球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

誇り

2006-10-11 | マジメな話
※今日は、長く、自分の話をします。割と暗いですが、
 決して後ろ向きな話はしていません。だから、一所懸命書きます。

今日は、「誇り」について書こう。「自信」について、書こう。

僕は、「根が単純」と言われる。実は昔からそう。
根が単純?それってどういうことだろう。
色々考えているようで、実は大して考えていない。のか?

…それはウソ。正確じゃない。必要なことを考えられないときがあっても、
それは、考えていないということじゃない。
ただ、周りから見えるほどいろいろなことを考えているわけじゃない。
そういう意味では、身の周りの平凡な人の一人だろう。
残念だけど、「考える」ことをパーソナリティの一部にしている人の中では、特別ではない。多分。

話を戻そう。単純… それは、見た目からのその人の状態とか、そういうことだと思う。
わかる人には、たちどころにわかってしまうらしい。
浮かれているのか、沈んでいるのか、安定しているのか、不安定なのか。
わかりやすい。そういう種類の単純さ。
他の人から出される鏡は、そういったもの。

というわけで僕が自分で思う自分の「単純さ」とは、自信さえあれば不敵なほどの積極性をガンガン出して突き進めるけど、
自信を失くすと、それが陰をひそめて卑屈なところが出てしまう。
そういうところ。それが、正にも負にも激しい。
性格判断では「浮き沈みが激しい」と表記される一要素かもしれない。

僕と付き合いのある人は、僕が「最近精神状態が悪い」というのを一度は聞いたことがあるはずだ。
そういうときに自分の心理状態を見つめてみたとき、共通しているのは
「自信を失くしている」ということらしいのだ。
(こういうときの僕には近寄らない方がいいかもしれない。)



そこで思う。僕は、自分に誇りを持てる日が来るのかと。
…自信を失くす要因を自分で作り出す限り、それは来ない。

かのマンガ界の神こと手塚治虫は、周りから神ともてはやされても、
勝手に雲の上から降りてきて、若手の漫画家に並ならぬ嫉妬心を抱いたのだそうである。
(具体的には、石森章太郎や大友克洋、という名前が挙がっているが、
 別にこの人達を知らなくても今日の話の本筋とは関係がない。)

自分がどれだけのことをしていても、自分にない才能を持った人に出会っただけで、
敢え無く瓦解してしまう。
手塚の場合はそれが昇華され作品に反映されるという凄まじさがあったが、
自分がそれを真似しようと思って単純にできたりはしない。

つまりはそういうことなのだ、25歳になって思う、
幻想のために自信を失くすのは勝手だが、
それでは心から自分に自信を持てる人には死期が近づいてもなれやしないと。
自分が活躍できる心理状態に死ぬまで(死んでも?)なれないというのだから、こんな悲しい話はない。
勿論、自分のためにも、自分以外の人のためにも、そんな自分から抜け出そうと思っているのだ。
今を生きる俺を大事にしたい。

自分にないものを吸収しようという動きは良いことだと思うけど、
そこには自信がついていなければ絶対途中でくじけるということ。



「自然体」「ありのまま」
世間がそんな言葉を濫用するようになったのはいつからだろう。
多分、僕が生まれたより後の話。

僕がこうして書いているように、そんなに多くの人が、
自然体、ありのままとやらに生きられず苦労しているのだろう。
ありふれたことなんだろうね。

昔から、悩みなんてのはありふれていて、
どんなに個性が強い人でも、持つ悩みにはそこまで個性はない。
僕自身、オリジナリティあふれた悩みを持ったことはないと思う。

…さすがに、悩みにオリジナリティがないことを悩んだことはない。



次に言うべき言葉。
「自信を持って。」
これも人に投げかける言葉としてよくあるものだ。
言われたことはないけど、言ったことはある。
僕の場合はオケで、そこまで弾けないわけでもないのに
楽器の音が極端に小さい人によく言う言葉である。

無責任なことを言っているようでもある。
でも、必要なことを無駄なく言っているようにも思える。
ただ、楽器を堂々と弾けというメッセージとしてはそれほど役に立たず、
音楽を逃げ腰でやってはいけないと解釈して、初めて言い甲斐、聞き甲斐のある言葉になる。



今日はそんな「自信」にまつわる話。
不貞腐れてしまうより、今の自分を誇っていいはず。

さて、皆さんにききたい。
今コレを書いている私は、コレを書いている今で、自分への自信はどれほどだと思う?

…自信がなくて卑屈なときは、こういうことが書けない。
自分の弱さを見せまいとがんばって(無理して)しまうからね。
皆、無理をしているということに気付いていても。アホなんだよ。

今は、比較的冷静に向き合えているからこういうことが書けているのだと思う。
今みたいな気持ちを失くしたくないから、わざわざ書いているのだと思う。



そんなわけで、浮き沈みが激しい俺だからこそ、自分が関わることに、常に自信を持っていたい。
自分の力を発揮するために。他からの力で簡単に揺るがないものを。

具体的な方策をここに書いているわけではないけれど、
条件さえわかっていれば、自分がのびのびやるための努力は惜しまないはず。

be proud...!
なんて言っていた人もいたっけね。


・推敲してみて思ったこと
いっぱい書けたので満足。
…ただ、意外と発散してしまったかな。

コメント (7)
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