mt77のblog

信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「じょーる」

2022-02-12 | 我が家の松本弁


「じょーる」は「食べるために鳥や獣や魚を捌く」の意。

例文1
「さかな を じょーる」=「魚を捌く」
「にわとり は どうやって じょーりゃー いい だい」=「鶏はどのように捌けば良いのですか」
「め から うろこ の さかな の じょーり かた きょうしつ」=「目から鱗の魚の捌き方教室」
「さかな を じょーる にゃー ほうちょう が ひつよう だじ」=「魚をさばくには包丁が必要ですよ」
「いわし は ほうちょう が なくとも て だけ で じょれる ぞ」=「鰯は包丁が無くても手だけで捌けるぞ」
「こい を じょーる ときゃー たんのう やぶかねーように きーつけて やれよ」=「鯉を捌く時には胆嚢を破いてしまわないように気をつけてやりなさいよ」
「あした は としとり だで いちばん ひねた にわとり を じょって たべる ぞ」=「明日はお年取りですから一番年齢の高い鶏を捌いて食べるぞ」
「むらった かつお いっぽん を でばぼうちょう で じょって さしみ に して たべた」=「もらった鰹一本を出刃包丁で捌いて刺身にして食べた」

例文2
子  「とうちゃん かわにこいがおよいでいたもんで にがんできた。」
父  「おー そうか。
    そしたら どろはかしてからじょって こいこくにでもしてたべるか。」
例文2の標準語(?)訳
子  「お父さん 川に鯉が泳いでいましたので 握って捕まえてきましたよ。」
父  「おー そうか。
    そうしたら 泥を吐かせて捌いて 鯉濃(こいこく)にでもして食べるか。」


コメント (2)
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