
タイトル:釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪/松竹
ジャンル:エンターテイメント/2005年/115分
映画館:MOVIX京都4(195席)
鑑賞日時:2005年9月10日(土),16:10~ 35人
私の満足度:80%
オススメ度:65%
尾崎紀世彦(キヨ)ファン
ご存知「釣りバカ」と言いたいところですが、通算千本ぐらい映画を
みている私ですが、このシリーズは初めて。釣に興味はないし、年配向け
とのイメージが強く、ぴあの出口調査でも90%以上は40才以上のよう
なので、まあ縁がないシリーズだと思っていました。※唯一、森崎東監督の
スペシャル版(94年)は別。いつか見たいです。
ところが今回は「尾崎紀世彦19年ぶりの映画出演」と聞いて、
これは行かねば!!実は私、尾崎紀世彦さんの大ファンで、学生時代に
ファンクラブに入ろうとしたり(丁度解散したところで入れず)、京都会館の
コンサートへも行きました。生まれて初めて自分で買ったLPレコードが
「尾崎紀世彦オリジナルゴールデンヒット」というベストもので、
デビュー曲「別れの夜明け」大ヒット「また逢う日まで」「さよならをもう一度」
ラストは「かがやける愛の日に」まで、A面B面あわせて20曲。カセットに
コピーして擦り切れるまで聞きました。
でも、役者としては???私の記憶では何度か映画やテレビドラマに
でてると思いますが「HOUSE」(池上季実子主演)では、
「そんなバカナ、バカナ、バナナ」とか言いながらバナナになってしまう
コミカルな役どころ。テレビドラマ「悪魔のようなあいつ」(沢田研二が
時効間近の三億円事件の犯人を演じる)では、その現金を狙っている役で
酔っ払ってマージャンやってたシーンが印象に残っています。いずれも、
そんなに重要な役ではなかった気がするので、まあ今回もそうかなと
思っていきました。
尾崎紀世彦の役どころ
「釣りバカ」ときくと、楽しくほのぼのと浜ちゃんのハチャメチャぶりとの
エンターテイメントとのイメージをもっていましたが、まあそこはそのとおりで、
監督が「伝統の味」というのもうなずけました。意外だったのは、西田敏行と
三國連太郎の直接のカラミが少ないこと。ふたりが釣りしながらの会話が満載なのか
と思ったらそんなシーンは全くありませんでした。さらに、愛妻が浅田美代子。
なんとなく納得いかないなあと思いましたが、調べてみると1956生まれ。
ヒェーびっくり。40歳ぐらいかと思ってました。横道?にそれましたが、
釣りバカの本道と平行してこの映画で描かれていたのは、父と娘の物語。
お母さんがでていって20年、年頃の一人娘とちょっとへそまがりの父。娘は、
絵に描いたようなすらりとした美人、伊東美咲。そしてこの父親こそ、尾崎紀世彦
でありました。まあ、つまり裏ストーリーの主演男優といっても言い過ぎでない
重要な役です。元ロカビリー歌手、そして今テリーズ・バーのマスター
テリー河口(輝男)を演じているのです。ファンとしては、出番の多さも、
役柄も歌のシーンも盛りだくさんで大満足。それにこの映画、年配向けの映画
ということもあるかとは思いますが、役柄の上としても往年のスターに対する
リスペクトのようなものが感じられたのが心地よかったです。例えば、
登場のシーンではシルエットからはいってなかなか顔を見せないとか、
バーのピアノの楽譜たてに、今回のためにつくったであろう昔風の
レコードジャケットがあったりとか。さらに、ここは海外かと思わせる
テリーズ・バーの店全体のなんとなくあたたかい雰囲気。
キヨが笑顔で歌うシーンは、音楽の楽しさをプレゼントしてもらったような
そんな気分になりました。
尾崎紀世彦の登場シーン
イケメンの恋人、達也(金子昇)に結婚を告白された、美鈴(伊東美咲)。
自宅であるテリーズ・バーにもどってきてドアをしめて、おもわず息をすーぅ
とはき、幸福の表情。そのとき、ゆっくりと階段をおりてくる男。
「なにかつくってくれんけ」 二人だけのバーの店内。
レコードをかけて、そばのテーブルに腰掛け、タバコを加える。腰から上の
ショット。
(くらいながらも、ここではっきりとキヨを確認。)
美鈴「今日、第二西海橋の連結式があったのしってた?」
キヨ「10分、20分はよつくようになって、誰が幸せになっとうか。くだらん。」
尾崎紀世彦のその他全登場シーン・ネタバレ。役柄上は、テリー河口(輝男)
ですが、すべてキヨと書かせてもらいます。
(うろおぼえ、特に佐世保弁はいいかげんです。修正内容募集中)
その2
夜、テリーズ・バー。カントリー・ウェスタン風の内装といっていいのだろうか?
