
昨日は、フランス語の先生の奥様(日本人)が主催する「尻流 複写ニ(シリル コピーニ)さんというフランス人落語パフォーマーの口演会に行ってきました。
尻流複写ニさんは1973年生まれ。南仏ニース出身。高校時代から日本語の勉強を始めて、1997年9月に来日し、九州日仏学館に勤務。その後2010年に大阪の落語家・林家染との出会いを切っ掛けに本格的に落語を始めたとのこと。
日本滞在20年を越すシリルさんの日本語は、九州弁、大阪弁、標準語を巧に使い分けて完璧。「寿限無」「手水回し」「ちりとてちん」の3題を巧みな日本語と時にフランス語を交えて話してくれました。
洒落の利いた言葉遊び、扇子と手拭いと上半身の動きと顔の表情で表す所作。落語って余り聞く機会がなかったけれど、こうして生で味わうと実に面白いんですね。フランス人に日本の伝統芸能の魅力を教えてもらったような気がします。

そもそも「尻流 複写ニ(シリル コピーニ)」という名前の付け方も、ふざけた・・・というか、洒落そのものですよね。

口演の後はワインとおつまみで懇親会。軽い感じの懇親会のやり方、ワインやおつまみの用意の仕方など、さり気なく程よくてお洒落。参考になりました。
口演会も懇親会も、普段なかなか味わえない面白く、とても楽しい体験でした。(三女)
