goo blog サービス終了のお知らせ 

五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

監獄の唄

2024-07-28 01:07:28 | 音楽

キャッシュレス時代の今年7月3日に20年ぶりに新しいお札が発行され肖像画が変わった。
一万円札の顔が福沢諭吉 ☞ 渋沢栄一に、五千円札の顔が樋口一葉 ☞ 津田梅子に、
千円札の顔が野口英世 ☞ 北里柴三郎に変わった。僕は新しいお札をまだ手にしてないが
こちらのキャッシュは永遠に不変なりという訳で…。

Man In Blackとあだ名された有名なカントリー・シンガーソングライターをご存知か。
ジョニー・キャッシュと聞いて『名前だけは知ってるけど...』で終わってはいないか。
J・キャッシュは1955年に「Folsom Prison Blues」というヒット曲で頭角を現した。
暫く好調は続いたがツアーをすっぽかしたり刑事事件を起こすなどアウトローな性格が
災いし、ヒット曲がでなくなると薬物摂取やアル中の影響もあり次第に人気も凋落した。

ジョニー・キャッシュ / Johnny Cash At Folsom Prison (1968)
J・キャッシュが刑務所で演奏したいという野望を実現させヒットした起死回生のLIVE盤だ。
1968年1月13日カリフォルニア州のフォルサム州立刑務所での演奏を録音したもの。

バンドメンバー(The Tennessee Three;ギタリスト:ルーサー・パーキンス、ベーシスト:
マーシャル・グラント、ドラマー:W.S.ホランド)カール・パーキンス、愛しの人で後に
妻となるジューン・カーター(2曲を共演)らに支えられながら、本物の囚人達の前で
感動的なパフォーマンスを聴かせる。

恒例となっている挨拶 "Hello,I'm Johnny Cash!" で開幕するこのコンサートから数曲を紹介
Folsom Prison BluesJackson,思い出のグリーン・グラスGreen, Green Grass of Home 
地下牢のように暗くDark As The Dungeon,あと25分 25 Minutes to GoCocaine Blues

J・キャッシュらしいアウトローぶりを発揮する選曲が何とも凄い。
刑務所の歌、絞首台に向かう歌、絶望の歌なんかを披露している。
"思い出のグリーン・グラス"を郷愁を誘う素敵な歌だと勘違いして聴いている方がいるけど
この歌は”執行を向かえる朝に死刑囚が監獄の中で見た故郷の夢”を歌っているのだ。

このコンサートの模様は、ジョニー・キャッシュの半生を描いた2005年の傑作映画
ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 (Walk the Line) 』のハイライトにも
なっています。貴方がご覧になっていたら、うれしいな。 "I Walk the Line"
映画を観た後、再びこのアルバムを聴いたらさらに感動も倍増するかも。

アルバムを数枚しか聴いていなくても、彼の大ファンだと公言してもいいぜ!
そんな現金な奴だって(この俺も)にわかファンだって彼はきっと許してくれるはず。
まあ、アルバム枚数を数多く持つことに越したことはないけど。
なんたってJ・キャッシュというくらいだから。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I Love Paris

2024-07-13 00:07:13 | 音楽

 いよいよ2024年パリオリンピック(7月26日から8月11日)の開催が近くなりました。
パリといったら、ゆかりの音楽家として一番に思い浮かべるのがミッシェル・ルグラン。
シェルブールの雨傘』『華麗なる賭け』『ロシュフォールの恋人たち』... etc.
といった映画音楽の作曲やジャズ・ピアニストとしても有名。マイルス・デイビスとの
共演あり。生粋のパリっ子だったM・ルグランが今年の五輪に関われたらよかったのに。

 I Love Paris / Michel Legrand and His Orchestra (1954)復刻モノラル盤CD
M・ルグランが一躍その名を世界中に轟かせたのが、このアルバム。1954年発売後
瞬く間に好セールスを記録し本国はもとより世界中で大ヒット。このヒットを受け
シリーズ化し【観光地アルバム】を数タイトル(Rome,Spain,Rio,Vienna)発表した。

後に映画音楽の大家となるM・ルグラン(当時22才)の流麗なオーケストレイションは
洒脱でフレンチ気分を高めてくれます。アルバムの収録曲は、すべてパリにちなんだ曲で
スタンダード、ジャズ、シャンソン、映画の主題歌などの有名曲です。数曲紹介すると

 アイ・ラヴ・パリ     パリの橋の下    ムーラン・ルージュの歌
  パリの空の下   ラ・ヴィ・アン・ローズ    パリのお嬢さん

…『パリのカフェ・テラス席でパリのお嬢さんとふたりで聴きたいもの。そうだな、
  今日はブリジット・バルドー嬢か、はたまたカトリーヌ・ドヌーブ嬢と一緒に
   ちょいとこの年代はキツイ?! ~僕の世代ではドミニク・サンダ譲
    イザベル・アジャーニ譲かな~(まぁ!なんて勝手なこと。
  あぁミッシェル・ルグラン君いつもの曲を弾いてくれたまえ!!』...

