「平家花ぞろへ」より、平宗盛を花にたとえている文章を抜き出します。(「室町時代物語集成12」角川書店)
これこそ又、優(いう)にいみじう見え給へ、さるにても御兄ばかりにてもあらで、これさへ三笠山のすゑまでのぼりたまふめでたさ、申すもおろかなり。
長月の末つかた、なべて霜枯れわたれる庭のおもに、ことさら籬(ませ)結ひて植ゑたてたる白菊のことに美しくして、ところどころうつろひたるほどとや申さむ。
「平家花ぞろへ」より、平宗盛を花にたとえている文章を抜き出します。(「室町時代物語集成12」角川書店)
これこそ又、優(いう)にいみじう見え給へ、さるにても御兄ばかりにてもあらで、これさへ三笠山のすゑまでのぼりたまふめでたさ、申すもおろかなり。
長月の末つかた、なべて霜枯れわたれる庭のおもに、ことさら籬(ませ)結ひて植ゑたてたる白菊のことに美しくして、ところどころうつろひたるほどとや申さむ。