ピアノにコントラバスに、ドラム。黒人白人混成のグループが演奏。お客も多国籍で
おお賑わい。マスターのキヨは、いそがしそうにハンバーガーを作っている。
カウンターには、娘の美鈴、手伝いの澄子もいる、3人ともカーボーイ・ハット。
浜ちゃんと後輩の達也がカウンターに座っている。
達也『あそこで、難しい顔しているのが(美鈴の)お父さん』
浜ちゃんの釣り仲間になったボブ(ボビーオロゴン)もやってくる。
キヨが、3人の前でコップを洗っていると、はまちゃんがその顔をみて、
『間違ってるかもしれませんが、テリー河口さんじゃないですか?
学生の頃、大ファンでした。グレーティストシンガーインジャパン』
とボブに紹介。ほどなく、店内からも「テリー、テリー」のコール。
バンドの外人も手招きして、キヨは渋い顔をしたまま、コップを拭く手をとめて
演奏しているところへ行きギターを渡しうけてマイクの前にたつ。
♪You say tomorrow you're going
♪It's so hard for me to believe
(あなたは行ってしまうけれど、私もプランをたててがんばるわ
という歌。キヨの声量ある美声が響く)美鈴も、入ってデュエット。
ここで、キヨの笑顔。(「Making Plan」下のリンクに歌詞あり)
http://www.dollyon-line.com/archives/lyrics/makeplan.shtml
つづいて、
♪SASEBO my town 小さな町
♪ふるさとの港町
(この映画のために作られた「My Lovely Town」)
浜チャンもはいってきてのデュエット。(個々に歌っていると声の大きさもかわ
らないように
聞こえるのに、二人でうたうとキヨの声だけ聞こえる感じ。)
その3
昼、テリーズ・バー
従業員の澄子(岡本麗)から、娘の結婚にも影響すると再婚を勧められるが、
『年頃になりゃ男と女はくっつくけん。大騒ぎすることはなか』と相手にしない
キヨ。
キター片手に一人で歌う。
※この頃、美鈴は、いつ東京への異動が迫る達也から東京行きの航空券を渡され
たり、
と猛アタックを受けるが、キヨを理由に『すぐには無理よ』と断る。キヨのことを
『お店と歌うこと以外なんにもできない人』と。
また、達也は浜ちゃんから、結婚の話を妻のお父さんに話にいったときのことを
聞く。
こわくてこわくて、話した後もすぐに反応がなく『なにーっ』と、身を乗り出し
てきたけど、
結局なにもなかったという場面を身振りで再現。
その4
再び夜のテリーズ・バー。いつものように盛り上がる店内。カウンターから
ジョッキを出すキヨ。達也がカウンターに座り、美鈴がオーダをとろうとするが
達也は『いらない』と気まずい雰囲気。
一方、浜ちゃんやボブと、つりの話で大盛り上がり。
達也、グラスのウィスキー(たぶん浜ちゃんが飲んでいたもの)を一気に飲み込
んで、
立ち上がり、一歩一歩と、カウンターの端で客と話しているキヨのところへ。
気配を感じて振り返るキヨ、真剣なまなざし。
達也『美鈴さんと結婚させてください。ぼくは美鈴さんを必ず幸せにします。』
キヨ『もういっぺんゆうてみい』と身を乗り出す。
達也『ぼくは美鈴さんを必ず幸せにします。』
キヨの右目したがぴくつく。
キヨ『おまえが美鈴を幸せにしてくれるゆうとか』
少しの間から、キヨ、カウンター越しに右ストレート。倒れる達也。めがねが飛ぶ。
客『あんまりじゃなか』
美鈴が飛んでくる『達也さんが気持ちぶつけてくれただけじゃない。お父さん卑
怯よ。』
美鈴店をでてゆく、立ち上がって追う達也。アメリカ海軍の港町。
騒然とする店内、カウンター越しに客がキヨにつめよる。
浜ちゃん『なぐることねえだろう』
