球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

せのび…

2008-05-19 | たぶん難解な話
※賑やかで寂しげなワルツを聴きながら想像してください。

世間でいう背伸びというものを殆どした記憶がない人は結構いる。
見栄を張った経験は尽きないけど、背伸びなんてかわいらしいものは…

年齢ごとに背伸びってモノが存在するとして、何歳まで背伸びができるんだろう。
何歳まで、許してもらえるのだろう。或はもう終わっているのかもしれない。


◇ しちごさん

娘   "よしこ(娘の名前らしい)も、くちべに、つける! かして、かして!"
その母 "まだ、よしこちゃんには早いわよ。もっと、大人になってからね。"
娘   "いぢわる。(ぶす~)"

◇ 小学校最後の身体測定

息子  "ねー、いつまでも白ブリーフ嫌なんだけど。"
その母 "そう、じゃあパパみたいにトランクスにしましょうか。"
息子  "トランクスにはするけど、パパみたいにはしないよ。"

◇ もう身長が伸びなくなった。

息子  "爪先立ちで、身長185cm。"

◇ 大人とは言えど

息子  "僕さ、参議院選挙に出てみようと思うんだよ。"
その母 "あらあら、まだ27なのに。背伸びしちゃって。ダメよ。"

◇ だんだん見栄の要素が強まる。

夫(もと息子)  "さて、三十路になっちまったな。クレジットカードって生涯使うし、
     ここらでダイナースでも取得したいんだけど。"
妻   "なんか、いろいろ無理なんじゃないの?"
夫   "え、30でもダメなの?"

◇ もうちょっと歳を取って。(もはやせのびとは言わせない領域)

受付  "一般一枚で1800円になります。"
夫   "うッ! なんか腰痛くなってきたな。もう立てないィ~
     …というわけでシルバー料金にならない?"
受付  "一般一枚ですから、1800円です。(殆ど言い回しが同じ)"

おかしいな、書いているうちに、妙に感傷的な気持ちになってきた。
コメント (2)
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