...妄想に耽けりながら聴いてます(爆)この街の自販機で缶コーヒーサントリーBOSSを
飲んだらカフェインが効いて頭が冴え、”このろくでもないすばらしき世界”の現実に
戻ってきたぞ。そう、僕はこの復刻CDを購入前にこのレコード⇩を買っていたんだ。


The New I Love Paris / Michel Legrand and His Orchestra (1961)ステレオ盤LP
これはMONO盤及び観光地シリーズの好評を受けステレオで再録音し発表したもの。

お洒落なジャケットが気に入り購入したLP。所謂(いわゆる)ジャケ買いでした。
フランス国旗の三色旗トリコロール(tricolore)青・白・赤を配色してタイトル文字を
デザインしているのがオシャレです。モノラル盤ジャケットに写っていた大きな南瓜を
担いだマルシェのオジサンも居ます。さあ、どこかな? 見比べてみれば、正解◎は
エッフェル塔の”A”文字の左Parisの”P”文字のデザインにちゃっかり入っています。笑

~Bonjour Paris!~ Olympic Games Paris 2024 スポーツの祭典 楽しみですね。
Summer of '24『おもいでの夏』になるかな。熱くなったら ”I Love Paris” を聴いて
Cool Downしよう。 Michel Legrand(1932.2.24-2019.1.26)

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディスコ帝国の栄光と崩壊 ~ディスコの女王編~

2024-06-15 00:06:15 | 音楽

Discothèque(ダンスフロア/クラブ)、ディスコの女王と言えばドナ・サマーです。

Donna Summer / GOLD (2005)
ドナ・サマーというと偏見のあるロックファンからは見向きもされないけど、チャンと聴けば
ダンス・ミュージックにとどまらす、エレクトロ・ファンクにポップスとロックを見事に
調和・融合させた斬新さも兼ね備えたアーティストだとこの2枚組CDを聴けばわかります。

Disc1は全世界に彼女の名を知らしめたカサブランカ・レコードからのディスコヒット名曲集。
ドナ様!!と共同プロデューサーのジョルジオ・モロダーとピート・ベロッテの3名が磨き上げて
創った先鋭なディスコビートを纏った曲は他の追従を許さないのだ、実に素晴らしい。

I Feel Love                       MacArthur Park
 Hot Stuff                               Bad Girls
  Love To Love You Baby(愛の誘惑)      No More Tears  duet with Barbra Streisand

Disc2はディスコ・フィーバーが終焉した1980年代 Discothèqueを飛び出し、ドナ・サマーが
新天地ゲフィン・レコードに移りポップス、R&B、ロック等変化に富んだ曲調でも素晴らしい
歌唱を聴かせる。この頃米国のチャートは下降気味だが、ヨーロッパでの人気は不動でした。

The Wonderer               Love Is In Control(恋の魔法使い)
 She Works For The Money(情熱物語)   There Goes My Baby
  This Time I Know It's for Real        State of Independence



2回にわたって「ディスコ帝国の栄光と崩壊」を綴ってまいりましたが、これだけは言える。
ビー・ジーズと”Diva”ドナ・サマーがディスコ帝国の核となり盛り立ててきたこと、さらに
ポップミュージック・カルチャーの様相を変えたのだという事実。
その功罪はさて置き令和の日本おいて、男女とも10数人で踊り歌う学芸会風集団のダンス・
ミュージックが流行っているのを見てもわかるでしょう。
彼らがいなかったら、今日のポップミュージックは違ったものになっていただろう。

最後に、この曲で締めましょう。Last Dance
Bee Gees&Donna Summerの音楽よ!永遠なれ。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディスコ帝国の栄光と崩壊 ~今夜はフィーバー編~

