言わずと知れたクロード・ルルーシュ監督の名作です。音楽はミッシェル・ルグランとフランシス・レイ。
もっとも有名な見せ場はやはりラストのジョルジュ・ドンによる「ボレロ」のバレエシーンでしょう。
登場人物たちの45年にわたる人生がさまざまな苦難、悲しみを経てこのシーンに凝縮されてます。
ほぼ映像と音楽と若干のナレーション、そしてセリフによる描写、説明がきわめて少ないにもかかわらず人物の心理、感情がきめ細やかに大胆に伝わってきます。
この映画にハマって繰り返しビデオで観ていた頃、演劇をやっておりまして何度か舞台にも立っておりました。
セリフのやり取りよりも、セリフのないシーン、動きや表情で感情を表すことが好きになり面白くなったのもこの映画の影響です。
特にユダヤ人のピアニスト役のロベール・オッセンさんの演技、目線、間のとりかたなど、見よう見まねでずいぶんパクらせてもらいました。
ビデオを見ながら「あ、それいただきます。」と。
役者さんたちの汲めども尽きぬ深い演技と表情とに支えられている映画ですが、さらに音楽です。まあーおフランスでございます。絢爛豪華でございます。
曲で語ってくれてます。といっても自分はフランス語なぞわかりません。メロディーがアレンジが楽器の響きがセリフ以上に語っています。
この映画のことになると未だに熱くなってしまうんですが、この映画。劇場公開された180分のものと
「完全版」としてビデオのみでリリースされた260分のものがあります。4時間20分はたしかに長いですが、より深く掘り下げられていて味わい深いものとなっております。
この「完全版」の二枚組サントラCDも存在しており、廃盤の現在やはり非常な高値でございます。(無理して買っといてよかった。)
ちなみに我が家ではなんとレーザーディスクプレイヤーが未だに現役で、先日オークションで「完全版」のLDを購入しました。DVDにて保存しようかとも思います。