つれづれなるファーム日記

おいしい野菜・果物を作りたくて日々奮闘中

回想法

2018-10-11 | 介護

特養で重症患者がでたらしく、2週間ほど面会禁止が続いていたが、昨日解除になって会いに行ってきた。前回の面会の時、話題に詰まって戦争の話を振ったら、思った以上の反応があって、家に帰って、認知症の人と対話するには・・・と調べたら、昔の写真はとても心を刺激するとあった。写真の整理も兼ねて探していたら、戦車兵として満州にいた時の記念のアルバムが出てきた。会って早速見せたら、「おお、兵隊さんじゃが。戦車もおるが。懐かしいのう・・・。あの頃はどつかれてばっかりじゃった。えらい目にあったわ・・・」記憶が蘇った。「この戦車は1型じゃ」と言うので、「自衛隊に行ったら今でも戦車はあるよ」と言ったら、「あれは型が違う」とすぐに返ってきた。上官の写真を指差して「これおじいちゃんじゃないの?」と冗談をいうと「違う。それは偉もんさんじゃ」という。認識も確か。70年以上も前の話。人の記憶は凄い。不思議。

20分程話だったが、何度もアルバムを見ては、「懐かしい、懐かしい・・・」と。頭を使ったせいか、「あ〜あエライ・・・」と椅子にもたれた。長いことは無理なようだ。それでも満足そうで何より。

 

 

 

 Pour les personnes atteintes de démence, la méthode de la réminiscence semble très bonne. Parler des jeunes jours de travail du patient et montrer ses jeunes photographies facilitera son esprit.