2024-06-01 00:06:01 | 音楽

このタイトルだけで想像がつくアーティストですな。そう、ビー・ジーズをいってみよう。

『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)のオリジナル・サウンドトラック盤が映画と
共に大ヒット。感化されたけど曲に合わせジョン・トラボルタのようには踊れなかった
…おいおい!…ビー・ジーズはディスコ路線の以前から日本でも大人気グループで数多くの
ベスト盤を出してました。僕もレコード時代にこのベスト盤LPを持ってました。

来日記念盤ベスト・オブ・ビー・ジーズVOL.Ⅱ(Best of Gee Gees VOL.2)1973

 メロディ・フェア Melody Fair
 傷心の日々 How Can You Mend a Broken Heart
 イン・ザ・モーニング Morning of My Life

そして、CD時代になりベスト盤を新たに欲しくなり購入したのがコレ。
ビー・ジーズ/グレイテスト・ヒッツ
Bee Gees / Their Greatest Hits THE RECORD (2001)
CDを買ったというのにレコードとは、是如何に。(笑)

ビー・ジーズがメジャー・デビュー35周年を記念して出した2枚組ベスト盤。
初期のフォーク,ソフト・ロック路線、中期のR&Bからディスコ路線、円熟の後期と
他アーティストへ提供した曲やセルフ・カバーまでも収録している。
日本盤にはお得なボーナス・トラックもあります。全42曲

 ジャイヴ・トーキン Jive Talkin'
 アイ・キャント・ハブ・ユー If I Can't Have You イヴォンヌ・エリマンへの提供曲
 マサチューセッツ Massachusetts
 ステイン・アライブ Stayin' Alive
 愛はきらめきの中に How Deep Is Your Love
 失われた愛の世界 Too Much Heaven 
 ギルティ Guilty バーブラ・ストライサンドwithバリー・ギブ

タイトルどおり、あの頃の記憶と記録(THE RECORD)に残る満足いく選曲です。
彼らの山ほどあるベスト盤の中でも秀逸じゃないでしょうか。ギブ三兄弟の美しく
切ないコーラスワークを聴くと土曜の夜じゃなくても、フィーバーしちゃいます。

な~んてテキトーなおしゃべり(Jive Talkin')を最後まで読んでくれてありがとう。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エルヴィス+1.0

2024-05-16 00:05:16 | 音楽

ゴジラ70周年記念作品となる日本製作の実写版ゴジラ30作目『ゴジラ-1.0』が今年大ヒット
迫力ありましたね、孫が真似て吠えていますw。そのゴジラと同じく1950年代にスクリーン
デビューしたのがエルヴィス・プレスリー。主演劇映画は31作品(ドキュメンタリーを除く)
でエルヴィスの記録はまだゴジラに抜かれていないんだぜ!30作+1.0 …という訳で、

以前紹介したElvisの1960年代に発表された楽曲集CD5枚組の『フロム・ナッシュビル・トゥ
・メンフィス~ジ・エッセンシャル60'sマスターズⅠ』(1993)はアメリカン・ポップスの
素晴らしさがいっぱいの優れたボックス・セットでした。あれには映画のサウンドトラック
録音は意図的に外されていました。

その続編が今回紹介するCD2枚組セット『コマンド・パフォーマンス~ジ・エッセンシャル
60'sマスターズⅡ』(1995)です。1960年~1969年に製作された27本の映画のサウンド・
トラック用に録音された楽曲のハイライト計62曲が収録されています。

僕のようにエルヴィス万才!と映画、音楽ともに熱愛している者にとっては待望のコンピ
レ-ション盤だが、映画を観てない一般のロック、ポップスファンには一部の曲がつまら
ないと感じるのも仕方ないことと思います。サウンドトラック盤という性格上 映画の内容
(場面・状況・情景)に深く関連する曲・歌ほど、その傾向は顕著になりますよね。

そこでmoondreamsがこのCDセットからさらに厳選した曲目・プレイリストがコレです。
60'sサントラ傑作集『エルヴィス+1.0』を皆様にお届けします、気楽にお楽しみ下さい。
なお元のCD2枚組セットには収録されていないmoondreamsが独自で選曲したボーナス曲
”+1.0”がありますのであしからず。孫よ、Elvisを真似てニヒルに笑っておくれ!(爆)

