十八史略を読む-71 戦国の七雄-7 秦 その1 概要
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から
秦は春秋の世、穆公(ぼくこう)のとき、国力を強め、また流浪中の晋の重耳を助けて晋に送り込み、君位につかせるなど、中原の諸侯に対し、隠然たる圧力を加えるに至った。
他国から「虎狼(ころう)の国」と恐れられるのは、戦国に入って、孝公のとき、商鞅(しょうおう)を用いて、大改革を行い、富強を築きあげてからである。
中国大陸の西方にあって、東の六強国が覇を争うのをにらみつつ、秦は着々と国力を強めていった。そしてついに前221年、始皇帝が天下を統一する。
「十八史略:徳間書店発行、丸山松幸、西野広祥編訳、1987年7月九刷」から
秦は春秋の世、穆公(ぼくこう)のとき、国力を強め、また流浪中の晋の重耳を助けて晋に送り込み、君位につかせるなど、中原の諸侯に対し、隠然たる圧力を加えるに至った。
他国から「虎狼(ころう)の国」と恐れられるのは、戦国に入って、孝公のとき、商鞅(しょうおう)を用いて、大改革を行い、富強を築きあげてからである。
中国大陸の西方にあって、東の六強国が覇を争うのをにらみつつ、秦は着々と国力を強めていった。そしてついに前221年、始皇帝が天下を統一する。