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ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

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男のギター道でぇい

2012-11-08 04:42:26 | 男のギター道

   男のギター道

 

ボディー形状がカッタウェイではないノーマルのクラシックギターを使っておるのでというだけではないですが、12F以上のポジションで音を出す事があんまりないです。それゆえあまり気にしてなかったのですが13Fからだと3弦にビビリがくるようになりました。


このギター、自分でフレットを打ち替えたものですが、指板がネックに張り付いたままで13F以上のフレットを打ち込むのはコツと勇気が要ります。フレット打ち込みは神経使うとこですが、ハンマーで結構ガツンガツンいかないと上手く行きません。ましてや打ち替えとなれば元のより若干大きなサイズのフレットを使います。撃ち込みと書いてもいいくらいかも。下手すると表面板が割れてしまう事もあるとか。ボディー内の指板裏側から当て木して打ち込んだり、クランプで締め込んだりで何とか打ち込んだものの打ち込みが不十分だったのか、12F以前が磨耗して来たのか、ボトム側から見ると13Fから明らかに高くなってる。弦高がそこそこ高くセットされていた時はそれほど影響は無かったのですが現在ギリギリまでサドルを削り、低くセットしております。なかなかのビビりでございます。

この表面板に乗っかる部分の指板&フレットの盛り上がったギターは楽器屋さんでもよく見かけます。ボトム側からみると13Fからサウンドホールまでの部分が山になって見えるので、12Fあたりが凹み、指板全体が極端な順反りに見えるもんで結構あせります。あるいは秋から冬場の低温&乾燥での指板の収縮もあるのかもしれません。(てことは、店頭現物見でギターを買うなら冬場の低温&乾燥時期にネックや指板のコンディションのいいモノを。となるのかどうかはわかりませんが)



こうなれば道は一つでございます。
13Fからのフレット研磨のはじまりはじまりで約3時間。削って削って定規を当てて直線出してフレットヤスリで丸めての繰り返し。
何とか許容範囲に収まりました。
現在サドルを各弦独立にしてあるので各弦の弦高はバラバラに調整できます。ギリギリまで下げてあるので、ビビリがくればその弦だけのサドル調整or作製なもんで、通常の全弦一体型のものに比べりゃ楽になりましたですわ。
森山加代子 白い蝶のサンバ