『エルヴィス+1.0』~60'sマスターズⅢサントラ傑作集 (『映画作品名』公開年度)
<Side A>
1. 広い世界のチャンピオン 『恋のKOパンチ』1962
2. G.I.ブルース 『G.I.ブルース』1960
3. 好きにならずにいられない 『ブルー・ハワイ』1961
4. 心の届かぬラブ・レター 『ガール!ガール!ガール!』1962
5. あなたにそっくり 『ヤング・ヤング・パレード』1963
6. 夢の渚 『夢の渚』1962
<Side B>
1. ラスベガス万才 『ラスベガス万才』1964
2. ボサ・ノバ・ベイビー 『アカプルコの海』1963
3. 愛しているのに 『ブルー・マイアミ』1967
4. おしゃべりはやめて 『バギー万才』1968
5. 破れたハートを売り物に 『ヤング・ヤング・パレード』1963
6. クリーン・アップ・ユア・オウン・バックヤード 『トラブル・ウィズ・ガールズ』1969
7. ユーアー・ザ・ボス 『ラスベガス万才』1964*ボーナス曲<60'sマスターズⅡ未収録>
 (Elvis Presley&Ann-Margret)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rouletteを廻せ!

2024-05-01 00:05:01 | 音楽

1970年代末から1980年代前半に流行したAC(Adult Contemporary music)
当時、日本ではAOR(Adult Oriented Rock)なんて呼称で呼ばれ人気のジャンルでした。
僕はちょうどAmericanTOP40のヒットチャートをラジオでよく聴いていた時期と重なり
トミー・ジェイムスの『3つの恋のメロディー(邦題)』"Three Times In Love"を
カセット・テープにエアチェック(死語!)してました。1979年末リリースで1980年の春
アダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位(HOT100は19位)久々の ヒットでした。
当時、突如ソロでの復活だと知り彼の1960年代の音楽活動をディグった事がありました。

Tommy James & the Shondells / ANTHOLOGY(2007)
これは彼の全盛期ルーレット・レコードに残したシングルヒット曲集。古いロックファンなら
1966年から1971年に次々ヒットを飛ばしたトミー・ジェイムス&ザ・ションデルス
(当時の表記は、シャンデルズ!)のウキウキするロック・チューンを想い出すのかな。

何故か多くのヒット曲を飛ばしたにもかかわらずグループは忘れ去られたものになっている。
しかし、当時子供だった頃に彼らの曲を聴いて育ったアーティスト達が、大人になり
カバー曲を大ヒットさせている。原曲がいいのは言わずもがなでその影響力は絶大なのだ!!

Hanky Panky (日本のTV番組のBGMとしてもお馴染み)→ニール・ダイアモンドのカバー
I Think We're Alone Now(邦題:君と僕の世界)→ティファニーのカバー(ふたりの世界)
Mony Mony→ビリー・アイドルのカバー
Crimson And Clover→ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツのカバー
              →プリンスのカバー

他に重要ないわくつきの素晴らしいヒット曲(薬物の影響もありなのかしら?)
Crystal Blue PersuasionDraggin' The Line
これらの曲は、薬物使用に関連付けられた曲と当時評判になったようだ。
トミー・ジェイムス本人は否定してますが、自身も薬物乱用していたのでした。
   Roulette Record
ルーレット・レコード社長の裏の顔はギャングで悪辣な奴。ジョン・レノンを権利絡みで
恐喝したり、著作権搾取やギャラ未払い、暴力沙汰も絶えないなどブラック企業だった。
またシングル曲中心の彼のキャリアはアルバムも重きを置く時代となり時代遅れとなった。

そんなことはさて置き、ロックの黄金時代に放ったヒット曲満載の魅力的なアンソロジーで
素敵な時を過ごそう、凄く楽しいよ。さあ、Rouletteを廻せ!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロスロード

2024-04-11 00:04:11 | 音楽

僕のブログ名/ブログタイトルを『五叉路のグラフィティ』と名乗ってる以上
路(みち)に関連する記事を書かなきゃいかなきゃダメでしょう。

エリック・クラプトン・アンソロジー (1988)
Eric Clapton - CROSSROADS
デビュー25周年記念で制作された4CD、全73曲。ヤードバーズを振り出しに紆余曲折した
E・クラプトンの音楽人生の足跡を見事にたどっている。代表曲はもちろん、素晴らしい
LIVEバージョン、未CD化のシングル曲、未発表曲も多数あり、これぞBOXセットの規範と
言える出来。

発売当時クラプトン・ファンは必携BOXでした。21世紀の現在では、旧作がCDされた際
ボーナス曲追加により、これらの未発表曲はあちこちに収録され珍しくなくなったけど。

演奏時間が4CDで4時間を超えるので、今日はどの時代のエリック・クラプトンを聴こう
かなと選ぶのも楽しい。ロン・ウッド画伯(Rolling Stones)がこのアルバムの為に描い
てくれた絵画と32ページのブックレットを眺めながら、ギターの神様のBluesにどっぷり
浸ろうじゃないか。

春の陽気を感じ窓を開け放し、そよ風に誘われながらレイドバックした演奏が楽しめる
DISC-3あたりを聴くのが、この時期は良いんでないかい!