キヨ『シャラップ。This is not business. It's family matter. 出て行って
くれ。』
キヨ、カウンター後ろの棚からボトルを惜しげもなく、カウンターに次々と置く。
客は、そのボトルを手にすると喜んで店をあとにする。
その5
昼、テリーズ・バー。キヨ、カウンターに一人すわりたばこ。
澄子『マスター、マスター(軍艦も行ってしもたし?)今日は店やめようか』
美鈴が帰ってくる
美鈴 (きつい口調)『わたしもうきめたけん。達也さんと結婚する。店をで
る。よかよね。』
美鈴階段をあがってゆく。
澄子『なんかゆうてやんな』
キヨ、店をでてゆく。
その6
結婚式の昼、テリーズ・バー。カウンターにキヨと澄子。
澄子『ほんとにいかんの』
澄子立ち上がる。
澄子『貸衣装(テーブルにおいてある)。うちがたてかえとるけんね。』
出てゆく。
ふたたび、ドアの音。
キヨ『しつこい』と振り向くと、そこには浜ちゃん。
近寄ってきて、指笛を吹こうとするがならず。
浜ちゃん『指笛ふいていただけますか?』
キヨ『??』となりながらも『ピュー』ときれいな指笛。
迷彩色服をきた屈強な、男性4人が店にはいってきてキヨを担ぎ上げる。
あわてるキヨ。(このあたりチョットコミカルな演技)
店の前にとめてあった四輪駆動車?に、後ろからキヨを突っ込む。
『あやしいもんじゃありませんから。ご心配なく』と通りすがりの人に
声をかけて発進。
その7
結婚式会場前
大きな外車が止まり、なかからウェデイングドレスの美鈴がでてくる。
見守る人(30人ぐらい)からため息がもれる。玄関からみている達也。
白のタキシード。後方に、キヨを拉致した車が急停車。キヨがほっぽりだされる。
上はモーニング。ネクタイはぐしぐしゃ。下はジーンズのまま。
キヨ、車のドアを蹴るがしまったまま。振り返ると、花嫁姿の美鈴。
美鈴も振り返り『お父さん』と、父のほうへと歩みよる。
キヨのなさけないような表情、しかし、襟をただして気を引き締め、
前にあゆみでて左手を腰にとる。そのひじに手を添える美鈴。
ゆっくりと歩きだす父と娘。歓声。くるまのまわりで、アメリカ兵も盛り上がる。
頼もしげにみている浜ちゃん。(運転席の米兵が、目をぬぐっているのがおかし
い。)
式場玄関へはいってゆく、二人の後ろ姿。
西田敏行さんのHPより、キヨの大きい写真
http://www.nishidatoshiyuki.com/news/sab/turi16_3_1/04.html
というわけで、めでたしめでたし、最後はホロリとさせられました。
注)映画はまだつづきます。
関連記事など
パンフレットにも堂々2ページで、カラー4枚のスチール写真とインタビューが
載っています。
『歌屋のオレが「釣りバカ」出演!? びっくりしたけど楽しかったなあ~』
※監督は、キヨさんの近くに住んでいて、駅でいつも見かけていたそうです。
レビュー 「釣りバカ 狂騒曲」
「芝居経験がないという尾崎が演じる輝男は、科目な男が実にサマになっている。
普段はもくもくと生きている輝男が、ギター片手にステージに立つ瞬間。
イキイキと輝きだす。」(娯楽映画研究 佐藤利明)
ZAKZAK(尾崎紀世彦インタビュー)
http://www.zakzak.co.jp/hitorigoto/20050903.html
出演者、脇役が豪華。はじめて見るので常連なのかどうかわかりませんが。。。
スーさん(三國連太郎)の妻 奈良岡朋子
スーさんの会社
運転手 笹野高史
幹部 加藤武、鶴田忍、小野武彦、中村梅雀
営業 谷啓 益岡徹、濱口優(よいこ)
職場の花OL 平山あや
長崎所長 綾田 俊樹
刑事 さだまさし
などなど
追記
パンフに、撮影協力「虎ノ門 パストラル」とありました。ここは、私が
