球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

夢をみるひと

2008-05-13 | たぶん難解な話
人は毎日毎日、起きる前に夢を見る(らしい)。
それを憶えているかどうかは、前日の就寝時間との関わりが深い。
深い、というか、就寝に入る時間が唯一のパラメータと言ってもいい。
僕の場合は。

ここ1ヶ月を振り返ってみると、
 25:00~25:30就寝 → 100%憶えている
 25:30~26:00就寝 → 20%程度憶えている
 26時以降就寝   → 全く憶えていない
くらいの割合になる。25:00以前には就寝していない。

内容は…
・社員旅行で岡山へ、瀬戸内海沿いで眼鏡の樹脂部分が剥がれまくる。
・昔のいじめっ子を(僕唯一の得意競技)水泳でいじめぬく。
・好きな娘が道端で野菜の皮を剥いている。それをみて気持ちがやすらぐ。
…統制はない。



最近考える。
"夢を見るために敢えて早く寝る努力をする"か、"しない"か。
もっとも、結局成り行き任せで、"しない"なんだけど。

実際、どうでもいいことにも思える。
でも、占いみたいなもので、カンナでならされていく木目のような
均整の取れた平和で退屈な毎日に、幸か不幸か凹凸がつく。
(多くの人にとっては、多分幸だ。)
楽しい夢を見ることを楽しみに眠っていたことが、
いつかの僕にはあったはず。

僕の心象が映し出される。
かたやリビドーであるか、コンプレックスであるか、
愛情であるか、漠とした不安であるか…
自分とは思っているほどよく見えないので、映像の力を借りる。
嘘みたいなホモサピエンスの秘め事、ミステリー。
大体、起床時に自分がどんな気持ちかで、その心象は表現される。



歳をとっていく自分を自覚するのと同時に、
これまでの自分を形作る要素から必要なものを残し他は淘汰、
というプロセスが進行している。

就活のときにやった"自己分析"とやらは、
就活当時はまるで機能せず、今になってようやく鎌首をもたげたように思う。

僕は、夢をみるひと…
コメント
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