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ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

東北旅行(2)美術そして美観

2013-04-19 06:51:12 | 日常
               

4月16日。前夜から良く眠ったせいか二人とも朝5時前に目がさめ、日の出を待っことにしましたが、上空は雲一つないのに東の水平線上に横たわる雲が・・・。5時過ぎた頃からその雲の周りの空が薄いピンクに変わり始めました。その頃から窓を開けて写真を撮り始めましたが四女は良いアングルを求めて外の足湯の場所へ。雲があったぶん日の出は予定より遅れましたが、素晴らしい朝日を見ることが出来ました。

               

今朝は6時から貸し切り露天風呂を予約していたので早速入りにいき、目の前が大きく開けていて、素晴らしい海と島々の景観を見ながら心地よい風をうけ、温かい温泉でのんびりお喋りという贅沢な時間を過ごしました。

             

美味しい朝食の後は9時前に宿を後にして、本日の第一の目的地仙台に行くため徒歩15分の東北本線の松島駅から電車に乗りました。仙台駅からの欅並木通りは古い樹の植え替えや地下鉄工事等で雑然としていましたが、そこを抜けしばらく走り仙台城址の近くになると静かで落ち着いた雰囲気の通りになり、やがてこの旅行のきっかけになった「若冲が来てくれましたプライスコレクション」が開催されている仙台市博物館につきました。

会場に入ってすぐ長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」が展示されています。これは数日前 新聞に解説が出ていたのでそれを想像しながら実感できて楽しめました。若冲の作品はなんとなく色彩の見事な鳥が思い浮かびますが、墨絵の素晴らしい屏風絵がありました。

そして最後の展示が今回の最大の作品、大きな面を小さなタイルのような四角でくぎり1つ1つに色を載せて描いた大きな象をはじめ地球上のあらゆる動物、鳥を集めたのではないかと思う位の明るく楽しく迫力のある絵でした。めったに見る事の出来ない数々の絵を見て仙台まで来て良かったなと思いました。

美術鑑賞後は博物館の前の坂道の上に綺麗な満開の桜並木が見えたので見に行きました。そこは仙台城址公園でした。桜は見事でしたが、ここにも石垣が大きく崩れ修復作業中という2年前の大震災の爪跡がありました。

               

美術鑑賞の次は福島県に移動。以前から行きたかった「花見山公園」へ。福島駅構内には花見山公園への行き方案内所があり、シャトルバスの停留所には暖かい良い天気に誘われたのか、朝のNHKのテレビを見て誘われたのか、次々と人が並んできます。バスで15分、花見山公園に着くと長い観光客の列が山に向かって続いていました。

この辺りは色々な種類の花を切り花として出荷するために育てている家が多く、それぞれの山の斜面に花の木が植えられ、この季節それが一斉に咲き山全体が色とりどりに染まります。今は 桜、桃、レンギョ、ぼけ、白木蓮と色のコントラストがはっきりしていて綺麗でした。

               

花見山公園の散策コースは3つに分かれていましたが、私達は勿論一番長い山の頂上まで行くコースを歩きました。登りも降りも結構な坂道で、疲れた足には酷な立ちっぱなしの帰りのバス。福島駅に戻り、駅前広場の石の椅子に座って食べた「薄皮饅頭」の美味しかったこと。福島駅でお土産を少し買い新幹線で帰途につきました。

今回も私の旅のレポートの締めのセリフが言えそうです。「今回もお天気に恵まれ、美味しい物を食べ貴重な美術を鑑賞し、美しい景色を見 大満足でした!」(次女)