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ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

ドヴォルザーク博物館、新国立博物館

2015-06-28 16:36:33 | 日常
           

6月27日。まずはホテル最寄駅隣のイーペーパヴロヴァ駅にあるドヴォルザーク博物館へ。小さく清潔感のある庭園の中に建つバロック様式の美しい建物です。

  

中に入ると受付のマダムが受付をしながらドヴォルザークの「交響曲第9番 新世界より」のCDを流してくれました。曲を聞きながら室内展示を見学。一階には直筆の楽譜やピアノやヴィオラなどが展示されています。二階はこじんまりしたコンサートホールになっていて、上がっていくとスタンバイしていた別のマダムが、今度は何かピアノ協奏曲を流してくれました。せっかっくなので椅子に腰掛けて1人静かに音楽鑑賞。なんとも優雅なひと時です。コンサートホールの隣には小さなオーディオ・スペースがあって、いくつかの曲から好きなものを選んでイヤホーンで聞くこともできるようになっています。

  

次はムゼウム駅に移動。駅から北に向かって国立博物館、新国立博物館、国立オペラ劇場が並んでいます。

        

国立博物館は現在改装工事中で展示物の一部が新国立博物館に移されているというので、そちらに入館してみました。が、一階は「死」をテーマにした展示。「死」の意味を生物学的、社会学的、歴史学的、宗教学的に考察する壮大な試みですが、臨終の様子や骸骨や殺人や自殺やギロチンなどの生々しい展示に辟易してしまいました。

二階はチェコにおける宗教改革の先駆者ヤン・フスの特別展示室になっていました。ガイドブックによるとフスは敬虔なキリスト教徒でカトリック教会の堕落を厳しく批判したために1415年に火あぶりの刑に処せられ、それをきっかけにチェコではフスの信奉者とカトリック教会との間にフス戦争が起きたそうです。館内にはフスの火刑の様子が沢山展示され、少々ゲンナリしましたが、それはともかく、今ヤン・フス像はチェコ人の誇りとして、旧市街の一角に堂々とした姿を見せています。

3階から4・5階は、生物の展示場となっていて、化石から動物や虫や鳥や魚たちの剥製などが延々と続き、家族連れなどが楽しそうに見ていましたが、こちらも又、私の苦手な世界なので、どどっと疲れてしまいました。

  

博物館見学を終えたところで、プラハ本駅に行ってみました。構内はアールヌーヴォー様式の装飾が美しい空間が広がります。下の階に下りると、そこは大勢の人が行き交う賑やかな駅中そのもの。私はそこから地下鉄に乗ってムゼウム駅に戻り、ヴォーツラフ広場で少々休憩して、ホテルに戻りました。

           

夜は夫達の懇親会にちょっと参加してワインとサンドイッチなどをいただいた後、いつもの仲間たちとホテル最寄のカフェで夕食。皆さんはバッチリ食事をしていましたが、私はカマンベールのマリネと黒パンを肴にワインを楽しむことにしました。これがバッチリ!おいしくて私のコンディションにピッタリあって、ようやく昼間の疲れから回復できました。(三女)