もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)

年間100本の劇場鑑賞、音声ガイドもやってました。そんな話題をきままに書きます。ネタバレもありますのでご注意を。

スキージャンプ・ペア -2006トリノへの道- 猪木さん登場で最高の盛り上がり

2006-02-25 06:18:22 | その他(邦画)
タイトル:スキージャンプペア
ジャンル:ドキュメンタリー仕立てのナンセンスフィクション/2005年/124分
映画館:シネリーブル梅田(180席)
鑑賞日時:2006年2月5日(日),11:10~ 25人
私の満足度:75%(猪木ファンなら満足することでしょう) 
オススメ度:60%(ただし、冗談の通じる人に限る)

スキージャンプペア(CG)はDVD売上40万枚という大ヒット作品とは知らず
ただただアントニオ猪木さんがでるなら「迷わず行けよ」というわけで行って
参りました。タイトルどおり、ひと組のスキー板に二人が乗ってジャンプする
スキージャンプペアという競技がトリノオリンピッグ(ピックじゃなくって
ピッグ)の正式競技になるまでの血と涙の物語?!だそうで、なんとなく
嘘っぽいなあと思いつつ面白い競技があるものだとの興味もありました。

予告編でみるかぎり、猪木さんの出番は2回。

<予告編:猪木さん登場場面>
(1回目)昇降機でせりあがり、特設ステージに登場し猪木さんのアップ。
「元気があれば二人で飛べる」「ダーッ」といつもどおりのおたけび。
(2回目)ジャンプした二人(CG)が着地したあと減速しながらゆっくりと
平地を滑走してゆくと、なんとCG猪木さんが「元気ですかっ」といきなりの
張り手。柵のところまで吹っ飛ぶ二人。実写猪木さんのアップ。
実況「おーっと、これは?」
解説「闘魂注入です。」
実況「闘魂注入!!」
真剣な猪木さんの表情。

うーん、なんとも一体どんな役なんだろう?

<本編感想:猪木さん登場シーンのネタバレあり>
なんともうまく、リーゾナブルな猪木さんの起用であることか。
猪木さんに登場してほしいがために、作った登場シーンとのことだが
物語の筋にうまく沿っており、猪木ファンとしては十分満足できる
仕上がりだと思います。ありがとーっ。

登場のお膳立てとして、ストーリーを追いますと、このスキージャンプペア
がなかなか正式競技と認められず、そこでの打ち手が「ミレニアム108」
これを聞いたとき、猪木ファンとしては、いよいよ来たかという感じですね。
昔、大阪ドームで行われた「猪木祭り」で、大晦日のカウントダウンとともに
猪木さんが列を作った108人にリング中央で順番に闘魂注入ビンタをしてゆく
という企画を思い出しました。(確か「時代の先を読む」とかいう理由で、
24時をまたずに始まったような、列の中にはバス・ルッテンとか格闘家、
藤波などプロレスラー、自殺したDSE森下社長もいてそれなりに盛上った
のですが、次々とビンタをして5分ぐらいであっさり終わった気がします。)

話はもどって映画の「ミレニアム108」。この企画は、スキージャンプペアを
正式競技にするためには108回飛んで半分以上K点越えという条件を与えられ
当時の技術ではとても達成できそうになかったので、猪木さんに着地点に立って
闘魂注入してもらおうというものでした。なんとも、すばらしい企画では
ありませんか。猪木さんは、K点越えできたなかった選手にも、K点越えした
選手にも「闘魂注入」との名目でビンタを続けたのでありました。なかには、
手前で止まってあとずさりして去ってゆこうという選手もいたのですが、
猪木さんは、2,3歩助走して延髄蹴りを見舞うというシーンもありおもわず
ニッコリでした。

おそらく監督or総監督は、よっぽどプロレスが好きなんでしょう。思えば
スキージャンプペアへのトレーニングシーン。円盤の両側にでた軸を両手で
持って、円盤を床に転がすように前後させる運動をしていましたが、
その円盤は、昔「藤波スペシャル」として新日本プロレスが売ってたものでは
ないでしょうか?高校生の頃、買おうかとおもったけれど5000円ぐらいしたし
続きそうにないのでやめた覚えがあります。また、その隣の人は、バーベルを
持ちあげていたのですが、その人が着ていた、バネがたくさんついた服は、
漫画「巨人の星」にでてきた大リーグボール養成ギブスを意識したものと
思われます。

まあそういう細かいところの見所というか、ギャグはおそらく満載されて
いたことでしょう。エンドロールでキャストの最後を飾った猪木さん以外にも
ワンシーンながら、ガッツ石松、オリンピックの船木和喜、荻原次晴、八木弘和
といったビッグネームもでてきます。冗談で見に行くのもいい作品かと思います。


追伸(ネタバレ?)
この手の映画で私はいつもだまされてしまいます。ギャグとわかっていながら
正式競技かどうかはともかく、スキージャンプペアを本当に追求した人はいたの
だろうぐらい思ってました。以前書いた「ノロイ」のときも、多くは嘘と分って
いても、ある程度はホントもまじってるんだとうと思ってみてました。でも、
今回は、映画のチラシと予告編の段階でうまく乗せられたという感じで、
映画をみれば、こりゃ全部うそやとすぐわかる展開なので、好感を持ちました。
だまされやすい、もっきぃより。



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4 コメント

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TBありがとうございました (ミチ)
2006-02-25 15:10:16
こんにちは♪

この映画といい、「シムソンズ」といい、もうちょっとオリンピックと連動して宣伝・公開すればいいのにな~と思いました。

ま、この映画はお遊びですが、もしかして本当にトリノオリンピックにこの競技があるのかも?って騙される人もいるかな??
ミチさんへ (もっきぃ)
2006-02-26 00:19:03
騙されやすいもっきぃでも、本当にトリノオリンピックでこの競技があるとは思いませんでした。でも、同時開催で、どこかのジャンプ場で、実際に2人で飛ぶイベントぐらいはあるのかなあなんて思いました。

もっとも実際に映画を見始めてパピコがでてきたときにはぶっ飛びましたが。
TBありがとうございます。 (Ageha)
2006-02-26 14:20:51
こちらではまだ上映されてる映画館があるのに

(大阪)

3月17日にはもうDVDになるそうですね。



ま、まあネタがネタですから

トリノの熱が冷めないうちに出したほうが・・って

ことなんでしょうけど。



本物のオリンピックがイマイチ盛り上がらなかっただけに

(荒川静香さんは帰ってきてから大変でしょうけど)

笑ってくださいってとこでしょうか。
Agehaさんへ (もっきぃ)
2006-02-28 23:18:34
もうDVDですか、早いですねえ。

まるで、映画とペアであるかのような?



でも、確かにオリンピックのときに

だすほうがいいのかも?



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