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パリ、テキサス

2005-11-14 16:58:06 | 映画 ドラマ
ブログ「半径26マイルのテキサスライフ」に「テキサスなのにタイ」という記事を見つけ、そう言えば「パリテキサス」という映画があったけと思い出し、ビデオで見てみました。

けだるそうな音楽、単純なギターの音が全編を通して流れる。荒涼たる砂漠の光景がこの映画のストーリーにぴったり。トラビスは失踪した妻がヒューストンにいることを突き止め、8歳になった息子のハンターと共に彼女を見つける。彼女が働いていたのはヒューストンの場末の“のぞき部屋”。マジックミラーになっており客は彼女を見ることができるが、彼女は彼の彼を見ることのできない仕組みだ。

トラビスは始め彼女が汚らわしいところで働いていることにショックを受けて、酒を浴びるほどに飲む。しかしトラビスはもう一度“のぞき部屋”で彼女に窓越しに会って、彼女への思いを涙を流しながら語り始める。彼女もやがて客がトラビスであることに気がついて、顔を見られないよう、彼に背を向けながら彼女の気持ちを語り始める。

トラビスはジェーンに8歳になった息子のハンターにホテルで会ってくれるように頼み、実現する。一方、トラビスはジェーンに会うことなく、心の傷を癒すために一人テキサスのパリに向かう。

この映画のクライマックスはなんといっても“のぞき部屋”でトラビスとジェーンがお互いの思いを打ち明ける所だろう。ちょっとした行き違いから、お互いに深く愛していながら、別離への道に導いてしまった過酷な運命をこの場で見ることができる。

単純なハッピーエンドで終わっていないだけに、理解するのがなかなか難しい映画である。

ちなみにタイトルとなっているパリ、テキサスは実在する場所で、トラビスとジェーンそしてハンターがかつて一緒に暮らした愛の巣であった。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000057HM2/250-2736380-5045807
半径26マイルのテキサスライフ
http://blogs.yahoo.co.jp/pinkshark05/10041790.html


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