球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

公共交通機関の対費用効果に関する一考察

2008-10-13 | たぶん難解な話
※タイトルの内容は2段落目から

今日は先日の旅行のお金計算をしていた(というか、これまでしてなかった)。
結局5泊6日で14万少々かかった。
GWの四国旅行が5泊6日で15万少々なので、
まぁ結局それくらいの額に集まってくるのだなぁ、という感想が持てる。
これまでのデータを総合すると旅行中は一日の支出額が
25,000くらいになってくる傾向がある。

ちょっと使いすぎだろそれは、と突っ込みたくなる人もいるだろう。
確かに日によっては10,000使わない日もある。
しかし旅行雑誌や飛行機チケットの購入といった初期費用とか
色々見ていくと結局平均でそれくらいの額になる。

…ちなみに交通費が60,400となっており、全体の40%を占める。
JALの先特割引を使ってその額(飛行機代は往復で約3万)なので、
普通にいったら90,000に迫るだろう。



それではタイトルの話をしよう。
交通費を整理していたときに、

宮崎-鹿児島中央駅の特急列車が
125kmで4290円(特急は指定席) であることにふと目がついて…
"このへんだと、だいたい1000円で30km弱走ってくれる計算になるなー"
と思った。

さらに別府-宮崎間の特急は
220kmで6270円であることに目がついて、
"この距離ならば、だいたい1000円で30km強走ってくれるなー"
と思った。
まとめ買いの原理かわからんけど、長距離の方が当然多少安くはつく…のか?

これらのデータを元に、
"1000円で30km走ることを喜ぶ価値観とは客観的にはどうか"を考えてみる。

■比較対象1 東京のJR
 区間:立川 → 東京
 距離:37.5km
 費用:620円
 1000円あたりの走行距離:60.5km
 
■比較対象2 九州、乗車券のみとして
 区間:別府 → 宮崎
 距離:220km
 費用:3880円
 所要時間:5時間28分(笑 
 1000円あたりの走行距離:56.7km

■比較対象3 スーパーひたち(関東~東北)、指定席
 区間:上野 → いわき
 距離:212km
 費用:6390円
 1000円あたりの走行距離:33.2km

■比較対象4 飛行機(先行割引活用)
 区間:熊本 → 東京
 距離:914km
 費用:14400円
 1000円あたりの走行距離:63.4km

■比較対象5 飛行機(正規料金)
 区間:熊本 → 東京
 距離:914km
 費用:36800円
 1000円あたりの走行距離:24.8km

■比較対象6 タクシー
 区間:旧最寄り駅 → 旧住居(個人情報保護)
 距離:2.3km
 費用:1040円
 1000円あたりの走行距離:2.21km

まぁこんな感じか。



ネットにこんなのがあった。
上で出した例はあくまで自分が感じた値段のため
正式に決まったものと比べて若干の誤差はあるが…
この少ないサンプルから導き出せた考察はこうだ。

まず投げかけた問いへの答え
・"1000円で30km走ることを喜ぶ価値観は
 特急列車指定席以上の環境をしばしば利用する人において
 客観的に正しい価値観である。"

他に
・鈍行なら1000円出せば大体60kmくらい走る
 (上の例の"対キロ制"に準拠すれば 61.73km/1,000なので大体あってる)
・飛行機でも割引を使えば鈍行くらいの費用計算で乗れる
・特急の指定席を使用すると、費用対走行効率は50~60%に落ちる
・正規の価格で乗る飛行機の費用対走行効率は新幹線以下
 (これは特に面白味のない考察だが。)
・タクシーは鈍行列車の約30倍高い
 (理論的には30倍よりは20倍の方が近いらしい。)


漫然と電車に乗っていると距離と値段のことなんてあまり考えないけど、
いざ調べてみると結構面白い。
車とかに乗っている人はこの辺くわしいのだろうか。

※ちなみに自家用車との比較もしてみたかったけれど、
 15km/l 走る車ならば4l(700円程度)で60km走る計算になり、
 単純にガス代だけならば鈍行電車よりも安い。
 しかし駐車代やらがあり単純比較ができないので
 今日はこんなところで。誰か研究してみてください。
コメント (7)
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