球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

旅は道連れ…

2008-05-06 | 趣味(旅行・娯楽・読書・食)
2日空いてしまって申し訳ない。
先延ばしにするメリットがないため旅行記は
間断なく書こうと思っていたのだけれど、
3日の行程で疲れが溜まってしまって。

折角なので今回の旅行記のまとめパートを本日執筆しようと思う。
今回の旅で得たことは以下のポイントで言い表すことができそう。

"旅は道連れ、世は情け"

一人旅の結果として以上のポイントが出るのは皮肉な話なのだけれど、
経験的にそういう結論が出た以上はごまかすまい。

"旅は道連れ、世は情け"
 他の誰も付き合ってくれそうにないものを観に行く、等
 特殊な目的意識が強くない限り、誰かと一緒に行くか
 現地で知り合いとアポを取って一緒に観光するか、するべきだ。
 
case1 ~宿泊について~
 3日に宿泊した旅館はダイヤルでチャンネルを設定する
 古風なTVのある旅館だった。
 もう少し言えば、
  ・70過ぎくらいのちょっと耳の遠い老夫婦が経営する
  ・部屋のドアが壊れていて鍵がかけられず
  ・電源プラグが緩く、充電器を挿すそばから抜け落ち
  ・隣室等の音がダダ漏れで
  ・異常に静かな
  ・照明が少なくて全体的に薄暗い
  ・浴槽にゲジゲジが湧きそうな
  ・風呂後のコーヒー飲料の賞味期限が2007年代の
  ・部屋の最新設備は98年に設置したエアコンと思しき
  ・10年前から時が止まっていそうな
 旅館だった。6畳1間。

 あまりいいことを書いていないのだけれど、
 "古い"ことをそれぞれの部屋のパーツの印象で表現するとこうなるのだ。

 というわけで、一見"楽しそう"に見える宿なのだが、
 この手の宿に一人で寝泊りするのは"かなり怖い"。
 後ろに人がぬっと立っただけで腰を抜かす可能性も否定できない。
 老夫婦とのやり取りにもものすごく緊張した。

 そんな気分を誰かに伝えたくメールを書いてみるが、上手く表現できない。
 百聞は一見に如かず。
 そんな気分で眠りにつこうとしたとき、隣室からバカ騒ぎの声が聞こえてきた。
 (多分、子沢山の家族の騒ぎ)
 普段ならうるさい奴らだと不快に思うところだが、
 何しろ怖かったので、逆にその騒音が僕の雰囲気を明るくしてくれた。
 
 "一人で行けば怖いけど、複数で行けばそれを楽しむ余裕もできそうだな。"
 
 …環境よりも人の方が強いんだな、と思った。
 
 一人旅が複数人の旅に勝る点は
 ・スケジュールの当日変更も自在
 ・自分にとって本当に価値あるものを自分のペースで鑑賞する
  (これができるのは24時間中2時間程度だと思う)
 2点に絞られる。

 単純に観光としてテキトーに行く場合には、
 複数人いた方が、断然メリットを生かしやすい。そういうことだ。

 今回の旅の中で、失礼ながら"みるとこないなー"
 と退屈さを思った場所も散見された。
 多分、俺が悪かったのだと思う。それもまた経験値。
 



case2 ~楽しい気持ちに理由はいらない、でも原因はある~
 4日は一日かけて高松市の観光だった。
 で、30日も神戸で飯を食ったチェロ同期と
 午後から一緒に高松観光をすることになり、
 この時間がとても楽しかったんだよね。

 ・行程
  合流→昼飯(讃岐うどん)→女木島(鬼が島)→栗林公園(庭園)
  →港湾サイクリング(海が好き!)→飲み
 
 もともとは東京で出会った友人ながら、知らない土地で話すと
 当然話題も変わり、飽きがこない。
 飲み屋での(可愛く気の利いた)店員さんとのトークも楽しく新鮮。
  
 高松駅を離れるときにとても惜しい気持ちがし、
 人が人にもたらすものの強力さを思い知った。
 一人で回っていたとしたら、
 案外"意外と何もないな、ここ"で終わった可能性は高い。




 だからね、今度の旅行の際はここで書くだけじゃなく
 ちょっとは勧誘も行ってみようと思う。
 途中参加、途中離脱も可能な自由な大人の旅。
 一人と複数のメリットを両取りできるような心に贅沢なものを。

 楽しかったよ。
コメント
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