるのでしょう。香川も10番の重圧など気にせずにのびのびとプレーしてもらいたい。

 そう考えると、W杯のように、キープ力のある本田をワントップにするという手もあるはずです。本田は右の方が、中に切れ込んでシュートがし易いでしょう。
   本田                 前田(李)
岡崎 香川 松井 あるいは、 松井(岡崎) 香川 本田

 後は柏木などサブのメンバーが、どれだけ成長してフィットしてくるか。そして、ここにFW・SHのできる宇佐美やスピードの永井、大型FWの宮市が入ってきたらと考えると、この先の日本代表は非常に面白くなりそうで期待が持てます。

 それにしても、川島退場の抗議の方法や期限を知らなかったとか、今回の大会準備のために一試合もテストマッチを組めなかったとか、日本サッカー協会の不手際には唖然とします。選手のことを色々言う前にちゃんと自分たちの仕事をしろと言いたいですね。とにかく選手のコンディションがバラバラすぎます。遠藤などはどうみてもオーバーワーク。長友や内田も疲れが見えます。逆に本田はインターバルが空きすぎたかも。おそらく試合をしていく毎に良くなっていくだろうザックジャパンですが、決勝までいくにはラッキーボーイの出現とサブのメンバーの活躍がないと無理でしょう。奮起を期待しましょう。

 最後に海外に移籍した選手で成功するか失敗するかを大きく分けるのは、実はサッカーの能力だけでなく、コミュニケーション能力(言葉)によるところが大きいと言われています。最初は片言でもいいから、間違ってもいいからどんどんコミュニケーションをとることが、適応する第一歩なのでしょう。昔ブラジルやボリビアを放浪した時もそれを強く感じました。ブロウクンでもいいんです。サッカーで世界を目指す子供達は、サッカーと同じ様に、今から行きたい国の言葉を習うべきでしょう。



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コメント (1)
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