4月まで勤めていた職場から徒歩1分ぐらいのところでお昼とか、会社の
イベントとかでも時々行ってました。ひょっとして結婚のシーンで
使われたのでしょうか?確かめたいところです。
・釣りバカ日誌16/浜崎は今日もダメだった♪@映画生活
ジャンル:エンターテイメント/2005年/115分
映画館:MOVIX京都4(195席)
鑑賞日時:2005年9月10日(土),16:10~ 35人
私の満足度:80%
オススメ度:65%
尾崎紀世彦(キヨ)ファン
ご存知「釣りバカ」と言いたいところですが、通算千本ぐらい映画を
みている私ですが、このシリーズは初めて。釣に興味はないし、年配向け
とのイメージが強く、ぴあの出口調査でも90%以上は40才以上のよう
なので、まあ縁がないシリーズだと思っていました。※唯一、森崎東監督の
スペシャル版(94年)は別。いつか見たいです。
ところが今回は「尾崎紀世彦19年ぶりの映画出演」と聞いて、
これは行かねば!!実は私、尾崎紀世彦さんの大ファンで、学生時代に
ファンクラブに入ろうとしたり(丁度解散したところで入れず)、京都会館の
コンサートへも行きました。生まれて初めて自分で買ったLPレコードが
「尾崎紀世彦オリジナルゴールデンヒット」というベストもので、
デビュー曲「別れの夜明け」大ヒット「また逢う日まで」「さよならをもう一度」
ラストは「かがやける愛の日に」まで、A面B面あわせて20曲。カセットに
コピーして擦り切れるまで聞きました。
でも、役者としては???私の記憶では何度か映画やテレビドラマに
でてると思いますが「HOUSE」(池上季実子主演)では、
「そんなバカナ、バカナ、バナナ」とか言いながらバナナになってしまう
コミカルな役どころ。テレビドラマ「悪魔のようなあいつ」(沢田研二が
時効間近の三億円事件の犯人を演じる)では、その現金を狙っている役で
酔っ払ってマージャンやってたシーンが印象に残っています。いずれも、
そんなに重要な役ではなかった気がするので、まあ今回もそうかなと
思っていきました。
尾崎紀世彦の役どころ
「釣りバカ」ときくと、楽しくほのぼのと浜ちゃんのハチャメチャぶりとの
エンターテイメントとのイメージをもっていましたが、まあそこはそのとおりで、
監督が「伝統の味」というのもうなずけました。意外だったのは、西田敏行と
三國連太郎の直接のカラミが少ないこと。ふたりが釣りしながらの会話が満載なのか
と思ったらそんなシーンは全くありませんでした。さらに、愛妻が浅田美代子。
なんとなく納得いかないなあと思いましたが、調べてみると1956生まれ。
ヒェーびっくり。40歳ぐらいかと思ってました。横道?にそれましたが、
釣りバカの本道と平行してこの映画で描かれていたのは、父と娘の物語。
お母さんがでていって20年、年頃の一人娘とちょっとへそまがりの父。娘は、
絵に描いたようなすらりとした美人、伊東美咲。そしてこの父親こそ、尾崎紀世彦
でありました。まあ、つまり裏ストーリーの主演男優といっても言い過ぎでない
重要な役です。元ロカビリー歌手、そして今テリーズ・バーのマスター
テリー河口(輝男)を演じているのです。ファンとしては、出番の多さも、
役柄も歌のシーンも盛りだくさんで大満足。それにこの映画、年配向けの映画
ということもあるかとは思いますが、役柄の上としても往年のスターに対する
リスペクトのようなものが感じられたのが心地よかったです。例えば、
登場のシーンではシルエットからはいってなかなか顔を見せないとか、
バーのピアノの楽譜たてに、今回のためにつくったであろう昔風の
レコードジャケットがあったりとか。さらに、ここは海外かと思わせる
テリーズ・バーの店全体のなんとなくあたたかい雰囲気。
キヨが笑顔で歌うシーンは、音楽の楽しさをプレゼントしてもらったような
そんな気分になりました。
尾崎紀世彦の登場シーン
イケメンの恋人、達也(金子昇)に結婚を告白された、美鈴(伊東美咲)。
自宅であるテリーズ・バーにもどってきてドアをしめて、おもわず息をすーぅ
とはき、幸福の表情。そのとき、ゆっくりと階段をおりてくる男。
「なにかつくってくれんけ」 二人だけのバーの店内。
レコードをかけて、そばのテーブルに腰掛け、タバコを加える。腰から上の
ショット。
(くらいながらも、ここではっきりとキヨを確認。)
美鈴「今日、第二西海橋の連結式があったのしってた?」
キヨ「10分、20分はよつくようになって、誰が幸せになっとうか。くだらん。」
尾崎紀世彦のその他全登場シーン・ネタバレ。役柄上は、テリー河口(輝男)
ですが、すべてキヨと書かせてもらいます。
(うろおぼえ、特に佐世保弁はいいかげんです。修正内容募集中)
その2
夜、テリーズ・バー。カントリー・ウェスタン風の内装といっていいのだろうか?
ピアノにコントラバスに、ドラム。黒人白人混成のグループが演奏。お客も多国籍で
おお賑わい。マスターのキヨは、いそがしそうにハンバーガーを作っている。
カウンターには、娘の美鈴、手伝いの澄子もいる、3人ともカーボーイ・ハット。
浜ちゃんと後輩の達也がカウンターに座っている。
達也『あそこで、難しい顔しているのが(美鈴の)お父さん』
浜ちゃんの釣り仲間になったボブ(ボビーオロゴン)もやってくる。
キヨが、3人の前でコップを洗っていると、はまちゃんがその顔をみて、
『間違ってるかもしれませんが、テリー河口さんじゃないですか?
学生の頃、大ファンでした。グレーティストシンガーインジャパン』
とボブに紹介。ほどなく、店内からも「テリー、テリー」のコール。
バンドの外人も手招きして、キヨは渋い顔をしたまま、コップを拭く手をとめて
演奏しているところへ行きギターを渡しうけてマイクの前にたつ。
♪You say tomorrow you're going
♪It's so hard for me to believe
(あなたは行ってしまうけれど、私もプランをたててがんばるわ
という歌。キヨの声量ある美声が響く)美鈴も、入ってデュエット。
ここで、キヨの笑顔。(「Making Plan」下のリンクに歌詞あり)
http://www.dollyon-line.com/archives/lyrics/makeplan.shtml
つづいて、
♪SASEBO my town 小さな町
♪ふるさとの港町
(この映画のために作られた「My Lovely Town」)
浜チャンもはいってきてのデュエット。(個々に歌っていると声の大きさもかわ
らないように
聞こえるのに、二人でうたうとキヨの声だけ聞こえる感じ。)
その3
昼、テリーズ・バー
従業員の澄子(岡本麗)から、娘の結婚にも影響すると再婚を勧められるが、
『年頃になりゃ男と女はくっつくけん。大騒ぎすることはなか』と相手にしない
キヨ。
キター片手に一人で歌う。
※この頃、美鈴は、いつ東京への異動が迫る達也から東京行きの航空券を渡され
たり、
と猛アタックを受けるが、キヨを理由に『すぐには無理よ』と断る。キヨのことを
『お店と歌うこと以外なんにもできない人』と。
また、達也は浜ちゃんから、結婚の話を妻のお父さんに話にいったときのことを
聞く。
こわくてこわくて、話した後もすぐに反応がなく『なにーっ』と、身を乗り出し
てきたけど、
結局なにもなかったという場面を身振りで再現。
その4
再び夜のテリーズ・バー。いつものように盛り上がる店内。カウンターから
ジョッキを出すキヨ。達也がカウンターに座り、美鈴がオーダをとろうとするが
