中国のことわざ-56 背水の陣
一歩も退く事のできない絶体絶命の立場。失敗すれば再起はできないことを覚悟して全力を尽くして事に当たること。
川を背にして戦うことは、逃げ道を絶つことになり、兵は必死の覚悟で戦う。漢の韓信が兵力で上回る敵である趙を前にして選んだ戦術である。「背水の陣をしく」という言葉は、以来、この故事を元に生まれたもの。
もっとも、この考えは韓信の独創ではない。兵を死地、窮地に置けとは、『孫子』『呉子』の説くところであり、「背水の陣」については『尉繚子』にもふれている。
出典:「十八史略Ⅱ 権力の構図:徳間書店、市川宏、竹内良雄訳、1986年12月七刷」、広辞苑、
一歩も退く事のできない絶体絶命の立場。失敗すれば再起はできないことを覚悟して全力を尽くして事に当たること。
川を背にして戦うことは、逃げ道を絶つことになり、兵は必死の覚悟で戦う。漢の韓信が兵力で上回る敵である趙を前にして選んだ戦術である。「背水の陣をしく」という言葉は、以来、この故事を元に生まれたもの。
もっとも、この考えは韓信の独創ではない。兵を死地、窮地に置けとは、『孫子』『呉子』の説くところであり、「背水の陣」については『尉繚子』にもふれている。
出典:「十八史略Ⅱ 権力の構図:徳間書店、市川宏、竹内良雄訳、1986年12月七刷」、広辞苑、