ぼんやりしてたけど英語では、十字路が ”CROSSROADS” で五叉路は ”a five-forked road”
なんだとgooブログをはじめてから20年近くなって初めて気がつきました。(笑)

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月のお馬鹿さん

2024-04-01 00:04:01 | 音楽

4月1日、エイプリルフール April Fool's Dayに因(ちな)んで、この大傑作アルバムを聴こう。

黒人讃歌 / アレサ・フランクリン Young, Gifted And Black / Aretha Franklin (1972)
どれも素晴らしい曲ばかりの全12曲。アレサ自作が4曲、残り8曲をカバー曲で構成。
Young,Gifted And Black ”若くて才能があり黒人であること”を誇りをもって歌い上げる
黒人讃歌は、正にこの時期の自信あふれるアレサ自身そのものではないのか!

 <懐かしいレコードやカセットテープでおなじみのA面、B面表示でどうぞ>

A1.お馬鹿さん Oh Me Oh My (I'm A Fool For You Baby)
・・・ルルのヒット曲(1970年 全米22位)
A2.デイ・ドリーミング Day Dreaming
A3.ロック・ステデイ Rock Steady
A4.黒人讃歌 Young,Gifted And Black 
・・・ニーナ・シモン1970年の名曲
A5.王様の馬 All The King's Horses 
A6.ブランド・ニュー・ミー A Brand New Me
・・・ダスティ・スプリングフィールドのヒット曲(1969年 全米24位)

B1.幸せはパリで April Fools
・・・ 映画『幸せはパリで』の主題歌でディオンヌ・ワーウィックの歌がヒットした
  バート・バカラック作曲の作品(1969年 全米37位) 
B2.愛しすぎて I've Been Loving You Too Long
・・・オーティス・レディングの名曲(1965年 R&Bチャート2位)
B3.ココモの初雪 First Snow In kokomo
B4.ロング・アンド・ワインディング・ロード The long And Winding Road
・・・ザ・ビートルズ1970年最後の№1ソング
B5.愛をなくして Didn't I (Blow Your Mind This Time)
・・・ザ・デルフォニックスのヒット曲(1970年 全米10位)
B6.ボーダー・ソング Border Song (Holy Moses) 
・・・エルトン・ジョンの1970年全米初チャート・イン曲

このアルバムが発表された1972年頃は、ソウル音楽が成熟し単なるラブソングから人種差別、
貧困、環境などの社会問題や自尊心に眼を向けたテーマに取り組んだ曲が台頭してきた時期。
もう50年の時を経て聴く場合、こうした歴史的な状況を踏まえて聴くことも、楽曲の理解を
深めるのではなかろうか… ナーンてね。

何はともあれアルバム邦題『黒人讃歌』に腰が引けてしまい、聴かず嫌いでは いけませぬ。
A3「Rock Steady」は強烈なファンクでロックファンまでも惹きつける曲。 黒人の意識を高める
感動的なタイトル曲A4「Young, Gifted and Black」はN・シモンも取り上げられて喜んだはず。
さらにアレサのゴスペル節がさく裂するB2、B4、B6などもあり、これぞ”福音”といえる傑作だ。
チカラが入り過ぎたかな、じゃあA2のこんな曲で春風に誘われての白昼夢なんていかが(笑)

60年代の名曲(Respect, Think, A Natural Woman 他)を生み出した最高にエネルギッシュな
なアレサの歌唱力に、艶やかな円熟味が加わった1972年(当時30歳!)の歌声を聴けば、
世界最高のロック/ソウルの偉大な歌手との称号も納得できるでしょう。

”エイプリルフールだからって訳じゃないけど、アタイからもお願いするわ💓
moondreamsのお馬鹿さん>にかつがれるつもりで このアルバム聴いたらどうなのよ!”