達也は『いらない』と気まずい雰囲気。
一方、浜ちゃんやボブと、つりの話で大盛り上がり。
達也、グラスのウィスキー(たぶん浜ちゃんが飲んでいたもの)を一気に飲み込
んで、
立ち上がり、一歩一歩と、カウンターの端で客と話しているキヨのところへ。
気配を感じて振り返るキヨ、真剣なまなざし。
達也『美鈴さんと結婚させてください。ぼくは美鈴さんを必ず幸せにします。』
キヨ『もういっぺんゆうてみい』と身を乗り出す。
達也『ぼくは美鈴さんを必ず幸せにします。』
キヨの右目したがぴくつく。
キヨ『おまえが美鈴を幸せにしてくれるゆうとか』
少しの間から、キヨ、カウンター越しに右ストレート。倒れる達也。めがねが飛ぶ。
客『あんまりじゃなか』
美鈴が飛んでくる『達也さんが気持ちぶつけてくれただけじゃない。お父さん卑
怯よ。』
美鈴店をでてゆく、立ち上がって追う達也。アメリカ海軍の港町。
騒然とする店内、カウンター越しに客がキヨにつめよる。
浜ちゃん『なぐることねえだろう』
キヨ『シャラップ。This is not business. It's family matter. 出て行って
くれ。』
キヨ、カウンター後ろの棚からボトルを惜しげもなく、カウンターに次々と置く。
客は、そのボトルを手にすると喜んで店をあとにする。
その5
昼、テリーズ・バー。キヨ、カウンターに一人すわりたばこ。
澄子『マスター、マスター(軍艦も行ってしもたし?)今日は店やめようか』
美鈴が帰ってくる
美鈴 (きつい口調)『わたしもうきめたけん。達也さんと結婚する。店をで
る。よかよね。』
美鈴階段をあがってゆく。
澄子『なんかゆうてやんな』
キヨ、店をでてゆく。
その6
結婚式の昼、テリーズ・バー。カウンターにキヨと澄子。
澄子『ほんとにいかんの』
澄子立ち上がる。
澄子『貸衣装(テーブルにおいてある)。うちがたてかえとるけんね。』
出てゆく。
ふたたび、ドアの音。
キヨ『しつこい』と振り向くと、そこには浜ちゃん。
近寄ってきて、指笛を吹こうとするがならず。
浜ちゃん『指笛ふいていただけますか?』
キヨ『??』となりながらも『ピュー』ときれいな指笛。
迷彩色服をきた屈強な、男性4人が店にはいってきてキヨを担ぎ上げる。
あわてるキヨ。(このあたりチョットコミカルな演技)
店の前にとめてあった四輪駆動車?に、後ろからキヨを突っ込む。
『あやしいもんじゃありませんから。ご心配なく』と通りすがりの人に
声をかけて発進。
その7
結婚式会場前
大きな外車が止まり、なかからウェデイングドレスの美鈴がでてくる。
見守る人(30人ぐらい)からため息がもれる。玄関からみている達也。
白のタキシード。後方に、キヨを拉致した車が急停車。キヨがほっぽりだされる。
上はモーニング。ネクタイはぐしぐしゃ。下はジーンズのまま。
キヨ、車のドアを蹴るがしまったまま。振り返ると、花嫁姿の美鈴。
美鈴も振り返り『お父さん』と、父のほうへと歩みよる。
キヨのなさけないような表情、しかし、襟をただして気を引き締め、
前にあゆみでて左手を腰にとる。そのひじに手を添える美鈴。
ゆっくりと歩きだす父と娘。歓声。くるまのまわりで、アメリカ兵も盛り上がる。
頼もしげにみている浜ちゃん。(運転席の米兵が、目をぬぐっているのがおかし
い。)
式場玄関へはいってゆく、二人の後ろ姿。
西田敏行さんのHPより、キヨの大きい写真
http://www.nishidatoshiyuki.com/news/sab/turi16_3_1/04.html
というわけで、めでたしめでたし、最後はホロリとさせられました。
注)映画はまだつづきます。
関連記事など
パンフレットにも堂々2ページで、カラー4枚のスチール写真とインタビューが
載っています。
『歌屋のオレが「釣りバカ」出演!? びっくりしたけど楽しかったなあ~』
※監督は、キヨさんの近くに住んでいて、駅でいつも見かけていたそうです。
レビュー 「釣りバカ 狂騒曲」
「芝居経験がないという尾崎が演じる輝男は、科目な男が実にサマになっている。
普段はもくもくと生きている輝男が、ギター片手にステージに立つ瞬間。
イキイキと輝きだす。」(娯楽映画研究 佐藤利明)
ZAKZAK(尾崎紀世彦インタビュー)
http://www.zakzak.co.jp/hitorigoto/20050903.html
出演者、脇役が豪華。はじめて見るので常連なのかどうかわかりませんが。。。
スーさん(三國連太郎)の妻 奈良岡朋子
スーさんの会社
運転手 笹野高史
幹部 加藤武、鶴田忍、小野武彦、中村梅雀
営業 谷啓 益岡徹、濱口優(よいこ)
職場の花OL 平山あや
長崎所長 綾田 俊樹
刑事 さだまさし
などなど
追記
パンフに、撮影協力「虎ノ門 パストラル」とありました。ここは、私が
4月まで勤めていた職場から徒歩1分ぐらいのところでお昼とか、会社の
イベントとかでも時々行ってました。ひょっとして結婚のシーンで
使われたのでしょうか?確かめたいところです。
・釣りバカ日誌16/浜崎は今日もダメだった♪@映画生活
最初の嫁さん(石田えり)のときはそれほど面白い映画だとは思わなかったけど、浅田美代子が妙にはまってたのでビックリしました。
一番良かったと思うのは前作15。
小津安二郎へのオマージュがあり、いい雰囲気でした!
初めまして。キヨファンのkumikoと申します。
映画内容の詳細な描写に感激しました。
拙ブログで紹介させて頂きました。
キヨファンにとって最高の映画でしたね。
涙が出てしまいました。
拙ブログにも、是非是非遊びにいらして下さい。
お待ちしています。
(キヨトランプの記事もあります。)
15作がオススメですか。そういわれるとそれも見たいような。でも、私にとっては、これで尾崎紀世彦がでていなかったら、やはり千円でもきついなあという気がします。
KGRさんへ
確かに千円になるとかなり違いますよね。
いまでも、前売りとかオークションとかで少しでも安くとおもいますが、当日千円なら当日券でいいかなあと。でも、釣りバカは年配のお客さんが多く、シニアとか夫婦50割引とかあるので可能なのかなあという気がします。
kumikoさんへ
「尾崎紀世彦ワールド研究所」のHP
http://blog.livedoor.jp/kumiko2004/
みせていただきました。キヨの世界ですねえ。
今回この映画で、あらためてキヨファンの感覚がもどってきた気がします。そして本当に、うまく起用され、うまくキヨが応えていたなあと
これを機会にますますキヨの歌が広がってほしいとおもいました。
今は東京在住なのですが、父が佐世保出身でこの釣りバカの歌のシーンばかり繰り返し繰り返し見ていてCDをプレゼントしたいのですが、一番最初のカントリー調の曲だけ題名などが分からなくって。
宜しくお願い致し升。
仮にもう一回みたとしてもわかるかどうか?映画のなかですから、いつも歌っている歌と違う可能性たかいですし。
DVDを見てられるのなら、最後のエンドロールに、曲名がでてないでしょうか?
最高にうれしいコメントありがとう。
長年、放置していたブログですが、また書いてみようかという気にさせてくれました。コメントに返信するのも何年ぶりでしょうか?
大好きなキヨとは言え、当時は、記憶力もいまよりよかったですし、この一瞬を書き留めたいという気持ちも強かったですね。それもこれも尾崎紀世彦さんのおかげです。無くなられて8年、いまでもキヨは大好きです。