中国のことわざ-286 蛾眉(がび)
これも美人を形容するコトバです。なお、蛾眉は娥眉とも書きます。
蛾(が)の眉(まゆ)がなんで美人の表現なのなんて、それこそ柳眉を(りゅうび)を逆立てる女性もいるかも知れませんね。
蛾の太い眉であれば、気持ちが悪いですよね。
でも中国では蛾は蝶の意味であったようです。
蝶の眉を持った女性ならば納得です。
このコトバは、古くから使われているそうです。
「詩経」に次のような詩句があります。
「しん首蛾眉」
しん首はせみの額。蝉の額といえば、ミンミンゼミでもアブラゼミでも蝉の額は広く引き立っていますね。この「しん首蛾眉」もやはり美人の表現であったそうです。ただしん首の方は後世あまり流行らなかったそうですが、蛾眉は大いにもてはやされ、漢詩にもしばしば使われたそうです。
出典:田川純三著、中国名言・故事(歴史篇)、日本放送出版協会、1990年6月20日発行
これも美人を形容するコトバです。なお、蛾眉は娥眉とも書きます。
蛾(が)の眉(まゆ)がなんで美人の表現なのなんて、それこそ柳眉を(りゅうび)を逆立てる女性もいるかも知れませんね。
蛾の太い眉であれば、気持ちが悪いですよね。
でも中国では蛾は蝶の意味であったようです。
蝶の眉を持った女性ならば納得です。
このコトバは、古くから使われているそうです。
「詩経」に次のような詩句があります。
「しん首蛾眉」
しん首はせみの額。蝉の額といえば、ミンミンゼミでもアブラゼミでも蝉の額は広く引き立っていますね。この「しん首蛾眉」もやはり美人の表現であったそうです。ただしん首の方は後世あまり流行らなかったそうですが、蛾眉は大いにもてはやされ、漢詩にもしばしば使われたそうです。
出典:田川純三著、中国名言・故事(歴史篇)、日本放送出版協会、1990年6月20日発行