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尼損して徳取れ!(其のニ)カントリー・ポップ編

2024-03-10 00:03:10 | 音楽

(前回のつづき)
E.Jのブルーグラス・インスト盤を買い直したので、誤って送られてきたCDは封も切らずに
暫くCD棚に置き忘れていた。ある日「こんなCD在ったっけ」と手に取り封を開けたら、
「なんということでしょう!」⇩CDケースの中身は、タイトルが違うCDが入ってる。

とりあえず聴いてみたら、曲は知らないしショッピングモールや飲食店などで流れる
なんの面白みもない楽団演奏のBGMに過ぎない。こんなお店のBGM用CDなんて御免だ。

ゴミ箱行きだなと思ったが盤面の”Shania Twain”が気になる。シャニア・トウェインって誰 
僕は1990年代からヒット・チャートや流行の洋楽に疎くなっていたからタワーレコードへ
調べに行った。シャニア・トウェインではなくシャナイア・トゥエインというらしい。
ちなみに日本では3作目ヒット以前の知名度は低く、日本のデビューCDとなる2作目
「ウーマン・イン・ミー」にはシャニア・トゥエインと表記されていた。

カナダ出身のカントリー・ポップ女性歌手で、この3作目アルバムが全米で爆発的に売れて
いるのがわかり、俄然興味が沸き早速タワーレコードで購入して手に入れたのがこのCD。
Come On Over / Shania Twain (1998) International mix盤


これは米国の大ヒット受け日本でも翌1998年にUS盤アルバムジャケットをヨーロッパ
のモデル風に替え、曲順も変えてリリースされたもの。さらに1曲を除いてUS盤よりも
ポップ・ロック色を強めたリミックス・バージョン(インターナショナル盤)でした。

僕はもうシャナイア・ファンになってしまい、見出し画像に載せたカントリーぽい
赤い衣装のジャケットのオリジナルUS盤 Come On Over / Shania Twain (1997) 
も買いましたよ。モチロン、尼損でね。

~ このCDから紹介したいお気入り4曲+1 +1~
  ・Man! I Feel Like A Woman!
  ・You're Still The One 
   ・That Don't Impress Me Much 
    ・From This Moment On  
  +1 ・You're Still The One (エルトン・ジョンとのデュエット)
  +1 ・Something About The Way You Look Tonight(with Shania Twain)

『尼損して徳取れ!』のお話、これにて一件落着。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尼損して徳取れ!(其の一)ブルーグラス編

2024-03-03 00:03:03 | 音楽

これは20年以上も前の話。今みたいにスマホでポチッとすればインターネットを介して
ほしいものが手軽に入るわけじゃない頃。といっても時は2002年で、ネットといえば
携帯電話はガラケーでiモードが普及、パソコンではダイヤルアップやADSL回線を介して
インターネット環境が家庭にもかなり普及し始めた頃です。

その頃 僕は日本盤より安いとの理由で、洋楽ロックCDなんかはタワーレコードやHMVの
店舗で購入していた。日本の尼損は、主に書籍を取り扱っておりCDは本格的には扱って
いなかった。米国の尼損amazon.comには欲しいCDを扱っており、自分のパソコンから
インターネットでもっと安く買えてお得と知りドキドキしながらネットショッピングした。
また円高に乗じたり、送料を節約するため、一度に10枚以上の大人買いを繰り返していた。

Pickin'on Elton John:A Bluegrass Tribute” (2001)これは、エルトン・ジョンの傑作
Captain Fantastic & the Brown Dirt Cowboyのジャケット⇩にも触発された
          
Tribute盤。本家同様イラストが可愛らしいし、ブルーグラスにアレンジされた曲が
どうなるのかも興味津々。日本のCDショップに入荷予定はなく当時の為替レートで
1,000円もしないので1枚ぐらい息抜き用CDがあってもいいかなとポチったのでした。

~ このCDから紹介したいブルーグラス風味インストゥルメンタルお気入り4曲 ~
 ・ダニエル Daniel
  ・聖ペテロよ、私はこれから何処へ?Where to Now St.Peter?  
   ・僕を救ったプリマドンナ Someone Saved My Life Tonight
    ・アイランド・ガール Island Girl

しかし『なんということでしょう!』実は、ネットショッピング初心者の僕に初のトラブル
このCDと違う品が届いていたのです。買ったのを忘れていて、気づいたのは買ってから
ずっと後で返却・交換の仕方も分からず仕舞い。仕方なしに、後日買い直したのでした。
ちなみに僕には買ったまま封も切らず聴いていないCDが他にも数枚ある。(悪い癖…汗)

その誤って送られてきた品は、このCDです。⇩なんじゃこりゃ?
 
Elton John The Ultimate Tribute/Evening Star Orchestra (2002)
タイトルに<Tribute>の文字は入ってるものの注文品と違うCD。尼損…あらまぁ損した!
 ~(其のニ)につづく ~ 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする